エブリー男爵
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エブリー男爵 Baron Ebury | |
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Arms of the Barons Ebury pre 1999
Arms: Azure, a Garb Or, a Mullet for difference. Crest: A Talbot statant Or. Supporters: On either side a Talbot reguardant Or, collared Azure, and charged on the shoulder with a Mullet Azure, for difference. | |
創設時期 | 1857年9月15日 |
創設者 | ヴィクトリア |
貴族 | 連合王国貴族 |
初代 | 初代男爵ロバート・グローヴナー |
現所有者 | 第8代ウィルトン伯爵フランシス・グローヴナー |
推定相続人 | グレイ・ド・ウィルトン子爵ジュリアン・グローヴナ |
相続資格 | 初代男爵の嫡出直系男子 |
現況 | 存続 |
モットー | 家柄ではなく美徳を (VIRTUS NON STEMMA) |
1999年以降、ウィルトン伯爵の従属爵位。 |
エブリー男爵(英:Baron Ebury)は、イギリスの貴族、男爵。連合王国貴族爵位。1999年以降、グローヴナー家の保持するウィルトン伯爵位の従属爵位となっている。
歴史
[編集]枢密顧問官や王室会計長官を歴任したホイッグ党の政治家ロバート・グローヴナー(1801–1893)は、1857年9月15日に連合王国貴族としてミドルセックス州エブリー・マナーのエブリー男爵(Baron Ebury, of Ebury Manor in the County of Middlesex)に叙された[1][2][3]。なお、初代男爵は初代ウェストミンスター侯爵リチャード・グローヴナーの三男にあたっており、長兄は父よりウェストミンスター侯爵位を、次兄は母方の祖父からウィルトン伯爵位を承継している[3]。
2代男爵ロバート(1834-1918)はウェストミンスター選挙区選出の庶民院議員を務めて、自由党の政治家として活動した[4]。
そのひ孫にあたる5代男爵ロバート(1914-1957)はネヴィル・チェンバレン内閣下で侍従たる議員を務めた[5]。
その子である6代男爵フランシス(1934-)は第7代ウィルトン伯爵シーモア・エジャートン(1921–1999)の死去に伴って、1999年にウィルトン伯爵及びその従属爵位を相続した。そのため、エブリー男爵は同伯爵位の従属爵位となっている[3]。(以降の歴史はウィルトン伯爵を参照。)
エブリー男爵(1857年)
[編集]- 初代エブリー男爵ロバート・グローヴナー (1801–1893)
- 第2代エブリー男爵ロバート・ウェルズリー・グローヴナー (1834-1918)
- 第3代エブリー男爵ロバート・ヴィクター・グローヴナー(1868–1921)
- 第4代エブリー男爵フランシス・エジャートン・グローヴナー(1883-1932)
- 第5代エブリー男爵ロバート・エジャートン・グローヴナー (1914-1957)
- 第6代エブリー男爵(第8代ウィルトン伯爵)フランシス・エジャートン・グローヴナー (1934-)
- 以降の歴代当主は「ウィルトン伯爵」を参照。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ “No.18753”. The Gazette 3 December 1830. 2019年12月6日閲覧。
- ^ “No.22039”. The Gazette 11 September 1857. 2019年12月6日閲覧。
- ^ a b c “Ebury, Baron (UK, 1857)”. Cracroft's Peerage. 2019年12月6日閲覧。
- ^ “Debrett's peerage, and titles of courtesy”. London, Dean,(1921),p=330. 2019年12月6日閲覧。
- ^ “No.34648”. The Gazette 25 July 1939. 2019年12月6日閲覧。