エクレール (カメラ)
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エクレール(Éclair )はフランスのエピネー=シュル=セーヌにある、Charles Jourjonによって1907年に創業された映画の製作に必要な機材や現像、カメラの製造を行う会社である。
元々は製作会社だったが、1912年にカメラの製造に参入し、数々のフランス映画の製作を支えて来た。同軸式カメラマガジンは簡単に交換できるため、映画撮影において革新的ですばやい交換が要求されるドキュメンタリーの製作で多く使用された。
会社は1968年末にイギリスの製作会社であるデブリーと合併してエクレール・デブリー(Éclair-Debrie )となった。
1986年にカメラ部門はアトーンに売却されたが、現像所とポストプロダクションの事業は現在も活動している。
カメラ製品一覧
[編集]35mm
[編集]- カメレクレール(Caméréclair 、1928年発売)
- カメ300レフレックス(Camé 300 Réflex )
- カメフレックス(Caméflex 、1947年発売) - 肩掛け式で持ち運びでき、簡単にマガジンを交換できるなど革新的な設計で、フィクション映画のヌーヴェルヴァーグの作品で主要な位置を占めた。
16mm
[編集]- エクレールNPR(Eclair NPR 、1960年発売) - シンクロカメラ。機種のNPRはノイズレス・ポータブル・レフレックス(Noiseless Portable Reflex )の頭文字。レンズマウントはCマウント2本ターレットだがアダプターによりニューアリマウントのレンズも使用できる。
- エクレールACL(Eclair ACL 、1971年発売) - フォーカルプレーン式シャッターとレフレックス用の振動式ミラーによりカメラの大きさを最小限に抑えた小型軽量モデルでドキュメント映画に好んで使用された。レンズマウントはCマウントだがアダプターによりニューアリマウントのレンズも使用できる。機種名のACLは設計者の名前であるアガスティ・コマ(Agusti (Austin) Coma )とジャック・ルクール(Jacques Lecoeur )に由来する。俗称「ミニ・エクレール」。
- エクレールEX16(Eclair EX16 ) - ファインダー固定。24または25コマ/秒固定。
- エクレールパノラム(Eclair PANORAM ) - 最初の16+スーパー16デュアルフォーマットカメラでバリゲート(Varigate )システムを備えている。