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ウスハイイロチュウヒ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウスハイイロチュウヒ
ウスハイイロチュウヒ Circus macrourus
保全状況評価
NEAR THREATENED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: タカ目 Falconiformes
: タカ科 Accipitridae
: チュウヒ属 Circaetus
: ウスハイイロチュウヒ
C. macrourus
学名
Circus macrourus
(Gmelin, 1770)
和名
ウスハイイロチュウヒ
英名
Pallid harrier
ウスハイイロチュウヒの生息図     飼育     繁殖地      非繁殖地
Circus macrourus

ウスハイイロチュウヒ薄灰色沢鵟Circus macrourus)は、鳥綱タカ目タカ科チュウヒ属に分類される鳥。

分布

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アフリカ大陸ユーラシア大陸の・西アジア中央アジア中東東南アジア日本ヨーロッパに迷鳥として飛来[1]

形態

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全長45cm。成鳥雄は全体が灰色で、喉から胸にかけては白っぽく、初列風切外側3枚目から3-4枚が黒く、腰は白い。成鳥雌はハイイロチュウヒの雌によく似るが、目の前後は白が目立つ[1]

生態

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生態はハイイロチュウヒと概ね一致だが、本種の方が動きが機敏。低空を飛びながら、ネズミや、地上の小鳥を飛び立たせ捕食する。「ピィ」というチュウヒに似た鳴声を発す[1]

日本での記録

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日本では、2008年10月に静岡県袋井市で幼鳥雌と思われる個体が撮影され初記録となる。同年12月に幼鳥雄が千葉県で観察・撮影されている。[2]

2010年10月にも京都府巨椋池干拓地で、観察・撮影されている[3]

参考文献

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  1. ^ a b c 叶内拓哉、安部直哉、上田秀雄 『新版 日本の野鳥』 2014年 山と渓谷社 367頁
  2. ^ 「ウスハイイロチュウヒ 幼鳥雄の観察記録」『BIRDER』2009年7月号、20頁
  3. ^ 鳥くん、「話題の珍鳥出現地を訪ねる」『BIRDER』2012年11月号、58-59頁

関連項目

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外部リンク

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