エドウィン・ロード・ウィークス
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エドウィン・ロード・ウィークス Edwin Lord Weeks | |
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作者不詳の肖像画 | |
生誕 |
1849年 ボストン |
死没 |
1903年11月13日 パリ |
エドウィン・ロード・ウィークス(Edwin Lord Weeks、1849年 - 1903年11月13日)はアメリカ合衆国の画家、旅行記作家である。中東やインドを旅して、絵画を残した。
略歴
[編集]ボストンに生まれた。裕福な茶、香料商人の息子で、絵を学び、作品制作のために旅行するための資金に困ることは無かった。フロリダ州の島、フロリダキーズや南米のスリナムを旅した。1867年に18歳で描いた作品が残されている。21歳の時にボストン郊外にスタジオを開き、その年結婚した。翌年、ヨーロッパを経て、エジプト、シリア、パレスチナを旅し、アメリカに戻り、ボストンの雑誌に旅行記を寄稿した。
1874年に夫妻でパリに移り、レオン・ボナやジャン=レオン・ジェロームに絵画を学んだ[1]。1875年に再びカイロを訪れ、翌年モロッコを訪れたとされる。1877年にボストンで個展を開き、作品は良く売れ、この時得た資金は後のインド旅行の資金となった。1878年からサロン・ド・パリに出展し、1884年、1889年に入賞した。1883年からインドを旅した。
1895年に、挿絵入りの旅行記、「黒海からペルシャ、インドヘ」("From the Black Sea through Persia and India")を出版し[2][3] 、1897年に「登山のエピソード」("Episodes of Mountaineering")を出版した[4] 。
1903年にパリで没した。フランス政府からレジオンドヌール勲章を受勲した。
作品
[編集]-
「メスキータ(モスク)の内部」(1880)
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「モロッコの市場」(1880)
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「ヴァーラーナシーのマハラジャの船」(1883)
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「グワーリヤル城から狩への出発」(1887)
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「タージ・マハル」
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「エスファハーンの市場」(1887)
脚注
[編集]- ^ Telfair Museum of Art., & McCullough, H. K. (2005). Telfair Museum of Art: Collection highlights. Savannah, Ga: Telfair Museum of Art. p. 102. ISBN 0933075049.
- ^ Weeks, Edwin Lord (1896). From the Black Sea through Persia and India. New York: Harper & Brothers
- ^ “Review of From the Black Sea through Persia and India by Edwin Lord Weeks”. The Athenaeum (No. 3558): 10–11. (4 January 1896) .
- ^ Chisholm, Hugh, ed. (1911). . Encyclopædia Britannica (英語). Vol. 28 (11th ed.). Cambridge University Press. p. 466.
参考文献
[編集]- Edwin Lord Weeks, "Hindoo and Moslem", Harper's New Monthly Magazine, Vol. 91, No. 545, October 1895, pp. 651–669.