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ウマロ・シソコ・エンバロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウマロ・シソコ・エンバロ
Umaro Sissoco Embaló


任期 2020年2月27日在任中

任期 2016年11月18日2018年1月16日

出生 (1972-11-23) 1972年11月23日(51歳)
ポルトガルの旗 ポルトガル領ギニア(現ギニアビサウの旗 ギニアビサウ)、ビサウ
政党 マデムG15
出身校 リスボン工科大学英語版
マドリード・コンプルテンセ大学
配偶者 ディニシア・レイス・エンバロ
ウマロ・シソコ・エンバロ
Umaro Sissoco Embaló
所属組織 ギニアビサウ軍
最終階級 准将
除隊後 ギニアビサウ大統領
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ウマロ・モクタル・シソコ・エンバロUmaro Mokhtar Sissoco Embaló, 1972年11月23日 - )はギニアビサウ政治家。1年間首相を務めた後、2020年から大統領

経歴・人物

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リスボン工科大学英語版にて国際学の学位を、マドリード・コンプルテンセ大学にて政治学及び国際学博士号を取得した。母国語であるポルトガル語に加え、スペイン語フランス語アラビア語スワヒリ語が堪能である[1]。准将として軍部に所属。世界各地で国家安全保障研究について、続けた[2]

2016年ジョゼ・マリオ・ヴァス大統領の下で、首相に任命された[3]。当時、政党であったギニア・カーボベルデ独立アフリカ党(PAIGC)では彼の信任投票が行われ、賛成112、反対11票で承認された[4]。しかし政治危機を解決できなかったとして1年1カ月後にヴェス大統領に辞表を提出した[5]

2019年11月から12月にかけて大統領選挙英語版が行われ、最終的にドミンゴス・シモーズ・ペレイラ英語版候補との一騎打ちとなったが、12月29日の決選投票では得票率54%対46%でエンバロが勝利した[6]。ペレイラ候補は選挙に不正があったとして訴訟を起こしたが、最高裁は却下した[7]2022年2月2日にエンバロ大統領暗殺を図ったクーデター未遂事件が発生。多少の犠牲者は出たがクーデターは回避できたと発言した[8]。その後も議会との対立が続き、2022年5月16日に議会を解散、同年12月18日に総選挙を実施するとする大統領令を発令した[9]。しかし投票日前日になって、総選挙英語版を2023年6月4日に延期する大統領令に署名した[10]。選挙の結果、大統領与党連合のマデムG15英語版は102議席中29議席にとどまる敗北を喫し、PAIGCが主導する『包括的同盟プラットフォーム=テラ・ランカ』が過半数の54議席を獲得し勝利[11]。8月7日に元経済財政大臣でPAIGC所属のジェラルド・マルティンス英語版が新首相に就任した[12]

2023年12月1日に首都ビサウにて銃撃戦を含む衝突が発生。COP28英語版出席のため訪問していたドバイから帰国したエンバロは12月3日、この衝突はクーデター未遂であったが試みは失敗したと宣言した[13]。翌4日、この衝突事件に対して現マルティンス政権の対応が消極的であるとして議会を解散した[14]

脚注

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  1. ^ ウマロ・シソコ・エンバロ - アーカイブ
  2. ^ エンバロ大統領 - 公式サイト
  3. ^ エンバロ首相就任 - voaportugues.com
  4. ^ 新政府にたいして、政党がボイコット - Reuters.com
  5. ^ エンバロ首相解任へ - dm.com
  6. ^ エンバロ候補を勝利を宣言 - africanews.com
  7. ^ ギニアビサウ - 外務省公式サイト
  8. ^ エンバロ大統領、クーデター失敗と発表 - cnnニュース
  9. ^ “Le président bissau-guinéen Umaro Sissoco Embalo dissout le Parlement”. ラジオ・フランス・アンテルナショナル. (2022年5月17日). https://www.rfi.fr/fr/afrique/20220517-le-pr%C3%A9sident-bissau-guin%C3%A9en-umaro-sissoco-embalo-dissout-le-parlement 2022年5月17日閲覧。 
  10. ^ “Guinea-Bissau postpones legislative elections”. APANEWS. (2022年12月17日). https://apanews.net/en/news/guinea-bissau-postpones-legislative-elections/ 2022年12月19日閲覧。 
  11. ^ “Guinea Bissau President Embalo's ruling party loses legislative polls”. The EastAfrican. (2023年6月8日). https://www.theeastafrican.co.ke/tea/news/rest-of-africa/guinea-bissau-ruling-party-loses-legislative-polls-4263154 2023年12月5日閲覧。 
  12. ^ “Geraldo Martins é o novo primeiro-ministro da Guiné-Bissau”. ECO. (2023年8月7日). https://eco.sapo.pt/2023/08/07/geraldo-martins-e-o-novo-primeiro-ministro-da-guine-bissau/ 2023年12月5日閲覧。 
  13. ^ “Guinea-Bissau President Embalo says a coup was foiled on Friday”. ロイター. (2023年12月3日). https://www.reuters.com/world/africa/guinea-bissau-president-embalo-says-coup-was-foiled-friday-2023-12-02/ 2023年12月5日閲覧。 
  14. ^ “Guinea Bissau president dissolves parliament after clashes”. ロイター. (2023年12月5日). https://www.reuters.com/world/africa/guinea-bissau-president-dissolves-parliament-after-foiled-coup-2023-12-04/ 2023年12月5日閲覧。 
公職
先代
ジョゼ・マリオ・ヴァス
第5代
ギニアビサウの旗 ギニアビサウ共和国大統領
2020 -
次代