ウルス祭り
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ウルス祭り(ウルスまつり、ウルス祭、ウルスさい、Urs Fastival、ヒンディー語:उरूस उत्सव、タミル語:உரூஸ் திருவிழா)とは、インドのラージャスターン州アジュメールで行われ、主にスーフィズム聖人であるムイーヌディーン・チシュティー(スーフィー教の創始者)の死を祝う祭典である[1] 。この祭典は6日間の間に開催し、一晩中、ジクルやカッワーリーが歌唱される。この祭典は、7月のヒジュラ暦(イスラム暦)に行われる。 数千万人以上の海外やインドの巡礼者がこの祭典に集まる[2][3]。
祭典の内容
[編集]この祭典はスーフィズムの自我の滅却の修行または信仰への献身として、スーフィーを名乗る人物が自分自身の身体を傷つけるのがこの祭典の一つである[4]。6日のウルス祭りはとても縁起がよいとされている。これは、「チャティ・シャリーフ」と呼ばれる。チャティ・シャリーフはラジャブ(7月)の6日の午前10時から午前11時00分間に開催される。午後1時30分のマザーリシャリーフや教会の敷地内で特にシジュラやチシュティー教に関連する人物は、ムイーヌディーン・チシュティーの義務に守られたカディムを読み、次にファリヤド(祈り)を捧げる。
関連項目
[編集]- ウルス (スーフィズム) - スーフィー聖人の命日。この言葉は「結婚」を表す。
- ジクル - イスラム教の神の名前を唱え神に思念を集中すること。スーフィーの修行一環で神を讃え「コーラン」の章句を唱えることを「サマー」という。
- ラジャブ - ヒジュラ暦の7番目の月。つまり7月のことを指す。神聖な月の一つ。意味は、「戦いを慎む月」。
- ヒジュラ暦(イスラム暦)
- スーフィー教(タリーカ)
- スーフィズム(タウサフまたはイスラム神秘主義)
- チシュティー教 - 12世紀以来南アジアで最大の影響力を持つスーフィー教団(タリーカ)であり、地方スーフィズムの先駆的教団としても有名。
脚注
[編集]- ^ “797th Urs of Khawaja Moinuddin Chisty begins in Ajmer”. Sify. 2012年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月2日閲覧。
- ^ “Devotees flock to Ajmer for the Urs - Times Of India”. The Times of India. 3 November 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。3 July 2013閲覧。
- ^ 麻田豊, 小西則子, 田中多佳子, 深町宏樹, 村山真弓「座談会「インド亜大陸のイスラーム」」『イスラム世界』第47巻、日本イスラム協会、1996年、59-77頁、CRID 1390579134186303872、doi:10.57470/theworldofislam.47.0_59、ISSN 0386-9482。
- ^ “聖なる男は串で目を刺せ。インド・アジュメールの「ウルス祭」が恐ろしい。 (2015年4月29日)”. エキサイトニュース (2015年4月29日). 2023年12月2日閲覧。