エファップ
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エファップ(EFAP, École des métiers de la communication, 旧称Ecole Francaise des Attaches de presse)は、フランスに本拠を置くアタッシェ・ドゥ・プレス(広報・PR職)養成校である。ドニ・ユイスマンにより1961年に設立、フランス国内のほか海外にも契約校を持つ。
日本校(エファップ・ジャポン)
[編集]2003年、伊藤美恵により開校。デザイナーとして世界的活動を行う中で、日本人の交渉能力に不満を感じていた伊藤は、自ら「ミエ塾」を設けてコミュニケーションのプロ養成を試みるうち、フランスに専門校「EFAP」が存在することを知った。伊藤は2000年にEFAPと接触、同年12月には日本校開校の契約を締結し、開校準備を進めた[1][2]。
2003年4月、エファップ・ジャポンが東京・広尾に開校、伊藤が学長に就任した。開校初年は36名が入校した[3][4][5]。学校は2年制で、教育内容は英会話やNHKのアナウンサーを招いたコミュニケーション論の講義、学外に出てのマーケティング調査などからなる[6]。2005年には一期生が卒業、高級ブランドグループやアパレルメーカー、モード誌編集部や海外飲料メーカーなどに入社した[7]。2009年には日本校運営の実績により学長の伊藤がフランスからシュヴァリエを受章した[8]。
脚注
[編集]- ^ 『織研新聞』2003年4月1日付5面。
- ^ 『四国新聞』2002年9月10日付朝刊6面。
- ^ 『織研新聞』2003年4月10日付5面。
- ^ 「クリップ」『読売新聞』2003年(平成15年)4月11日付東京本社夕刊5面。
- ^ 伊藤美恵『情熱がなければ伝われない! アタッシェ・ドゥ・プレスという仕事』日経BP、2007年、156頁。ISBN 978-4-8222-4557-3。
- ^ 「生活 ワーキングウーマン 私の名はアタッシェ・ドゥ・プレス ブランド品の広報に脚光 黒子から表舞台へ 専門の養成学校も登場」『日本経済新聞』2003年(平成15年)10月21日付夕刊12面。
- ^ 「スタイルの職人□11 ミエ・エファップ・ジャポン学長 伊藤美恵さん 「日本で、有能な広報担当者を育てたい」『産経新聞』平成17年(2005年)1月30日東京本社朝刊21面。
- ^ 「スナップ」『朝日新聞』2009年(平成21年)9月17日付夕刊3面。