ウラウズガイ
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ウラウズガイ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Astralium haematragum (Menke, 1829)[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
裏渦貝 | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Pacific star shell
中名 白星螺 (bái xīng luó) |
ウラウズガイは、リュウテンサザエ科に属する巻貝である[2]。貝殻は殻高約2cmの円錐形で、淡い桃紫色を帯びた象牙色。螺層の底辺に突起が並ぶ。殻底は細い肋が密に刻まれ、軸唇は紫色。蓋は紫色をおびた石灰質で美しい。粟島 (新潟県)以南・房総半島以南の潮間帯から水深20mの岩礁に生息する[3]。他の巻貝に比べてマダコに捕食されにくく、日中でも隠れずに岩礁の表面に出ており日間の移動距離が短い[4][5]。瑞浪市の中新世の地層からウラウズガイ類の化石が見つかっている[6]
出典
[編集]- ^ “Astralium haematragum”. WoRMS. 2021年11月13日閲覧。
- ^ 波部忠重・小菅貞男 (1967/8/10). 標準原色図鑑全集 3 貝. 保育社
- ^ 竹之内孝一『世界文化生物大図鑑『貝類』 p.54』世界文化社、2004年。ISBN 4-418-04904-5。
- ^ “ウラウズガイ増加の謎を生態から考える”. 瀬戸内海区水産研究所. 2021年11月13日閲覧。
- ^ 伊藤 祐子, 林 育夫 (2001). “日本海の浅海岩礁域で優占する植食性巻貝 3 種の日周行動”. 日本水産学会誌 67: 1089-1095. doi:10.2331/suisan.67.1089.
- ^ “Astralium”. 瑞浪市化石博物館. 2021年11月13日閲覧。