ウズゲン
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ウズゲン Өзгөн Узген | |
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座標:北緯40度46分0秒 東経73度18分0秒 / 北緯40.76667度 東経73.30000度座標: 北緯40度46分0秒 東経73度18分0秒 / 北緯40.76667度 東経73.30000度 | |
国 | キルギス |
州 | オシ州 |
標高 | 1,029 m |
人口 (2009)[1] | |
• 合計 | 49,410人 |
等時帯 | UTC+6 (KGT) |
ウズゲン(キルギス語: Өзгөн、ロシア語: Узген、ウズベク語: O'zgan/Ўзган)は、キルギスの都市。オシ州に属し、ウズゲン地区の主都である。2009年の国勢調査では、ウズゲンの人口は49410人だった[1] 。
ウズゲンの歴史は古く、紀元前2世紀にはすでに中国の史料にその名がみられる。10世紀に成立したカラハン朝においてはMavarannahrと呼ばれ、都のひとつとなり、当時建造された3つの霊廟は現代でもよく保存されており、オズギョン歴史建築群と呼ばれ観光資源となっている[2]。11世紀半ばにカラハン朝が東西に分裂すると、西カラハン朝初代のムハンマド1世はウズゲンに首都を置いた。ウズゲンの名は、10世紀の地理学者であるムカッダスィーやイブン・ハウカルの著作の中にもみられる[3]。
ウズゲンはフェルガナ盆地の東端に位置し[4]、カラダリヤ川がフェルガナ盆地に流れ込む上流の地点に存在する。オシの北東30マイル、ジャラル・アバドの南東20マイルに位置し、カラダリヤ川の右岸にある町である[5] 。
ウズゲン市ではカラダリヤ川を中心として稲作がおこなわれており、水田が広がっている。ウズゲン産のコメはキルギス周辺で評価が高く珍重されている[6]。また、ウズゲンでは石炭を産出する[7]。
Uzgenの気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
日平均気温 °C (°F) | −4.3 (24.3) |
−1.7 (28.9) |
6.1 (43) |
13.9 (57) |
18.5 (65.3) |
22.6 (72.7) |
24.4 (75.9) |
22.8 (73) |
18 (64) |
11.5 (52.7) |
4.4 (39.9) |
−1.5 (29.3) |
11.2 (52.2) |
降水量 mm (inch) | 40.9 (1.61) |
51.2 (2.016) |
77.8 (3.063) |
86.3 (3.398) |
71.9 (2.831) |
38 (1.5) |
19.6 (0.772) |
10.9 (0.429) |
12.6 (0.496) |
54.9 (2.161) |
54.6 (2.15) |
40.7 (1.602) |
559.4 (22.024) |
平均降水日数 (≥0.1 mm) | 7 | 7.4 | 8.6 | 8.1 | 8.7 | 6.4 | 4.4 | 3.1 | 2.9 | 4.9 | 5.7 | 6.1 | 73.3 |
% 湿度 | 77.3 | 74.9 | 66.6 | 56.8 | 51.8 | 44.6 | 46.1 | 50 | 52.8 | 60.2 | 69 | 77.9 | 60.7 |
出典:“The Climate of Uzgen”. Weatherbase. 31 July 2014閲覧。 |
脚注
[編集]- ^ a b 2009 population census of the Kyrgyz Republic: Osh Region at the Wayback Machine (archived 2011-08-10)
- ^ http://kyrgyzstan.co.jp/tourism/osh/ キルギス共和国政府観光局 2017年11月11日閲覧
- ^ David Nicolle (2008). Saracen Strongholds AD 630-1050: The Middle East and Central Asia. Osprey Publishing. pp. 46–. ISBN 978-1-84603-115-1
- ^ Jonathan Bloom; Sheila Blair (14 May 2009). Grove Encyclopedia of Islamic Art & Architecture: Three-Volume Set. OUP USA. pp. 2–. ISBN 978-0-19-530991-1
- ^ Timur Beisembiev (19 December 2013). The Life of Alimqul: A Native Chronicle of Nineteenth Century Central Asia. Routledge. pp. 58–. ISBN 978-1-136-81997-1
- ^ 水谷令子「中央アジアの稲作と米料理」『鈴鹿短期大学紀要』第18巻、1998年1月、47-53頁、ISSN 0915-8421、NAID 110007042696。
- ^ Roger Brunet『ロシア・中央アジア』p242(柏木隆雄、鈴木隆編訳, ベラン世界地理大系, 朝倉書店, 2011年6月)