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ウマのハナムケ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
優駿 > ウマのハナムケ

ウマのハナムケ』とは、ウマハナ厩舎による日本エッセイ漫画作品である。日本中央競馬会 (JRA) の機関広報誌として発行されている競馬情報誌『優駿』にて、2014年4月号まで連載していた。

2014年5月号からは『うましか! 』とタイトルを変更して連載を継続している。この時、これまでは特定の舞台というものが存在していなかったが、奈良県を舞台とした作品[1]に変更され、ハナミチがレギュラーに昇格した代わりに、コバちゃんとアフロはレギュラーの座から降りている。

2016年5月号からは『うまカモ! 』とタイトルを変更し、舞台を奈良県から京都府に移した。同時にハナムケ兄弟もお引越しをし、公式Twitterのプロフィールを「WINS京都の近所に弟と在住」に変更している。

概要

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『優駿』2003年3月号から連載が開始された。毎回1つのテーマに沿って競馬に関する事象・歴史を紐解く内容となっている。主人公であるハナムケ君は制作スタッフがモデルとされる。巻末近く(読者ページの「ゆうしゅんタイムズ」の後)に掲載されることがほとんどだが、『優駿』が2005年に大幅リニューアルされた際に雑誌の真ん中あたりのページに掲載された時期がある。

登場人物

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ウマのハナムケ当時は、以下の3人はほぼ毎回登場していた(ただし連載開始当初はこの限りではない)。3人は競馬仲間という設定である。ほかにもテーマに沿った歴代の名馬、競馬界の偉人(ときには直接競馬とは関係がない人物も)が登場する。タイトル改題・奈良県移転後はハナムケ君だけが毎回登場している。

ハナムケ君
本作の主人公。馬券の腕はさっぱりであり、無理に大穴を狙い失敗する場合が多い。しかしまれに的中する場合もある(2008年有馬記念の日の尾張ステークスなど)。いい話をしているときでも平気で場の空気を壊す発言が多い。連載当初と現在ではキャラクターの造形が大きく違っており、当初は目が青く欧米人の青年風だった(目が青いのは後述する2人も同じだったが、最近は目を点で表してる)。また、ハナミチ君というイケメンの弟がいる。奈良県に引っ越した後はハナミチ君と同居し、ハナムケ君は「タイガー」と言うスーパーマーケットで勤務している。
コバちゃん
初登場は第5話。3人のなかで唯一の女性で一番馬券の的中率が高く、ほかの2人からは陰で「アマゾン(由来は男勝りの名牝ヒシアマゾン)」と呼ばれている。幼少の頃から馬券センスの片鱗を見せていて、1984年日本ダービーでは人気薄のスズマッハ(2着)を言い当てている。時折空気を読まないハナムケ君の言動には少々呆れている。名前の由来は「古馬(コバ)のような風格がある」ことから。
アフロ
初登場は第8話。その名の通り、アフロ頭がトレードマーク。馬券の腕はハナムケ君より少々いい程度。作中ではハナムケ君の言動にツッコむことが多い。川柳も自作することがある。

レーシングプログラムでの連載

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競馬場などで配布されるレーシングプログラムにも『ハナムケ君のG1スクラップブック』のタイトルでG1レース開催週に不定期で連載されていた(ただし、コバちゃんとアフロはほとんど登場しない)。2009年よりタイトルを『ハナムケ君の優雅な週末』と改め、G1レース開催日に不定期連載される形式に変更された。JRAホームページ上でバックナンバーが公開されている。

その他

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  • 2011年に公式のTwitterが開設された[2]。ただし、登場人物はハナムケ君だけである。
  • 他紙にも登場したことがあり、2011年に宝島社より発行された「競馬名馬読本DX」の巻末に掲載の漫画「名馬の条件」にもハナムケ君がバーのマスター役で登場している。同誌2078号、競馬激闘史「不滅の大記録」には「キロクのキオク」という漫画が掲載されている。
  • ハナムケ君はJRAプレミアムの宣伝広告(CM等でも)にも登場している[3]

脚注

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  1. ^ ただし、奈良県には中央競馬・地方競馬ともに、競馬場や競馬関連施設は現在存在していないが、1950年代初頭までは奈良市北部に地方競馬の奈良競馬場が設置されていた。
  2. ^ 優駿「ウマのハナムケ」2011年8月号掲載分の下部掲載説明文「ハナムケ君、ツイッター始めました(@hanamuque_kun)」
  3. ^ JRAプレミアム - 日本中央競馬会

外部リンク

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