イースト・ディーン・アンド・フリストン
イースト・ディーン・アンド・フリストン
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バーリング・ギャップ (Birling Gap) | |
イギリスにおけるイースト・ディーン・アンド・フリストンの位置 | |
面積 | 3.32 sq mi (8.6 km2) [1] |
人口 | 1,637人 (2019年6月30日推計)[1] |
- 人口密度 | 190.3/km2 (493/sq mi) |
英式座標 | TV552983 |
- ロンドン | 北北西86キロメートル (53 mi) |
非都市ディストリクト | |
シャイア・カウンティ | |
リージョン | |
構成国 | イングランド |
国 | イギリス |
郵便地域 | EASTBOURNE |
郵便番号 | BN20 |
市外局番 | 01323 |
警察 | |
消防 | |
救急医療 | |
英国議会 | |
公式サイト | East Dean and Friston |
イースト・ディーン・アンド・フリストン(英: East Dean and Friston)は、イングランドのイースト・サセックスにあるウィールデン地区に位置する行政教区 (Civil parish) である。4.8キロメートル (3.0 mi) 東にはイーストボーンがあり、同じく西にはシーフォードがある。教区内にある2つの村(イースト・ディーンとフリストン)はサウス・ダウンズのドライバレーにあり、幹線道路 A259 が双方の村の中心部を通っている。また、教区内の沿岸集落にバーリング・ギャップ (Birling Gap) がある。
イースト・ディーン・アンド・フリストンは、イースト・ディーンと称される選挙区の一部である。このイースト・ディーン区の人口は2011年の国勢調査で2258人[2]、イースト・ディーン・アンド・フリストンの人口は、同じく2011年の国勢調査で1620人、2019年6月末の推計では1637人とされている[1]。
シーフォードの東端からイーストボーンの西端までの沿岸およびその間の幹線道路 (A259) にかけての多くの土地はナショナル・トラストが管理しており、この一帯の開発が促進されるのを防いでいる。
イースト・ディーンとフリストン
[編集]イースト・ディーンはサウス・ダウンズのドライバレーの谷間にあり、フリストンは西の丘の上にある。両村には、歴史的な事物が多くある[3][4]。
聖シモンと聖ユダに捧げられた教会 (Church of Ss Simon & Jude) であるイースト・ディーン教会 (East Dean Church) には、サクソン時代(後期)の塔や珍しい門 ‘Tapsel gate’ (ウシが教会内に入るのを防ぐ)がある[5]。フリストン教会 (Friston Church) は聖母マリアに捧げられた教会(聖母マリア教会)である[6]。両教会は1688年以来、統一的聖職禄を形成していた[7]。フリストン教会には、作曲家フランク・ブリッジ(1879-1941年)の墓がある[8]。
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‘Tapsel gate’
(イースト・ディーン教会) -
フリストン教会
バーリング・ギャップ
[編集]バーリング・ギャップは、東のビーチー岬(ビーチー・ヘッド)から西のセブン・シスターズの間に位置し[9]、ナショナル・トラストにより管理されている[10]。1878年に沿岸警備隊のコテジ(コテージ)のうち、海岸侵食によりすでに数棟が取り壊されているが[11]、残存するものにはいまだ居住者がいる。しかし、やがて深刻な海岸侵食により家屋は取り壊されることも考えられる[12]。
ナショナル・トラストが運営するカフェ、ショップ、ビジターセンターなどがあり[13]、そして金属製の階段が下の海岸に接続し、セブン・シスターズへと続くチョーク(白亜)の崖(クリフ、Cliff)に囲まれた礫浜(れきはま)に降りることができる。ただし、十分に安全を確保することが求められる[14]。
イギリスの女流画家ジーン・クックは、バーリング・ギャップのコテジに住み、そこで2008年に亡くなった[15][16]。
2017年8月、化学物質の漏出事故の疑いのあるバーリング・ギャップ事件の後、数百人もの人が悪影響を訴えた[17][18]。
地質
[編集]バーリング・ギャップの主な岩石はチョークである。ここに露出する他のものには、燧石(すいせき)、黄土、ならびに土などがある。教区内の海岸線は、シーフォードからビーチー・ヘッドに至る学術研究上重要地域 (Sites of Special Scientific Interest; SSSI) の一部である[19]。
脚注
[編集]- ^ a b c “EAST DEAN AND FRISTON”. CITY POPURATION. 2021年2月28日閲覧。
- ^ “East Dean”. UK Census Data. 2021年2月28日閲覧。
- ^ “East Dean & Friston”. South East England. 2021年2月6日閲覧。
- ^ “East Dean & Friston Local History Group”. 2021年2月6日閲覧。
- ^ “Tapsel Gate at East Dean Church”. geograph. 2021年2月6日閲覧。
- ^ “The Parish Church of Saint Mary the Virgin”. Historic England. 2021年3月6日閲覧。
- ^ “Church: Churches in the Benefice”. East Dean & Friston Online (2007年6月4日). 2007年9月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月6日閲覧。
- ^ “Friston church: grave of Frank Bridge”. geograph. 2021年2月6日閲覧。
- ^ “Birling Gap”. 2021年3月6日閲覧。
- ^ “Birling Gap and the Seven Sisters”. National Trust. 2021年3月6日閲覧。
- ^ “The History of Birling Gap”. Birling Gap. 2021年3月6日閲覧。
- ^ Alex Kirby (2000年7月14日). “Crumbling cliffs highlight coastal crisis”. BBC News (BBC) 2021年3月6日閲覧。
- ^ “Visiting Birling Gap - what you need to know”. National Trust. Birling Gap and the Seven Sisters. 2021年3月6日閲覧。
- ^ “Staying safe when visiting Birling Gap”. National Trust. Birling Gap and the Seven Sisters. 2021年3月6日閲覧。
- ^ “Jean Cooke: Painter of wit and subtlety”. The Independent .independent.co.uk. (2008年10月22日) 2021年3月6日閲覧。
- ^ Philip Vann (2008年8月29日). “Jean Cooke, obituary”. The Guardian. 2014年1月6日閲覧。
- ^ “Police investigate suspected 'chemical incident' at Beachy Head after 50 people complain of stinging eyes and throats”. The Independent (.independent.co.uk). (2017年8月27日) 2021年3月6日閲覧。
- ^ “Crumbling cliffs highlight coastal crisis”. BBC News (BBC). (2017年8月28日) 2021年3月6日閲覧。
- ^ “Seaford to Beachy Head SSSI”. Designated Sites View. Natural England. 2021年3月6日閲覧。
外部リンク
[編集]- East Dean and Friston: Village Design Statement (PDF) (Report). South Downs National Park Authority. 2016.