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ウロコクイナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウロコクイナ
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ツル目 Gruiformes
: クイナ科 Rallidae
: ウロコクイナ属 Himantornis
: ウロコクイナ
H. haematopus
学名
Himantornis haematopus
Hartlaub, 1855
和名
ウロコクイナ
英名
Nkulengu Rail

ウロコクイナ(鱗水鶏、学名:Himantornis haematopus)は、ツル目クイナ科に分類される鳥類の一種である。本種1種でウロコクイナ属を形成する。

分布

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リベリアから、ザイールウガンダ西部にかけてのアフリカ中西部に分布する。

形態

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全長約23cm。頸が他のクイナ類に比べて短くずんぐりした体型をしている。脚は比較的長く頑丈で、嘴は短い。クイナ類の中で最も原始的な種とされている。

体全体が濃い褐色である。羽縁が薄い黄褐色で、鱗状の模様に見えることから和名がついた。頭頂部から後頭部にかけては灰褐色で、喉は褐色がかった白色である。

生態

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熱帯の湿潤な森林に棲息する。主に朝と夕方に地上で活動し、夜間は茂みの中や小木の上で休息をとる。

昆虫類ヤスデ類、小型の爬虫類などを捕食する。植物の種子などを食べることもある。

樹上に営巣し、1腹3個の卵を産む。

亜種

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以下の3亜種に分類される。

  • Himantornis haematopus haematopus
  • Himantornis haematopus petiti
  • Himantornis haematopus whitesidei

参考文献

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  • 『世界の動物|分類と飼育 ツル目』、財団法人東京動物園協会、1989年、48頁