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ウォーキング・オン・サンシャイン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「ウォーキング・オン・サンシャイン」
カトリーナ・アンド・ザ・ウェイヴスシングル
初出アルバム『Walking on Sunshine
B面 ゴーイング・ダウン・トゥ・リヴァプール
リリース
規格 7インチ・シングル
ジャンル ロックニュー・ウェイヴ
時間
レーベル キャピトル・レコード
作詞・作曲 キンバリー・リュー
プロデュース カトリーナ・アンド・ザ・ウェイヴス、パット・コリアー
ゴールドディスク
プラチナディスク
チャート最高順位
カトリーナ・アンド・ザ・ウェイヴス シングル 年表
Plastic Man
(1984年3月)
ウォーキング・オン・サンシャイン
(1985年4月)
Do You Want Crying
(1985年7月)
ミュージックビデオ
「Walking on Sunshine」 - YouTube
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ウォーキング・オン・サンシャイン」(Walking on Sunshine)は、カトリーナ・アンド・ザ・ウェイヴス[注 1]が1983年に発表した楽曲。その後再録音され、1985年に発表したシングル・バージョンは全英シングルチャートで8位、全米9位を記録した。

概要

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グループのギタリストのキンバリー・リューによって書かれた。リューは2015年の『ガーディアン』のインタビューで次のように述べている[4]

それは僕にとって重要な出来事だった。玄関を出て歩き始めたら彗星を見つけて曲がひらめいた、というような感じで「ウォーキング・オン・サンシャイン」は書かれたということをまず言いたい。曲は純粋に楽しいことだけを歌っていて、とにかく楽観的だ。メンバーに陽気な人間はひとりもいなかったにもかかわらず。僕らは若くて、不安で、悲観的な典型的なバンドだった。モータウンに影響されたグループみたいななりは誰もしてなかったし、あんな大きな頭にしてる奴もいなかった。近寄りがたい雰囲気があったから信用もされなかったし、ファン層というものもなかった。言ってみれば僕らはドイツのポップ・グループのフェスティバルに2番目で出演するようなバンドだった。でもこの曲を持てたんだ。

リューの証言どおり、バンドの他のメンバーは最初は「ウォーキング・オン・サンシャイン」に難色を示した。リード・ボーカリストのカトリーナ・レスカニッチは「こんなの本当の私たちじゃない」と言い、ベーシストのヴィンス・デ・ラ・クルーズも不愉快さを隠さなかったが[4]、結局録音された。

1983年、カナダのアティック・レコードから発売されたアルバム『Walking on Sunshine』に収録された。1984年のアルバム『Katrina and the Waves 2』もカナダ国内でのみ発売された。

1984年9月にバングルスが彼らの「ゴーイング・ダウン・トゥ・リヴァプール」をカバーしたシングルを発表。これが転機となり、1985年にグループはキャピトル・レコードに移籍した。そして過去の作品を再録音ならびにリミックスなどしたアルバム『Katrina and the Waves』を同年3月に発表[5]。本作品は同年4月にシングルカットされた[1]

全英シングルチャートで8位、ビルボード・Hot 100で9位、アイルランドで2位、カナダで3位、オーストラリアで4位を記録した。

脚注

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注釈

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  1. ^ 1985年に発売されたアルバム『Katrina and the Waves』およびシングル「ウォーキング・オン・サンシャイン」の日本盤の表記に依る[2][3]

出典

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