エーヴ・フランシス
エーヴ・フランシス Ève Francis | |
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1909年4月 | |
生年月日 | 1886年8月24日 |
没年月日 | 1980年12月6日(94歳没) |
出生地 | ベルギー サン=ジョス=テン=ノード |
死没地 | フランス ヌイイ=シュル=セーヌ |
職業 | 女優、助監督 |
配偶者 | ルイ・デリュック |
エーヴ・フランシス(Ève Francis、1886年8月24日 - 1980年12月6日)は、フランスの女優、助監督である。ポール・クローデルの詩人としての彼のミューズであり外交官としての通訳、ついでルイ・デリュックの妻であり映画監督としての彼の女優として知られる。
略歴・人物
[編集]1886年8月24日、ベルギー・ブリュッセルのサン=ジョス=テン=ノードで生まれ、Eve Louise Francoisと名づけられる。
1914年、28歳のときにサイレント映画『金髪美人』に主演する。女流監督ジェルメーヌ・デュラックの作品など数本の映画に主演するうち、1918年1月18日、31歳で、4歳年下のルイ・デリュックと結婚。デリュックの映画のすべてに主演する。1924年3月22日、『洪水』の撮影中に罹患した肺炎が原因でデリュックが死去した。
1927年、ジェルメーヌ・デュラック監督の『Antoinette Sabrier』に主演し、デリュックの死後、3年ぶりにスクリーンに復帰する。さらにその6年後の1933年、47歳であったが、かつて主演した『エルドラドオ』(1921年)の監督マルセル・レルビエの助監督となった。1939年までの6年間で10本のレルビエ作品に助監督として参加した。翌1940年、54歳のとき、レルビエ監督のミシェル・シモン主演作『La Comédie du bonheur』で助演したが、それが最後のレルビエ作品への出演となった。
その後、28年のブランクを経て、82歳からテレビ映画に数本出演したあと、ピエール・グラニエ=ドフェール監督の『Adieu, poulet』(1975年)に出演している。89歳、これが女優としての遺作となった。1980年12月6日、パリ郊外のヌイイ=シュル=セーヌで死去。94歳没。
おもなフィルモグラフィ
[編集]- 金髪美人 1914年 主演
- 狂熱 Fièvre 1921年 主演 監督ルイ・デリュック
- エルドラドオ Eldorado 1921年 主演 監督マルセル・レルビエ
- 洪水 L'Inondation 1924年 主演 監督・脚本ルイ・デリュック ※デリュックの遺作
- Antoinette Sabrier 1927年 主演 監督ジェルメーヌ・デュラック
- L'Épervier 1933年 助監督 監督マルセル・レルビエ、脚本ジャン=ジョルジュ・オリオール、主演シャルル・ボワイエ ※初助監督作、ジャン・マレーデビュー作
- 禁男の家 Club de femmes 1935年 主演 監督ジャック・ドゥヴァル 出演ダニエル・ダリュー
- 戦ひの前夜 Veille d'armes 1935年 スクリプター 監督マルセル・レルビエ
- 栄光の道 La Route impériale 1935年 助監督 監督マルセル・レルビエ
- 海のつわもの La Porte du large 1935年 助監督 監督マルセル・レルビエ
- La Brigade sauvage 1939年 助監督 監督マルセル・レルビエ ※最後の助監督作
- La Comédie du bonheur 1940年 出演 監督マルセル・レルビエ ※最後のレルビエ作品
- Adieu, poulet 1975年 出演 監督ピエール・グラニエ=ドフェール ※女優としての遺作