ウエシマコーヒーフーズ
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種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒650-0807 兵庫県神戸市兵庫区浜崎通4番1号 |
設立 | 1970年10月6日(創業は1925年) |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 7140001006265 |
事業内容 | コーヒーの製造・販売、飲食料品卸売、家庭用コーヒー・ギフトの店頭販売・インターネット販売及び飲食店の企画・経営 |
代表者 | 代表取締役社長 梅田 守 |
資本金 | 9,900万円 |
売上高 | 72億円(2018年度) |
従業員数 | 218名 |
決算期 | 12月31日 |
主要株主 | ユーシーシーホールディングス株式会社 |
外部リンク | http://www.ueshima.co.jp/ |
株式会社ウエシマコーヒーフーズ(英: UESHIMA COFFEE FOODS Co.,LTD.)は、兵庫県神戸市兵庫区に本社を置いていた、コーヒーを中心とした飲料・食品メーカー。おもにホテルやレストランにコーヒー豆や紅茶などを販売する業務用卸事業を行っていた[1]。
1925年に創業した「上島商店」をルーツとする会社で、当社創業者の弟たちもコーヒー・食品業に従事してUCC上島珈琲などを創業し、「上島コーヒーグループ」を形成した。2017年にUCCホールディングスの子会社となるが、2022年に特別清算された。[2]。
概要
[編集]「U.COFFEE FOODS SINCE.1925 KOBE」のCIロゴによるブランドで営業展開している。「U.COFFEE」2020年10月に創業95周年 会社設立50周年を迎える。
沿革
[編集]上島コーヒーグループの創始者である上島治忠は、1906年(明治39年)11月16日、上島武治の六男二女八人兄弟妹の三男として、現在の奈良県田原本町で生まれた。
- 1925年(大正14年)
- 上島治忠が神戸市兵庫区下沢通で「上島商店」を創業。
- 治忠を中心に、四男・勝、五男・忠雄の3兄弟がコーヒー、食品業に従事する。
- その後、四男、五男とも独立し、それぞれの商店を経営。後に次男・登も独立。六男・啓三も数年後独立する。
- 1934年(昭和9年)- 合名会社に改組し、上島食料問屋総本店と社名を改める。
- 1938年(昭和13年)- 本社を神戸市兵庫区水木通に移す。
- 1944年(昭和19年)- 株式会社に改組し、株式会社上島本店と社名を改める。
- 1951年(昭和26年)- 他の上島コーヒー称の各会社もそれぞれ株式会社に改組し、社名を改める。
- 四男・上島勝:上島珈琲貿易株式会社
- 五男・上島忠雄:上島珈琲株式会社(現在のUCC上島珈琲の前身)
- 六男・上島啓三:上島珈琲問屋株式会社
- 二男・登は1941年(昭和16年)に病死、上島登商店廃業。
- 1954年(昭和29年)- 旧本社ビル建設(現本社ビル所在地)。
- 1965年(昭和40年)- 株式会社上島本店から株式会社上島コーヒー本店に社名を改める。
- 1970年(昭和45年)
- 株式会社上島コーヒー本店が倒産。
- 創始者である治忠の二男・上島康男が株式会社ウエシマを設立。名古屋・堺・姫路・高知・米子・北九州・鹿児島の8支店とユ・コーヒーギャラリー米子の事業を上島コーヒー本店より継承。京都・岡山・福岡・熊本の4支店を開設。
- 札幌支店は札幌上島コーヒー株式会社として独立し、業務を継承。
- 1971年(昭和46年)1月 - 中村支店(現・四万十支店)を開設。
- 1973年(昭和48年)
- 10月 - 不動産取引の関連会社として、上島興産株式会社を設立。
- 11月 - 大阪北支店を開設。
- 1974年(昭和49年)
- 2月 - コーヒー豆の焙煎から製品化までを一貫して行う、神戸工場を竣工。
- 4月 - 全国展開の物流に対応するため、神戸工場の敷地内に神戸配送センターを竣工。
- 9月 - 大阪西支店を開設。
- 1975年(昭和49年)
- 1月 - 大阪東支店を開設。
- 2月 - 津支店を開設。
- 1979年(昭和54年)6月 - 高松支店を開設。
- 1980年(昭和55年)
- 6月 - 神戸総合工場を竣工。
- 品質管理室を設置し、輸入した生豆の鑑定を含めた品質管理体制を強化。
- 10月 - 株式会社ユ・コーヒーロースターズ設立。当時最先端だった西ドイツ製の焙煎機を導入し、コーヒー製造部門を別会社として独立させる。
- 1981年(昭和56年)3月 - 神戸ポートピア'81に参加。来場者に食事を提供する「ユ・コーヒーレストラン ウエシマ」を出店。
- 1982年(昭和57年)
- 9月 - 津支店新社屋を竣工。
- 10月 - 熊本支店新社屋を竣工。
- 1983年(昭和58年)3月 - 東京北支店・大宮支店を開設。
- 1984年(昭和59年)4月 - 喫茶・レストラン形式の直営店「コーヒーサロン クレイモア米子店」を米子高島屋内にオープン。
- 1985年(昭和60年)10月 - 京阪百貨店守口店にユ・コーヒーギャラリーをオープン。店頭でコーヒーの焙煎を行い提供するコーヒースタンド付き物販店のスタイルを確立。
- 1986年(昭和61年)10月 - 岡山支店・鹿児島支店を開設。
- 1987年(昭和62年)3月 - 高知支店新社屋を竣工。
