ウサギワラビー属
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ウサギワラビー属 | ||||||||||||||||||||||||
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ウサギワラビー Dorcopsis muelleri
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分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Lagorchestes Gould, 1841[1] | ||||||||||||||||||||||||
模式種 | ||||||||||||||||||||||||
Lagorchestes leporides (Gould, 1841)[1] | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
ウサギワラビー属[2] |
ウサギワラビー属(ウサギワラビーぞく、Lagorchestes)は、哺乳綱双前歯目カンガルー科に分類される属。
分類
[編集]以下の分類・英名は、Groves(2005)に従う[1]。和名は川田ら(2018)に従う[2]。
- †Lagorchestes asomatus ヒメウサギワラビー Lake Mackay hare-wallaby
- Lagorchestes conspicillatus メガネウサギワラビー Spectacled hare-wallaby
- Lagorchestes hirsutus コシアカウサギワラビー Rufous hare-wallaby
- †Lagorchestes leporides ウサギワラビー Eastern hare-wallaby
人間との関係
[編集]ヒメウサギワラビーは1932年に標本が1つ採取されたのみで、すでに絶滅したと考えられている[3]。ウサギワラビーは以前はオーストラリア南東部に分布していたが1890年以降は記録がなく、放牧や野焼きによる植生の変化などにより絶滅したと考えられている[4]。コシアカウサギワラビーは過去にはオーストラリア中部に広く分布していたが、放牧のための野焼きや人為的に移入されたアカギツネによる捕食などにより、シャーク湾の2島に残存個体群が存在するものの大陸部の個体群はほぼ絶滅した[5]。1991年にタナミ砂漠に残存していた個体群も火災により全滅し、ノーザン・テリトリーで飼育下繁殖させた個体を再導入する試みが進められたが、ネコなどの外来種による捕食が問題となった[5]。
画像
[編集]-
メガネウサギワラビー
L. conspicillatus -
コシアカウサギワラビー
L. hirsutus
出典
[編集]- ^ a b c Colin P. Groves, "Order Diprotodontia," Mammal Species of the World, (3rd ed.), Volume 1, Don E. Wilson & DeeAnn M. Reeder (ed.), Johns Hopkins University Press, 2005, Pages 43 - 70.
- ^ a b 川田伸一郎・岩佐真宏・福井大・新宅勇太・天野雅男・下稲葉さやか・樽創・姉崎智子・横畑泰志 「世界哺乳類標準和名目録」『哺乳類科学』第58巻 別冊、日本哺乳類学会、2018年、1 - 53頁。
- ^ Burbidge, A.A. & Woinarski, J. 2016. Lagorchestes asomatus. The IUCN Red List of Threatened Species 2016: e.T11160A21954573. https://doi.org/10.2305/IUCN.UK.2016-2.RLTS.T11160A21954573.en. Downloaded on 25 May 2021.
- ^ Burbidge, A.A. & Woinarski, J. 2016. Lagorchestes leporides. The IUCN Red List of Threatened Species 2016: e.T11163A21954274. https://doi.org/10.2305/IUCN.UK.2016-2.RLTS.T11163A21954274.en. Downloaded on 25 May 2021.
- ^ a b 橘川次郎 「コシアカウサビワラビー」『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ7 オーストラリア、ニューギニア』小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著、講談社、2000年、144頁。