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エクレルール灯台

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エクレルール灯台
エクレルール灯台
エクレルール灯台の位置(ティエラ・デル・フエゴ内)
エクレルール灯台
エクレルール灯台
ティエラ・デル・フエゴ諸島
位置 南緯54度52分17.5秒 西経68度05分0秒 / 南緯54.871528度 西経68.08333度 / -54.871528; -68.08333座標: 南緯54度52分17.5秒 西経68度05分0秒 / 南緯54.871528度 西経68.08333度 / -54.871528; -68.08333
所在地 アルゼンチンウシュアイアより東へ5海里 (9.3 km)
構造 レンガ造
塔の形 灯室と回廊を備えた円筒形
マーキング/
パターン
赤(黒い灯室と幅の広い白帯)
光源 電気式(太陽光発電)
灯質 Fl WR 5s.[1]
光達距離 白光: 10海里 (19 km; 12 mi)
赤光: 7海里 (13 km; 8.1 mi)[1]
塔高 11メートル (36 ft)
灯火標高 22.5メートル (74 ft)
建設 1920
アドミラルティ番号 G1320
NGA番号 111-2620
ARLHS番号 ARG-016[2]
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エクレルール灯台(Faro Les Eclaireurs)は、アルゼンチン南部のティエラ・デル・フエゴ州の州都ウシュアイアから東へ 5海里( 9.3キロメートル)ほど先に立つ灯台である。ビーグル水道にあるエクレルール諸島の北東の島にあり、わずかに円錐状のほぼ円筒の形状を持つ。世界最南端の灯台ともいわれる[3]。エクレルール諸島はフランス海軍の探検隊によって命名された。フランス語でÉclaireur(s) (エクレルール[4])は「斥候」を意味する[5]

日本語文献では、『地球の歩き方』で「エクレルール灯台」として言及されているが[6]、「レクレルール灯台[7]と表記するものもある。

歴史

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1920年12月23日に運用を開始したエクレルール灯台は、ウシュアイアへの海路の安全確保の役割を担う。レンガ造りの塔は、高さ11メートル (36 ft)、幅3メートル (10 ft)の円筒状で、窓はなく、壁面は赤 - 白 - 赤で塗装され、その上に光源が収まる黒い灯室とメンテナンスのための回廊がある。塔への出入り口として西向きの扉が唯一存在するが、現在では遠隔操作による自動化により無人で、塔内は一般には公開されていない。電源はソーラーパネルからの供給で確保され、海面より22.5メートル (74 ft)の高さから7.5海里 (13.9 km)ほどの範囲を5秒ごとに白と赤の光を交互に点滅させる。

エクレルール灯台

人気のある観光スポットで、ウシュアイアからボートツアーで訪れることができる。アルゼンチンでは「世界の果てにある灯台」(ファロ・デル・フィン・デル・ムンド)として知られている。しかし、200キロメートルほど東方のロス・エスタードス島北東の海岸には、ジュール・ヴェルヌの小説「地の果ての燈台」によって有名になったサン・フアン・デ・サルバメント灯台が存在しており、しばしばこれと混同される。

エクレルール灯台は、映画『ブエノスアイレス』にも登場している[6]

脚注

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  • Rowlett, Russ. "Lighthouses of Argentina: Tierra del Fuego". The Lighthouse Directory. University of North Carolina at Chapel Hill. 2023年11月16日閲覧
  1. ^ a b List of Lights, Pub. 111, The West Coasts of North and South America (Excluding Continental U.S.A. and Hawaii), Australia, Tasmania, New Zealand, and the Islands of the North and South Pacific Oceans (PDF). List of Lights. United States National Geospatial-Intelligence Agency. 2017.
  2. ^ Rowlett, Russ. "Lighthouses of Argentina: Tierra del Fuego". The Lighthouse Directory. University of North Carolina at Chapel Hill. 2015年11月26日閲覧
  3. ^ 『世界地名大事典9 中南アメリカ』 朝倉書店、2014年、p.978
  4. ^ 『アポロ仏和辞典』(角川書店)で一般名詞としての éclaireur に付されている読み。
  5. ^ 『小学館ロベール仏和大辞典』小学館、1988年。Le Petit Robert de la langue française (Edition 2016), p.810
  6. ^ a b 地球の歩き方 アルゼンチン チリ パラグアイ ウルグアイ 2018-19』ダイヤモンド社 / ダイヤモンド・ビッグ社、2017年、pp.338-339
  7. ^ 『世界地名大事典9 中南アメリカ』 朝倉書店、2014年、pp.163, 978

関連項目

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外部リンク

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