エス・ブア
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エス・ブア(インドネシア語: es buah)は、インドネシアで食されているかき氷[1]、飲み物[2]。
パイナップル、キウイ、マンゴー、スイカなどさまざまな旬のフルーツ、アガールアガール(agar-agar)と呼ばれる寒天の一種、ココナッツの果肉などを氷に乗せて、コンデンスミルクをかけたものである[1][3]。氷は、日本でいうかき氷というよりは、クラッシュドアイスに近く、口のなかで氷を砕きながら食す[3]。
インドネシアの食堂などでは、デザートではなく飲み物の項にエス・ブアが記載されていることもあり、食後と言わず、食事の間の飲み物としてもエス・ブアが飲まれている[2]。
インドネシアのイスラム教の間では、エス・ブアはラマダーンの定番の飲み物でもあり、ラマダーン明けのイード・アル=フィトルでは客人にコラックやエス・ブアといった甘い飲み物を提供する[4]。
出典
[編集]- ^ a b 「インドネシアの料理メニュー」『D25 地球の歩き方インドネシア 2024~2025』地球の歩き方、2024年、45頁。ISBN 978-4059220619。
- ^ a b c 「インドネシア」『W25 世界のお菓子図鑑』地球の歩き方、2022年、192頁。ISBN 978-4059207184。
- ^ a b “かき氷機が要らないインドネシアの「つぶつぶかき氷」”. TABI LABO (2017年6月29日). 2024年11月7日閲覧。
- ^ Gilad James, PhD「飲み物とインドネシア文化」『インドネシア入門』Gilad James Mystery School。ISBN 978-5843344153。