コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ウーキー (ミュージシャン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウーキー
Wookie
出生名 Jason Chue
別名
  • Wookie
  • Exemen
出身地 ロンドンイギリスの旗 イギリス
ジャンル
職業
活動期間 1991年 - 現在
レーベル
  • S2S Recordings
  • Manchu Recordings
共同作業者

ウーキー (Wookie) の名でよく知られるジェイソン・チュー (Jason Chue) は、イギリスUKガラージ・ミュージシャン。2000年、「バトル」(Battle) が全英トップ10ヒットとなった[1]

来歴

[編集]

ジェイソン・チュー(以下ジェイソン)のキャリアは1991年、イギリスのR&B/レゲエ・アーティスト、ウェイン・マーシャル(Wayne Marshall、以下ウェイン)のプロデューサーとして始まった。ウェインの1994年のデビュー・アルバム『ナインティ・ディグリーズ・アンド・ライジング』(90 Degrees and Rising) の大部分をプロデュースしたのち、ソウル・II・ソウル (Soul II Soul) のインハウス・ライター/プロデューサーとなり、ジャジー・B (Jazzie B) と共に活動。その後[要出典]、ダイナマイトMC (Dynamite MC) やドゥーム・マン (Doom Man) のプロデュースを担当する。[2]

ジェイソンの「ウーキー・サウンド」は、デスティニーズ・チャイルド (Destiny's Child)、パブリック・エナミー (Public Enemy)、ナズ (Nas) といったアーティストの楽曲のリミックスで1990年代後半のうちに開発され、ホイットニー・ヒューストン (Whitney Houston)、ブランディ (Brandy)、デブラ・モーガン (Debelah Morgan) といったアーティストの楽曲のブートレグ・ミックスで顕在化した[2]

1999年、ウーキーは「スクラッピー」(Scrappy) で大きなアンダーグラウンド・クラブヒットを記録する。さらに、ガブリエル (Gabrielle) の楽曲「サンシャイン」(Sunshine) で「ウーキー」名義による初のオフィシャル・リミックスを発表。2000年には、エックスメン (Exemen) 名義でシーア (Sia) の楽曲「リトル・マン」(Little Man) のリミックスを発表しヒットさせた。そしてこの年、「バトル」(Battle) で全英トップ10シングルを獲得し、セルフタイトル・デビューアルバム『ウーキー』(Wookie) を発表。ほか、「ホワッツ・ゴーイング・オン」(What's Going On) や「バック・アップ(トゥ・ミー)」[Back Up (To Me)] も翌年にかけて全英チャート入りを果たした。

また2012年5月末時点までに、ジェシー・J (Jessie J)、リズル・キックス (Rizzle Kicks)、シーア・ファーラー (Sia Furler)、ジャスティン・ティンバーレイク (Justin Timberlake)、ロール・ディープ (Roll Deep)、レイ・フォックス (Ray Foxx) といったアーティストの楽曲の[訳語疑問点]を担当している。

2013年、ほか多くのUKガラージの先駆者たちと共に、ドキュメンタリー『リワインド・フォーエバー:ザ・ヒストリー・オブ・UKガラージ』(Rewind 4Ever: The History of UK Garage) に出演[3]。同年、ディスクロージャー (Disclosure) の「ヴォイセズ」(Voices) やイライザ・ドゥーリトル (Eliza Doolittle) の「ウォーキング・オン・ウォーター」(Walking on Water) のリミックスを制作[4][5]。年末には、ロンドンのキングズ・クロスにあるビッグ・チル・ハウス (Big Chill House) で開催されたパーティー、Bruk Outで、ゼッド・バイアス (Zed Bias) とともにヘッドライナーを務めた[6]

2018年、ハウス・ゴスペル・クワイア (House Gospel Choir) が「バトル」のカバーを発表。同作のトラックはウーキー本人によって新たに制作されている。[7]

ディスコグラフィ

[編集]

スタジオ・アルバム

[編集]
  • 『ウーキー』 - Wookie (2000年)

リミックス・アルバム

[編集]
  • 『リミックス・コレクション+more』 - Presents (2002年)

シングル

[編集]
  • 「ダウン・オン・ミー/スクラッピー」 - "Down On Me / Scrappy" (1999年)
  • 「ホワッツ・ゴーイング・オン」 - "What's Going On" (2000年) - 全英第45位
  • 「バトル」 - "Battle" (2000年)- 全英第10位
  • 「ゲット・イナフ」 - "Get Enuff" (2000年)(featuring Lain) - 全英第80位
  • 「バック・アップ(トゥ・ミー)」 - "Back Up (To Me)" (2001年)(featuring Lain) - 全英第38位
  • 「サンシャイン・イン・ザ・レイン」 - "Sunshine in the Rain" (2006年)(featuring Lain)
  • 「リヴ・オン」 - "Live On" (2006年)
  • 「ドゥ・ユー・ビリーヴ?」 - "Do You Believe?" (2007年)(featuring Xavier)
  • 「フォーリング・アゲイン/ガリウム」 - "Falling Again / Gallium" (2008年)(featuring NY)
  • 「トゥ・アス」 - "2 Us" (2012年)(with Rachel Collier)
  • 「ザ・ハイプ」 - "The Hype" (2013年)(featuring Eliza Doolittle)
  • 「ハイヤー」 - "Higher" (2014年) (featuring Zak Abel)

受賞・ノミネート記録

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ WOOKIE | full Official Chart History | Official Charts Company”. www.officialcharts.com. 2021年11月16日閲覧。
  2. ^ a b About | Wooxstar”. web.archive.org (2012年5月27日). 2021年11月17日閲覧。
  3. ^ Todd Edwards, Wookie and more to appear in documentary exploring the legacy of UK garage ? FACT Magazine: Music News, New Music”. Factmag.com (2013年6月27日). 2014年1月10日閲覧。
  4. ^ Morgan, Luke (2013年11月21日). “Disclosure get remixed by UK garage legend Wookie”. The Line Of Best Fit. 2014年1月10日閲覧。
  5. ^ Stream garage great Wookie’s remix of Eliza Doolittle ? ‘Walking on Water’ ? FACT Magazine: Music News, New Music”. Factmag.com (2013年12月4日). 2014年1月10日閲覧。
  6. ^ Garage legends Zed Bias and Wookie to headline Bruk Out New Year’s Eve ? FACT Magazine: Music News, New Music”. Factmag.com. 2014年1月10日閲覧。
  7. ^ New > House Gospel Choir Re-Work Wookie's 'Battle' > Out Today (Island Records)” (英語). Pressparty. 2020年5月31日閲覧。

外部リンク

[編集]