エミリー・バイノン
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エミリー・バイノン(Emily Beynon, 1969年 - )は、オランダのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席フルート奏者。日本とも縁があり、1992年の初来日以来、たびたび訪れ、NHK交響楽団との共演、霧島国際音楽祭のマスタークラスでの指導など日本のフルートファンにもなじみ深い。
経歴
[編集]1969年、ウェールズのスウォンジー生まれ。マーガレット・オゴノヴスキーに師事。王立音楽大学でフルートを学ぶ。ウィリアム・ベネットとアラン・マリオンの下で、ロンドンの王立音楽アカデミーでさらに研鑽する。
ロイヤル・コンセルトヘボウ管はもちろん、フィルハーモニア管弦楽団、BBC交響楽団、イギリス室内管弦楽団、ウィーン室内管弦楽団、NHK交響楽団、シュカンパ弦楽四重奏団、ナッシュ・アンサンブル等とも共演している。
グラインドボーン・ツーリング・オペラ、BBCウェールズ交響楽団、BBC交響楽団等のオーケストラで首席奏者を務めた。
1995年2月から、ジャック・ゾーンの後任として、オランダのアムステルダムに本拠を置く、名門ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席奏者となる。また、ハーグ王立音楽院で教鞭をとっている。
デンマーク王立管弦楽団、ルクセンブルク・フィルハーモニー管弦楽団の首席ハープ奏者を歴任したカトリーヌ・バイノンは、妹でたびたび共演し、CDも共作している。
ディスコグラフィ
[編集]- ジョン・マッケイブ:Of Time and the River; フルートコンチェルト BBC交響楽団(1999年)
- ラトランド・ボートン:Aylesbury Games(2000年)
- パストラール(2001年)
- ファンタジー -フランス・フルート作品集(2005年)
- モーツァルト:管楽器のための協奏曲集〜ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席奏者たち(2006年)
- Flute & Friends(2008年)
- フルート・ミステリー(カトリーヌ・バイノン(ハープ) / フィルハーモニア管弦楽団 / ウラディーミル・アシュケナージ(指揮)、2009年)