オオヤブツルアズキ
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オオヤブツルアズキ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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オオヤブツルアズキの花
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分類(APG IV) | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Vigna reflexopilosa Hayata | ||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
オオヤブツルアズキ | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Creole-bean |
オオヤブツルアズキ(大藪蔓小豆、学名:Vigna reflexopilosa)はマメ科ササゲ属のつる性多年生草本。別名:サカサハマササゲ[1]。
特徴
[編集]路傍や原野に生育。サトウキビ畑の側でよくみられる。
葉は三出複葉で互生し、小葉は菱形状卵形で長さ8–9 cm、幅5 cm。最も広い部分が真ん中より付け根寄りにある。先端は尖ることが多い。
花は黄色で総状花序に咲く。竜骨弁がねじれる。小包は萼より長い。
豆果は細長い棒状。種子のへそは楕円形[2]で凹み、縦溝がない。
分布と生育環境
[編集]奄美大島以南[3]の南西諸島、台湾。東南アジア、フィジー、ニューギニア島、オーストラリア[2]。
利用
[編集]飼料、緑肥[4]。シジミチョウなどの仲間の食草となっている[5]。鹿児島県準絶滅危惧種(NT)[6]。
脚注
[編集]- ^ (米倉 & 梶田 2003)
- ^ a b (立石 & 星川 1997)
- ^ (片野田 2019, p. 209)
- ^ (自然環境研究センター 2005)
- ^ (沖縄昆虫同好会 2008)
- ^ (琉球の植物研究グループ 2018)
参考文献
[編集]- 琉球の植物研究グループ「オオヤブツルアズキ」『「琉球の植物」データベース』、国立科学博物館、2018年 。2022年11月30日閲覧。
- 片野田逸朗『琉球弧・植物図鑑 from AMAMI』南方新社、2019年、209頁。ISBN 9784861244056。
- 米倉浩司; 梶田忠「オオヤブツルアズキ」『BG Plants 和名-学名インデックス(YList)』2003年 。
- 自然環境研究センター「オオヤブツルアズキ」『奄美群島生物資源Webデータベース』、自然環境研究センター、2005年 。2022年11月30日閲覧。
- 沖縄昆虫同好会『沖縄の蝶・食草図鑑114 オオヤブツルアズキ 』2008年。
- 立石庸一; 星川清親「オオヤブツルアズキ」『朝日百科 植物の世界』、朝日新聞社、4-282頁、1997年。
外部リンク
[編集]- オオヤブツルアズキ 西表島植物図鑑
- オオヤブツルアズキ(大藪蔓小豆) 野の花賛花 -自生の姿を追って-
- 実が一緒に付いた左右非対象の花 オオヤブツルアズキ 奄美自然観察記
- オオヤブツルアズキ(大薮蔓小豆) うちなー通信