エル・ロコ
『エル・ロコ』 | ||||
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ZZトップ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ハードロック、ブルースロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ワーナー・ブラザース・レコード | |||
プロデュース | ビル・ハム | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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ZZトップ アルバム 年表 | ||||
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『エル・ロコ』(El Loco)は、アメリカ合衆国のロック・バンド、ZZトップが1981年に発表した7作目のスタジオ・アルバム。
背景
[編集]ビリー・ギボンズが2013年に語ったところによると、当時バンドと親しかったリンデン・ハドソンという人物の勧めによって、レコードを際立たせるためにシンセサイザーを導入することにしたという[5]。ギボンズ自身は、オープニングからシンセサイザーが多用された「グルーヴィ・リトル・ヒッピー・パド」をお気に入りの曲の一つに挙げており[5]、また「テン・フット・ポール」ではモーグ・シンセサイザーによるベース・ラインが導入されている[6]。
反響・評価
[編集]アメリカのBillboard 200では17位に達し[1]、1981年10月にはRIAAによってゴールドディスクに認定された[7]。シングル「レイラ」はBillboard Hot 100で77位に達し、『ビルボード』のメインストリーム・ロック・チャートでは「チューブ・スネイク・ブギー」が4位、「真珠の首飾り」が28位に達した[1]。
スウェーデンのアルバム・チャートでは『テハス』(1976年)以来のトップ50入りを果たし、初登場26位となって6週連続でトップ50入りした[2]。また、バンドは本作で『ファンダンゴ!』(1975年)以来6年振りに全英アルバムチャート入りを果たし、最高88位を記録した[4]。
Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて「真珠の首飾り」を本作の最高傑作として挙げ、この曲について「明らかに『イリミネイター』のニュー・ウェイヴ的なブルースロックへ至る方向性を示している」と評している[8]。
収録曲
[編集]全曲ともビリー・ギボンズ、ダスティ・ヒル、フランク・ベアードの共作。
- チューブ・スネイク・ブギー "Tube Snake Boogie" – 3:05
- 君の家へ送りたい "I Wanna Drive You Home" – 4:48
- テン・フット・ポール "Ten Foot Pole" – 4:23
- レイラ "Leila" – 3:17
- ティーズ・ミー "Don't Tease Me" – 4:24
- イッツ・ソー・ハード "It's So Hard" – 5:11
- 真珠の首飾り "Pearl Necklace" – 4:07
- グルーヴィ・リトル・ヒッピー・パド "Groovy Little Hippie Pad" – 2:44
- ヘヴン、ヘル・オア・ヒューストン "Heaven, Hell or Houston" – 2:33
- ロックン・ロール・パーティ "Party on the Patio" – 2:50
参加ミュージシャン
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c ZZ Top - Awards : AllMusic
- ^ a b swedishcharts.com - ZZ Top - El Loco
- ^ charts.de - 2014年6月22日閲覧
- ^ a b ZZ Top | Artist | Official Charts - 「Albums」をクリックすれば表示される - 2015年2月22日閲覧
- ^ a b Billy Gibbons talks ZZ Top: The Complete Studio Albums (1970-1990) | El Loco (1981) | Musicradar - 2014年4月2日閲覧
- ^ ZZ Top: From A To ZZ - Page 2 | Guitar World - 2014年4月2日閲覧
- ^ RIAA公式サイト内SEARCHABLE DATABASE - 引用符付きの"EL LOCO"と入力して検索すれば表示される
- ^ El Loco - ZZ Top | AllMusic - Review by Stephen Thomas Erlewine