エアスピード ホルサ
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エアスピード ホルサ
エアスピード ホルサ(Airspeed Horsa)は、イギリスの航空機メーカーであるエアスピード社により第二次世界大戦中に製造された兵員輸送用軍用グライダーである。ホルサという名前は、5世紀のイギリス南部の征服者ホルサに因んで付けられた。ホーザとも表記される[1]。
イギリス空軍最初の軍隊輸送用グライダーである。3,655機が製作され、シチリア島進攻、ノルマンディー上陸、アルンヘイム作戦など大戦最後の2年間の大作戦に参加した。 ホルサは大型グライダーで、2名の乗員と最大25名の完全武装兵士、またはかなりの量の貨物を運べた。全木製で、4発機に曳航されて、長距離作戦を行った。
このグライダーは、3輪式の着陸装置を装備しており、離陸直後に2つの主輪を離脱し、着陸にあたっては、前輪と胴体下部の緩衝装置を使った。 ホルサは好成績をおさめて、アメリカ軍も使用した。最後の参戦は1945年のライン川の渡河作戦で、このグライダーが440機使われた。
性能
[編集]出典=英語版記事より
- 乗員:2名
- 兵員:25名
- 全長:20.4m
- スパン:26.8m
- 全高:6.4m
- 翼面積:106.7m²
- 空虚重量:3,400kg
- 全備重量:6,920kg
- 翼面荷重:64.8kg/m²
- 最高速度:曳航時:204km/h 滑空時:160km/h
脚注
[編集]- ^ 『万有ガイド・シリーズ 4⃣ 航空機 第二次大戦 Ⅰ』ではホーザとしている。
参考文献
[編集]- 木村秀政『万有ガイド・シリーズ 4⃣ 航空機 第二次大戦 Ⅰ』