ウリッセ・カプート
表示
ウリッセ・カプート Ulisse Caputo | |
---|---|
カプートの作品『サレルノ』 | |
生誕 |
1872年11月4日 サレルノ |
死没 |
1948年10月13日 パリ |
ウリッセ・カプート(Ulisse Caputo、1872年11月4日 - 1948年10月13日)はイタリア生まれの画家、版画家、彫刻家である。
略歴
[編集]南イタリアのサレルノで生まれた。父親はヴェルディ劇場の舞台美術家で、父親の勧めでカーヴァ・デ・ティッレーニで画家のアルフィエーリ(Riccardo Alfieri)に絵を学んだ。ナポリ美術アカデミーに入学し、ドメニコ・モレリやフィリッポ・パリッチに絵を学び、スタニスラオ・リスタに彫刻を学んだ。画家のガエターノ・エスポージトの指導も受けた。1897年からイタリアで展覧会に出展を始めた。
1899年にパリに移り、パリで活動するイタリア人画家、ピエトロ・スコペッタ、アルナルド・デ・リシオ、リオネッロ・バレストリエリ、ジョヴァンニ・ボルディーニ、フェデリコ・ザンドメーネギ、レオネット・カッピエロらと友人となった。イタリアではディヴィジョニズモ(Divisionismo:分割主義)と呼ばれる点描を用いるスタイルの追随者となった。1910年から1913年の間に何度か、ブルターニュを訪れ、「ポン=タヴァン派」や「ナビ派」の芸術家と交流した。1918年から1922年の4年間は、生前のポール・セザンヌが活動した南フランスのエクス=アン=プロヴァンスで活動した。
各国の展覧会に出展し、1924年にフランス政府の援助を受けてモロッコを旅した。1936年にイタリア王冠勲章を受勲した。
作品
[編集]-
「オペラの夜」
-
「劇場の客席」(c.1909)
-
「ピアノ奏者」
-
若い女性のヌードと室内
-
「青い服の女」
-
「化粧」
-
「絹の着物」
参考文献
[編集]- Caputo, Ulisse. In: Ulrich Thieme (Hrsg.): Allgemeines Lexikon der Bildenden Künstler von der Antike bis zur Gegenwart. Begründet von Ulrich Thieme und Felix Becker. Band 5: Brewer–Carlingen. E. A. Seemann, Leipzig 1911, S. 560
- Caputo, Ulisse, in: Dizionario biografico degli italiani, XXXIX vol., Roma, Istituto dell'Enciclopedia Italiana, 1991
- Libertà e arte