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エマー級哨戒艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エマー級哨戒艦
基本情報
種別 哨戒艦
運用者  アイルランド海軍
 ナイジェリア海軍
 Armed Forces of Malta
就役期間 アイルランドの旗1978年 - 2016年
同型艦 3隻
前級 ディアドラ
次級 エンヤ
要目
満載排水量 1,003トン
全長 65.20 m
垂線間長 58.50 m
最大幅 10.40 m
吃水 4.36 m
主機 SEMT ピルスティク6PA6 L280
ディーゼルエンジン×2基
推進器 スクリュープロペラ×1軸
出力 4,800馬力
最大速力 18.5ノット
航続距離 4,500海里 (18kt巡航時)
燃料 170トン
乗員 士官5名+下士官兵41名
兵装60口径40mm単装機銃×1基
90口径20mm単装機銃×2基
・7.62mm機銃×2挺
FCS レイダメック1500 光学式
レーダー ・ケルビン・ヒューズMk.VI 対水上捜索用
・ケルビン・ヒューズMk.IV 航法用
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エマー級哨戒艦英語: Emer-class patrol vessels)は、アイルランド海軍哨戒艦の艦級[1]

設計

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設計面では、先行する「ディアドラ」の発展型となっている。主たる改正点は、ブルワークのかわりに船首楼を設けて、凌波性を向上させている点である。また安定性向上のためフィンスタビライザーも装備している。主機関としてはSEMT ピルスティク6PA6 L280ディーゼルエンジン2基で1軸の推進器を駆動する方式とした。電源としては、パモウ・マーコン(Pamou Markon)社製の発電機3基を搭載している。なお、2・3番艦では出力225キロワット (302 hp)のバウスラスターを搭載、推進器をKaMeWa社製の新型スクリュープロペラに変更したほか、衛星測位システムや電子海図表示装置など航法設備も充実している[1]

40mm機銃は砲側操作・照準方式となっている。また1989年の改修で、20mm機銃は新型化された。なお当初はシムラッド社製SUサイドスキャン・ソナーを搭載していたが、2013年現在搭載していない[1]

同型艦一覧

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# 艦名 進水 就役 退役 その後
P21 エマー
Emer
1977年9月 1978年
1月16日
2013年
9月20日
ナイジェリア海軍「プロスペリティ」(A497)として再就役
P22 イーフォ
Aoife
1979年
4月12日
1979年
11月29日
2015年
6月26日
マルタ海軍にて「P62」として再就役
P23 アシュリン
Aisling
1979年
10月3日
1980年
5月21日
2016年
6月22日[2]
n/a

参考文献

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  1. ^ a b c Eric Wertheim (2013). The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World, 16th Edition. Naval Institute Press. pp. 317-318. ISBN 978-1591149545 
  2. ^ Minister praises LE Aisling's link with UHG Childrens' [sic] Ward at decommissioning ceremony”. Galway Bay FM (22 June 2016). 3 September 2016閲覧。

関連項目

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  • ウィキメディア・コモンズには、P21 エマーに関するカテゴリがあります。
  • ウィキメディア・コモンズには、P22 イーフォに関するカテゴリがあります。
  • ウィキメディア・コモンズには、P23 アシュリンに関するカテゴリがあります。