エドゥアール・コルテス
エドゥアール・コルテス | |
|---|---|
 若き日のコルテス | |
| 生誕 |
1882年8月6日.svg){kind=small} フランス・ラニー＝シュル＝マルヌ |
| 死没 |
1969年11月26日（87歳） フランス・ラニー＝シュル＝マルヌ |
| 国籍 |
フランス |
| 運動・動向 | ポスト印象派 |
エドゥアール・レオン・コルテス（Edouard Léon Cortès、1882年 - 1969年）は、スペイン・フランスのポスト印象派の芸術家。異なる天候や時間帯のパリの街並みを多様に描いたことから、「パリの絵の詩人」（Le Poète Parisien de la Peinture）として知られる。
私生活
[編集]1882年8月6日、パリから東に約20マイルほど離れたのラニー=シュル＝マルヌに生まれる。彼の父アントニオ・コルテスは、スペインの宮廷の画家であった。
1914年、フェルナンド・ジョワイユーズルテスと結婚し、1916年には娘のジャクリーヌ・シモーヌ（Jacqueline Simone）が生まれた。子供を持つ女性の描写は、彼の作品全体で繰り返されており、ジョワユーズがモデルであることが示唆されている。
平和主義者であったが、戦争が彼の故郷の村に近づいたとき、彼は32歳でフランス歩兵連隊に入隊することを余儀なくされた。最前線に送られたコルテスは銃剣で負傷し、軍病院に避難し、クロワ・ド・ゲールを授与された。回復後、彼はその画才を用いて、敵の位置をスケッチする任務に割り当てられた。後年、彼の有罪判決により、彼はフランス政府によるレジオンドヌール勲章の受勲を拒否した。1919年、動員解除。 [1]
1918年に妻のジョワイユーズが亡くなり、翌年に義理姉のルシエンヌ・ジョワイユーズと再婚した。
コルテスは、親しい友人らに囲まれて質素な生活を送った。1969年11月26日にラグニーで死亡。ラグニーには、彼にちなんで名付けられた通りがある。 [2]
画家としての活動
[編集]17歳でパリのエコール・デ・ボザールに入学。 1901年、初の展覧会で早くも認められる、彼の独立性を強調した。ある時、記者がコルテスに対してルイジ・ロワールの生徒であるかどうか尋ねたジャーナリストに対して、洒落で以下のように答えた。「いや、僕は僕の生徒だ」（Non, seul élève de moi-même.）。
彼の作品は1945年に北米で最初に展示され、その後さらに大きな成功を収めた。彼の人生の最後の年に、彼はサロン・ド・ヴァンセンヌ（Salon de Vincennes）からアントワーヌ・キンソン賞（Prix Antoine-Quinson）を授与された。 [2]
紛失画と盗難画
[編集]2000年11月30日、FBIのサンフランシスコ支部が8か月間調査を行った後、モンタナ州カリスペルでコルテスの4枚の絵画が回収された。回収された絵画は、1988年にカーメル・バイ・ザ・シーのシミックギャラリーで盗まれたものであった。 [3]
2008年、メリーランド州イーストンのグッドウィル・インダストリーズのリサイクル店で持ち込まれたものの中から、パリの路上を描いたコルテスの絵が発見された。精査した店長が本物であることに気付いた後、サザビーズで4万6百米国ドルでオークションにかけられた。 [4]
2019年、世に全く知られていなかった、夕方のレピュブリック広場（Place de la Republique en Soir）がパリで発見された。 [5]
脚注
[編集]- ^ “Edouard Leon Cortès”. Virtual Catalogue Raisonné. 9 November 2019閲覧。
- ^ a b Klein, David (1999) (フランス語). Edouard Cortès, Le Poète Parisien de la Peinture. Hong Kong: Klein Art Gallery. ISBN 0-9672343-0-1
- ^ FBI Theft Notices & Recoveries. “FBI — Art Theft Program”. May 9, 2007時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年5月20日閲覧。
- ^ Easton Team Scores Big!. Goodwill Connection. (2008). p. 8.
- ^ Gural. “World's Preeminent Dealer Of Edouard Cortès Obtains Immaculate Painting That Emerged After 114 Years” (英語). Forbes. 1 May 2019閲覧。
外部リンク
[編集]- Pair Of Edouard Cortès Paintings, Including Remarkably Rare ‘Moulin Rouge’, Quickly Acquired By Elite Collector From World Expert After Six Decades Unseen
- World's Preeminent Dealer Of Edouard Cortès Obtains Immaculate Painting That Emerged After 114 Years
- Virtual Catalogue Raisonne for the Complete Works of Edouard Leon Cortes
- 公式ウェブサイト
- Edouard Cortes Bio - Findlay Galleries
- エドゥアール・コルテス - Curlie
- Edouard Cortès (1882–1969): Paris and the French Countryside Revealed, biography and article from the Royal Alberta Museum
- Edouard Cortès at the Art Renewal Center
- Rehs Galleries:
- Country Life: Scenes in Normandy & Brittany, exhibit featuring works the artist produced in the countryside outside Paris
- Paris: Part I, exhibit featuring numerous early works by the artist.
- Paris: Part II, exhibit featuring numerous mid career works by Cortes
- Edouard Leon Cortes Biography.