- 1988年(昭和63年)
- 2月 - 業務卸事業を専門とする株式会社ユニバーサルフーズを設立。
- 3月 - 福知山支店を開設。
- 1990年(平成2年)
- 1991年(平成3年)6月 - 米子高島屋内に直営店「ジェラートショップ米子店」をオープン。
- 1994年(平成6年)9月 - 関東支社新社屋竣工。東京北支店および大宮支店を統合。
- 1995年(平成7年)
- 1996年(平成8年)3月 - 米子支店新社屋竣工。
- 1997年(平成9年)1月 - 神戸市三宮に新本社ビルを竣工。
- 1998年(平成10年)
- 1999年(平成11年)
- 1月 - 神戸市三宮に新本社ビルが完成。
- 6月 - 南大阪支店新社屋竣工(堺支店呼称変更)。
- 7月 - 事業の拡大にともない、株式会社ウエシマコーヒーフーズに社名変更。
- 10月 - 上島一泰が代表取締役に就任。
- 10月 - 大阪支店新社屋竣工(大阪西、東、北の3支店を統合)。
- 2000年(平成11年)
- 4月 - 姫路支店新社屋竣工。
- 9月 - 神戸支店新社屋竣工(淡路支店を統合)。
- 2002年(平成14年)
- 3月 - スイーツカフェの直営店「カフェ・シューライル神戸店」をそごう神戸店にオープン。
- 3月 - スイーツカフェの直営店「カフェ・シューライル天神店」をオープン。
- 11月 - 九州営業部・福岡支店新社屋竣工。
- 2003年(平成15年)
- 4月 - 総合ショッピング施設・福山ロッツにフードコートスタイルの直営店「神戸珈琲倶楽部 福山店」をオープン。
- 6月 - スイーツの製造販売を行う株式会社シューライルを設立。
- 10月 - 本社内に在神戸ブラジル名誉領事館を開設。
- 2007年(平成19年)
- 7月 - 日本にいる3名の名誉領事の一人として、上島一泰が在神戸ブラジル名誉領事に就任。ブラジルとの架け橋となるよう、さまざまな情報発信を行う。
- 7月 - 京都支社新社屋竣工。
- 本格的なコーヒー専門店のスタイルを追求したコーヒー専門直営店「THE COFFEE ROOM神戸本店」を本社ビル1階にオープン。
- 2008年(平成20年)
- 4月 - 株式会社ウエシマコーポレーションを株式会社ユ・コーヒーホールディングスに社名変更。
- 7月 - 直営店「カフェ・シューライル津松菱店」オープン。
- 10月 - 直営店「チェスティーノベイシティ店」オープン。
- 2009年(平成21年)
- 4月 - ユ・コーヒーフーズとユ・コーヒーホールディングスが合併し、社名を株式会社ユ・コーヒーホールディングスとする。
- 4月 - 中之島パーキングエリア casual cafe 「うみかぜ Kitchen」リニューアルオープン。
- 10月 - 株式会社ユニバーサルフーズと株式会社シューライルが合併し、社名を株式会社ユニバーサルフーズとする。
- 2010年(平成22年)1月 - スイーツの製造・販売直営店「エスプリ・ド・菓子」を神戸六甲に開店。
- 2011年(平成23年)
- 1月 - 泉大津パーキングエリア カフェテリア「カロヴァーレ」をリニューアルオープン。
- 4月 - ユ・コーヒーロースターズ、ユニバーサルフーズ、ユ・コーヒーホールディングスを合併。
- 10月 - 京阪守口ユ・コーヒーギャラリー守口店を改装オープン。
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)11月 - FC店 チェスティーノ 栄店開店。
- 2014年(平成26年)
- 4月 - 中国・青島市に「シューライル」FC店がオープン。
- ドリップバッグ クリスタルマウンテン新発売。
- 12月 - 神戸珈琲倶楽部FCイオンモールMOZOシネマ棟店開店。
- 2018年(平成30年)
- 2月28日 - UCCホールディングスに全株を譲渡し、同社グループ入り。上島一泰が代表取締役を退任。
- 3月1日 - 新経営体制が発足。代表取締役社長に岩田斉が就任。
- 2019年(平成31年)1月1日 - 代表取締役社長に梅田守が就任。
- 2020年(令和2年)12月9日 - 親会社のUCCホールディングスが、翌2021年4月より清算準備に入る旨を発表。新型コロナウイルス蔓延による環境の悪化等により、グループとしてより一層の経営効率化、業務用食品卸事業の強靭化が必要と判断されたもの[3]。
- 2022年(令和4年)6月15日 - 特別清算。負債総額は約20億円。製品・商標などについてはグループ内の各社が継承。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “UCCホールディングス 業務用卸の子会社を清算 コロナ禍で業績好転見込めず”. ひょうご経済+ (神戸新聞社). (2021年1月21日) 2022年6月23日閲覧。
- ^ 神戸の珈琲卸「ウエシマコーヒーフーズ」が特別清算、負債20億円 (2022年07月4日) 2024年10月4日閲覧
- ^ “株式会社ウエシマコーヒーフーズの清算準備に関するお知らせ”. UCCホールディングス株式会社. 2023年9月18日閲覧。
外部リンク
[編集]- ウエシマコーヒーフーズ
- フーヅフリッジ
- Club UCC
- ウエシマコーヒーフーズ (@ucoffee_kobe) - X(旧Twitter)
- ウエシマコーヒーフーズ (@u.coffee_kobe) - Instagram