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エブリデイ・キャリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ノーリング(knolling)状に配置されたEDCギア

エブリデイ・キャリー英語:Everyday carry, EDC、携帯)とは、毎日持ち歩くものや持ち歩く習慣を指す[1][2]

一般的なEDCギアとして、財布腕時計およびキーホルダースマートフォンハンカチマルチツールナイフ(この2つは別体で持つ人が多い)、懐中電灯拳銃筆記用具ノートブックペンシャープペンシル)等が挙げられる[3][4]

広義としては誰でも習慣的に行っている物を持ち歩く習慣(仕事道具やハンドバッグなど)を示す。

狭義としては物を整然と並べて撮影する等、物を携帯することを強く意識することである。

文化

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EDCギアを整然と並べて写真を投稿する文化もある。

例として米国のアーティストTom Sachsの提唱するknollingと呼ばれる技法が用いられ、ギアを直角に配置する。

見易く並べられたギアの写真からその人の生活様式やこだわり、備えていること、好みのメーカー品や好きな色など、それぞれの特色が出るため、EDCは単に持ち歩くだけでなく写真を投稿するというネット上でのサブカルチャー的側面も併せ持つ[5]

EDCの方法

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EDCギアはポケットに入れて携行されることが多いが、ベルト財布、小さめのデイパックブレスレット、またはロングブーツやポケット付きベストなど、収納場所を増やすための衣料品やオプションも数多く存在する[1]

EDCアイテムの携帯方法はEDCアイテムの目的と意図によって異なる。

たとえば盗難の心配があるアイテムを所持する場合には、より目立たない所に保持するなど[6]

EDCと日本における法律

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EDCのコンセプト自体は日本でも違法ではないが、一般的な物の所持として法律(軽犯罪法銃刀法など)に抵触しない運用が必要である。

海外のEDC文化として屡々ナイフや銃器の携帯が見受けられる。

脚注

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  1. ^ a b Acker, Amelia; Carter, Daniel (2018). “Pocket Preppers: Performing Preparedness with Everyday Carry Posts on Instagram” (英語). Proceedings of the 9th International Conference on Social Media and Society - SMSociety '18 (Copenhagen, Denmark: ACM Press): 207–211. doi:10.1145/3217804.3217913. ISBN 9781450363341. http://dl.acm.org/citation.cfm?doid=3217804.3217913. 
  2. ^ Tiidenberg, Katrin; Whelan, Andrew (2017-04-03). “Sick bunnies and pocket dumps: "Not-selfies" and the genre of self-representation” (英語). Popular Communication 15 (2): 141–153. doi:10.1080/15405702.2016.1269907. ISSN 1540-5702. https://ro.uow.edu.au/cgi/viewcontent.cgi?article=3989&context=lhapapers. 
  3. ^ Contributor (2015年6月23日). “What is Everyday Carry (EDC)?” (英語). The Art of Manliness. 2018年12月17日閲覧。
  4. ^ Getting Comfortable with EDC | Gun Talk”. guntalk.com. 2020年2月28日閲覧。
  5. ^ Wright (24 July 2019). “Meet the men obsessed with carrying all the right stuff”. Vox.com. 25 July 2019閲覧。
  6. ^ 100 Deadly Skills | The SEAL Operative's Survival Guide” (英語). 100 Deadly Skills. 2018年12月17日閲覧。

関連項目

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