ウェザーブレイク
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『ウェザーブレイク』とは、テレビ東京の制作により、テレビ東京系列(TXN)の各局や同時ネット局である中京・近畿の各広域圏の独立放送局(独立協)の一部で放送されていた天気予報のことである。各番組の終了後に挿入され、15秒間放送された[注 1]。
概要
[編集]テレビ東京が「天気予報自動システム」を導入し、1997年(平成9年)10月1日[1]から2003年(平成15年)3月まで放送していた。基本的にテレビ東京制作番組[注 2]の本編終了後の15秒間、全国の天気予報を音声合成で伝えていた。このような形態の放送は当番組の放送当時、他系列には存在しなかった[注 3]。
2000年(平成12年)12月1日に開局したBSジャパン(現・BSテレビ東京)でも、地上波とサイマル放送されていた番組[注 4]の直後に放映されていた。
備考
[編集]オープニング・放送枠
[編集]- オープニングは1枚絵であったが、番組タイトルが左右からスライドするものも混在した。なお、オープニングの絵は放送時の季節に合わせたイラストや写真が使われた[注 5]。これに併せてタイトルコール[注 6]を放送した。
- 当番組は15秒枠[1]であったが、初期は30秒枠[1]や150秒枠の設定があった[注 7]。
番組に関して
[編集]- テレビ東京のみ(関東ローカル)で放送する場合は、関東地方の天気予報[注 8](伊豆大島、山梨県東部・富士五湖〈ともに郡内地方〉、静岡県東部を含む[注 9])または予想最高気温[注 10]もしくは東京地方(東京都区部)の週間予報を放送していた[注 11]。
- 音声合成によるナレーション(女性)は1998年秋頃に変更が行われた。BGMの変更時期は不明であるが、タイトルコールの変更は無かった。なお、末期はテレビ東京系列の番組宣伝と併せて放送したこともあったが、それと併せて放送する時は番組宣伝の映像・音声との合成で放送したため、オープニング(タイトルコールを含む)や音声合成による天気予報の解説は無かった。
- 天気マークはテレビ東京で放送する天気予報から流用していたが、放送当時のテレビ東京の天気予報には雷マーク(雷雨のこと)もあった[注 12]。なお、雷マークは後に廃止されたため、現存しない。
その他
[編集]- テレビ東京でアニメ『serial experiments lain』を放送した時(1998年7月 - 同年9月の月曜深夜に放送)は同作品のエンドカードに、当番組につなぐような登場人物1枚画(イラスト制作・安倍吉俊)[注 13]が映った後、すぐに当番組を放送していた。
- テレビ東京はアニメ『フォーチュン・クエストL』(毎日放送主導の制作委員会によって制作され、TBS系列の一部でも放送されたテレビアニメ)のネット局の1つであったが、同番組の後に本番組(30秒バージョン)を放送していた。
- 放送局側の事情により、独立放送局では放送されなかったことがあった[注 14]。なお、テレビ東京系列でも番組編成上の都合により、放送を休止したことがあるが[注 15]、テレビ東京やその系列局が他系列局へ同時ネットを行った場合(例:競輪などのスポーツ中継)の措置は不明である。
- 新潟テレビ21(テレビ朝日系列)にも同題の番組[注 16]があるが、当番組とは無関係である。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 初期は30秒枠・150秒枠もあった。#オープニング・放送枠を参照。なお、当番組を放送することは(新聞の)ラテ欄には記されていなかった。
- ^ 他のテレビ東京系列が制作した番組もその対象となることがあった。
- ^ 音声合成による天気予報はKBS京都(独立放送局〈独立協〉)で2000年代(2006年に放送歴あり。当時のオープニングとエンディングは3DCGアニメ『ファニーペッツ』とのコラボレーションであった)から放送している。なお、他の放送局でも音声合成によるミニ番組(天気予報など)を放送することがある。
- ^ 『ワールドビジネスサテライト』や『TXNニュース』などの報道系の番組がその対象となったが、ほとんどの番組は出演者の肖像権などの問題が原因で日本音楽事業者協会からの抗議によって直前になって中止となったり、しばらくして打ち切られた番組もあった。
- ^ 1998年のクリスマス頃に放送した時は、星のオーナメントの写真をフォトフレームで囲ったものを使用した。
- ^ 本編は音声合成による女性のナレーションであったが、タイトルコールは男性が英語でナレーションした。
- ^ 150秒枠は「全国の雨の様子(レーダー雨量)・天気・予想最高気温、雲の様子(ひまわり(気象衛星))、予想天気図(今夜9時)、関東地方の雨の様子(レーダー雨量)・気温・天気・予想最高気温、東京地方(東京都区部)の週間予報」を放送。
- ^ 「東京都区部、神奈川県東部、埼玉県北部、千葉県北西部・北東部・南部、茨城県北部、栃木県南部、群馬県南部」のこと。
- ^ 伊豆大島は「大島」と表記。山梨県東部・富士五湖(ともに郡内地方)と静岡県東部は都や県の名称および地名の表示が無かった。
- ^ 「東京(東京都区部)、横浜、千葉、熊谷、水戸、宇都宮、前橋、大島(伊豆大島)」の予想最高気温を表示。
- ^ プライムタイムを除く各時間帯は、関東ローカルとして放送。
- ^ 放送当時の予報マーク(テレビ東京)は5種類(晴れ・曇り・雨・雪・雷)あったが、すべてのマークにアニメーションがあった(例:「雨」は傘の持ち手が左右に回転(それに合わせて本体も動く)、「雪」は雪だるまが左右に動く、「雷」は稲光〈黄色〉を再現)。
- ^ 最終話(第13話〈Layer:13〉)を除く(新番組〈『聖ルミナス女学院』〉の予告を放送した後、当番組を放送したため)。
- ^ プライムタイムはクロスプログラムの後に放送することを基本としていたが、独立放送局の一部(びわ湖放送など)はテレビ東京系列番組を続けて放送する編成であっても、クロスプログラムを放送しないことがある(テレビ東京系列の番組を同時ネットで放送し、クロスプログラムまで放送するパターン〈『ウェザーブレイク』は非ネット〉もあった)。「テレビ東京系列番組の同時ネットを取り止めて、独自編成(例:自社制作番組またはプロ野球などのスポーツ中継を放送)へ差し替え」となる場合も、この対象となる。
- ^ 『隅田川花火大会』は原則、テレビ東京のみ(関東ローカル)で放送したため、同番組終了後の『ウェザーブレイク』は関東ローカルとして放送する(注:テレビ中継に関する詳細は隅田川花火大会#テレビ放送を参照)。ステーションブレイクやスポットCMを外して放送する番組(「ステブレレス」のこと)もこの対象となる。
- ^ 同局で放送する天気予報(5分または6分のミニ番組)のこと。ニュースと併せて放送する時は『UXニュース&ウェザー』に、番組ガイドと併せて放送する時は『ウェザー&○曜のUX』(例:日曜夜に放送する時は『ウェザー&月曜のUX』)に、『スーパーJにいがた』で放送する天気予報は「ソラりぽ」(気象予報士が出演。 出演者はスーパーJにいがた#出演者を参照)に改題して放送[2]。
出典
[編集]関連項目
[編集]- テレビ東京番組一覧
- ニュースブレイク - 同時期(1997年4月)に開始。2017年3月まで放送。
- ミュージックブレイク - テレビ東京ミュージック制作の番組。現在(2024年9月時点)も放送されている。