コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ウェルカム・トゥ・ザ・ネイバーフッド〜地獄からの脱出

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ウェルカム・トゥ・ザ・ネイバーフッド〜地獄からの脱出』
ミートローフスタジオ・アルバム
リリース
録音 1995年4月 - 8月
ニューヨーク パワー・ステーション、ライト・トラック[1]
ロサンゼルス A&Mスタジオ[1]
ジャンル ハードロック
時間
レーベル MCAレコードアメリカ合衆国の旗カナダの旗
ヴァージン・レコード
プロデュース ロン・ネヴィソン(all songs)
サミー・ヘイガー、スティーヴン・ヴァン・ザント(#9)
ミートローフ(#10, #12)
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 3位(イギリス[2]
  • 10位(オーストラリア[3]、スイス[4]、ドイツ[5]
  • 12位(ノルウェー[6]
  • 17位(アメリカ[7]、ニュージーランド[8]
  • 22位(スウェーデン[9]
  • 28位(オランダ[10]、フィンランド[11]
  • 37位(ベルギー・フランデレン地域[12]
  • 44位(オーストリア[13]
  • ミートローフ アルバム 年表
    地獄のロック・ライダーII〜地獄への帰還
    (1993年)
    ウェルカム・トゥ・ザ・ネイバーフッド〜地獄からの脱出
    (1995年)
    Live Around the World
    (1996年)
    テンプレートを表示

    ウェルカム・トゥ・ザ・ネイバーフッド〜地獄からの脱出』(原題:Welcome to the Neighbourhood)は、アメリカ合衆国ロック歌手ミートローフ1995年に発表したスタジオ・アルバム

    背景

    [編集]

    前作『地獄のロック・ライダーII〜地獄への帰還』(1993年)に大きな貢献を果たしたジム・スタインマンが作詞・作曲した2曲は、いずれも書き下ろしの新曲ではなく[14]、「原罪を探し求めて」はスタインマンを中心としたユニット「パンドラズ・ボックス」のアルバム『Original Sin』(1989年)の収録曲で[15]、「レフト・イン・ザ・ダーク」はスタインマンのソロ・アルバム『バッド・フォー・グッド』(1981年)の収録曲である[16]

    「アムネスティ・イズ・グランテッド」はサミー・ヘイガーが提供した曲で、ヘイガーはボーカルとギターでゲスト参加したのに加えて、プロデュースにも貢献した[17]。なお、ヘイガーは1997年のソロ・アルバム『マーチング・トゥ・マーズ』で、この曲を再録音している[18]

    反響・評価

    [編集]

    前作『地獄のロック・ライダーII〜地獄への帰還』に匹敵する成功は収められず、ミートローフは本作を最後にMCAレコードとの契約を失った[19]。母国アメリカでは本作がBillboard 200で最高17位に終わり、シングル「君の為に僕は嘘をつく」はBillboard Hot 100で13位、「愛の幕が下りた時」は同82位を記録するにとどまった[7]。ただしイギリスでは一定の成功を収めており、本作は28週全英アルバムチャート入りして最高3位[2]全英シングルチャートでは「君の為に僕は嘘をつく」が2位、「愛の幕が下りた時」が7位、「紅い明かりに向かって」が21位に達した[20]

    William Rulhmannはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「スタインマンの華々しいスタイルのクローンを作ろうとして失敗した」「結果的に生じたセールスの下降は、過去ほど酷くはなかったが、スタインマンを欠いたミートが半ローフに過ぎないことは事実である」と評している[14]

    リイシュー

    [編集]

    2011年にヴァージン・レコードから発売されたコレクターズ・エディション盤は、アルバム本編にボーナス・トラック4曲を追加したCD1、ライヴ音源を収録したCD2、シングル曲のミュージック・ビデオBBCトップ・オブ・ザ・ポップス』出演時の映像、インタビューを収録したDVDから成る[17]。ディスク2に収録されたライヴ音源は、大部分は1995年のビーコン・シアター公演における録音だが、「Midnight at the Lost and Found」と「Whatever Happened to Saturday Night?」は1989年の録音である[17]

    収録曲

    [編集]
    1. ラバー・ミーツ・ザ・ロード - "Where the Rubber Meets the Road" (Sarah Durkee, Paul Jacobs) – 4:57
    2. 君の為に僕は嘘をつく - "I'd Lie for You (And That's the Truth)" (Diane Warren) – 6:40
    3. 原罪を探し求めて - "Original Sin" (Jim Steinman) – 6:03
    4. 45秒のエクスタシー - "45 Seconds of Ecstasy" (Martha Minter Bailey) – 1:06
    5. 紅い明かりに向かって - "Runnin' for the Red Light (I Gotta Life)" (Meat Loaf, Patti Russo, Harry Vanda, George Young, S. Durkee) – 3:58
    6. 失われた魂の祭 - "Fiesta de Las Almas Perdidas" (Jeff Bova) – 1:29
    7. レフト・イン・ザ・ダーク - "Left in the Dark" (J. Steinman) – 7:12
    8. 愛の幕が下りた時 - "Not a Dry Eye in the House" (D. Warren) – 5:54
    9. アムネスティ・イズ・グランテッド - "Amnesty Is Granted" (Sammy Hagar) – 6:09
    10. 最後のキスなら… - "If This Is the Last Kiss (Let's Make It Last All Night)" (D. Warren) – 4:33
    11. マーサ - "Martha" (Tom Waits) – 4:39
    12. 天使が歌うところ - "Where Angels Sing" (Stephen Allen Davis) – 6:10

