エルネスト・ルグヴェ岩礁
現地名: Ernest Legouve Reef | |
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1921年の地図。中央やや左上にエルネスト・ルグヴェ岩礁(Ernest Logouve Rock)が書かれている。 | |
地理 | |
場所 | 南太平洋 |
座標 | 南緯35度12分0秒 西経150度40分0秒 / 南緯35.20000度 西経150.66667度 |
行政 | |
追加情報 | |
実際には存在しない疑存島 |
エルネスト・ルグヴェ岩礁(エルネスト・ルグヴェがんしょう、英語: Ernest Logouve Reef, Ernest Logouve Rock)は、南太平洋、ニュージーランドとトゥアモトゥ諸島(フランス領)の間に存在したとされる島。疑存島のひとつ。
エルネスト・ルグヴェ岩礁が初めて報告されたのは1902年のことで、フランスの船・エルネスト=ルグヴェ号(フランス語: Ernest‑Legouvé)の船長(名前不詳)によって報告されている。この報告では、岩礁は長さ約100メートルで近傍に別の岩礁も確認されたとしている[1]。そして、この岩礁は『Paris Notice to Mariners』の164/1122/1902に記載され、1957年2月9日には国際水路局(国際水路機関の前身)によって、南緯35度12分0秒 西経150度40分0秒 / 南緯35.20000度 西経150.66667度に存在していると推測された。1982年と1983年になって周辺海域の探索が行われたものの、岩礁は発見されず、疑存島であると考えられるようになった。それにもかかわらず、2005年の『National Geographic Atlas of the World』において、エルネスト・ルグヴェ岩礁が記載されている[2]。
また、エルネスト・ルグヴェ岩礁の近傍には、ワチュセット礁 (英語: Wachusett Reef)、ジュピター礁 (英語: Jupiter Reef, Jupiter Breakers)、マリア・テレサ礁 (英語: Maria Theresa Reef)(タボル島 (フランス語: Île Tabor)、タボル礁 (フランス語: Récif Tabor)とも)といった存在しない島・礁が複数報告されていた。
脚注
[編集]- ^ United States Hydrographic Office (1916). Pacific Islands Pilot, v. 2. Washington, D.C.: Government Printing Office. p. 56 2011年9月26日閲覧。
- ^ National Geographic Atlas of the World, 8th edition (2005). Washington, D.C.: National Geographic, plate 93. ISBN 0-7922-7543-8