イワカワシジミ
表示
イワカワシジミ | ||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
雌雄の標本(上)
沖縄本島産(下) | ||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||||||||||
Artipe eryx (Linnaeus, 1771) | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
イワカワシジミ | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
The Green Flash | ||||||||||||||||||||||||
亜種 | ||||||||||||||||||||||||
|
イワカワシジミ(岩川小灰蝶、 Artipe eryx)は、シジミチョウ科に属するチョウの一種。
概要
[編集]翅裏に一面に緑色を吹いた南国的な蝶。雄の翅表はさらに青紫色に輝くが、雌は一様な黒褐色である。
森林性を示し、翅がやや縦長く尾状突起と舌状突起が顕著に現れる。トラフシジミに近縁。
幼虫の食草はアカネ科のクチナシ。新芽や果実に産卵する。多化性で3月から11月にかけて見られ、幼虫もしくは蛹で越冬する。環境省指定希少種。
-
イワカワシジミの幼虫による食痕
分布
[編集]奄美大島以南の南西諸島。国外では中国、ヒマラヤ東部、インドシナ半島、スンダランド、台湾。
保全状況評価
[編集]- イワカワシジミ Artipe eryx okinawana(Matsumura)
- 準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)
参考文献
[編集]- 牧林功解説、青山潤三写真『日本の蝶』成美堂出版〈ポケット図鑑〉、1994年。ISBN 4415080456。
- 日本環境動物昆虫学会 編『チョウの調べ方』今井長兵衛・石井実監修、文教出版、1998年。ISBN 4938489112。OCLC 170389984。