    日本盤ボーナス・トラック

    [編集]
    1. 愛にすべてを捧ぐ(ライヴ) - "I'd Do Anything for Love (Live)" (J. Steinman)
    2. 地獄のロック・ライダー(ライヴ) - "Bat Out of Hell (Live)" (J. Steinman)

    コレクターズ・エディション盤ボーナス・トラック

    [編集]
    1. "Come Together" (John Lennon, Paul McCartney)
    2. "Let It Be" (J. Lennon, P. McCartney)
    3. "Oh, What a Beautiful Morning" (Richard Rodgers, Oscar Hammerstein II)
    4. "Is Nothing Sacred" (Don Black, J. Steinman)

    コレクターズ・エディション盤ボーナス・ディスク

    [編集]

    CD

    [編集]
    1. "Life Is a Lemon and I Want My Money Back" (J. Steinman) – 7:58
    2. "Where the Rubber Meets the Road" (S. Durkee, P. Jacobs) – 5:39
    3. "I'd Lie for You (And That's the Truth)" (D. Warren) – 7:17
    4. "Amnesty Is Granted" (S. Hagar) – 5:49
    5. "You Took the Words Right Out of My Mouth" (J. Steinman) – 9:13
    6. "All Revved Up with No Place to Go" (J. Steinman) – 6:47
    7. "Dead Ringer for Love" (J. Steinman) – 4:30
    8. "I'd Do Anything for Love (But I Won't Do That)" (J. Steinman) – 5:29
    9. "Runnin' for the Red Light (I Gotta Life)" (Meat Loaf, P. Russo, H. Vanda, G. Young, S. Durkee) – 3:58
    10. "Midnight at the Lost and Found" (Meat Loaf, Danny Peyronel, Paul Christie, Steve Buslowe) – 4:58
    11. "Whatever Happened to Saturday Night?" (Richard O'Brien) – 3:14
    12. "Bat Out of Hell" (J. Steinman) – 11:58

    DVD

    [編集]
    1. "I'd Lie for You (And That's the Truth)" (D. Warren)
    2. "Not a Dry Eye in the House" (D. Warren)
    3. "I'd Lie for You (And That's the Truth)" (D. Warren)
    4. "Not a Dry Eye in the House" (D. Warren)
    5. "Interview with Meat Loaf: Making of 'Welcome to the Neighbourhood'"

    参加ミュージシャン

    [編集]
    • ミートローフ - ボーカル
    • パティ・ルッソ - ボーカル (#2, #10)
    • スーザン・ウッド - ボーカル (#4)
    • サミー・ヘイガー - ボーカル (#9)、ギター (#9)
    • ティム・ピアース - ギター (#1, #2, #3, #5, #7, #8, #9, #10, #12)
    • パット・スロール - ギター (#2, #3, #4, #5, #7, #8, #10, #12)
    • エディ・マルチネス - ギター (#9)
    • スティーヴン・ヴァン・ザント - ギター (#9)
    • カジム・サルトン - アコースティック・ギター (#8)、バックグラウンド・ボーカル (#1, #2, #3, #5, #7, #8, #9, #10, #12)
    • ジェフ・ボヴァ - キーボード (all songs)、ハモンドオルガン (#2, #4)
    • ポール・ジェイコブス - ピアノ (#1, #10)
    • マーク・アレキサンダー - ピアノ (#2, #3, #4, #5, #7, #8, #9, #11, #12)
    • スティーヴ・バスロウ - ベース (#1, #2, #3, #4, #5, #7, #8, #9, #10, #12)
    • ケニー・アロノフ - ドラムス (#1, #2, #3, #4, #5, #7, #8, #9, #10)
    • ジョン・ミセリ - ドラムス (#12)
    • カーティス・キング - バックグラウンド・ボーカル (#1, #2, #7, #8, #9, #10, #12)
    • ロリー・ドッド - バックグラウンド・ボーカル (#1, #2, #3, #5, #7, #8, #9, #10, #12)
    • パール・アデイ - バックグラウンド・ボーカル (#1, #2, #5)
    • Elaine Kaswell - バックグラウンド・ボーカル (#3, #5)

    脚注・出典

    [編集]