コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

イフ・ゴッド・ウィル・センド・ヒズ・エンジェルス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「イフ・ゴッド・ウィル・センド・ヒズ・エンジェルス」
U2シングル
初出アルバム『ポップ (アルバム)
リリース
ジャンル ロック
時間
レーベル アイランド・レコード
作詞・作曲 ボノジ・エッジ
プロデュース フラッド (プロデューサー)ハウイーB
チャート最高順位
全英14位
U2 シングル 年表
プリーズ (U2の曲)
(1997年)
イフ・ゴッド・ウィル・センド・ヒズ・エンジェルス
(1997年)
モーフォ (曲)
(1997年)
テンプレートを表示

イフ・ゴッド・ウィル・センド・ヒズ・エンジェルス」(If God Will Send His Angels)は、U21997年アルバム『Pop』に収録されている曲で、シングルカットされた。

概要

[編集]

Last Night on Earth」「If You Wear That Velvet Dress」「Wake Up Dead Man」と同様、『Zooropa』のアウトテイクで、ビル・フラナガンの『U2 At The End of the World』で言及されている。本の中で曲をVibes、Songs、Soundtracksの3つのカテゴリーに分けたリストが紹介されており、この曲はVibesに分類されている。[1]またBPファロンの『Faraway So Close』でも「非常に美しい『If God Will Send His Angels』という曲もあった」と言及されている。[2]

ボノ曰く、"答え"を探し求めている女性に対して、男性が「自分の身の回りにあるじゃないか」と叱っているSF風ゴスペル。[3]エッジ曰くカントリー風ヒップホップとのこと。

「Please」「Last Night on Earth」「If God Will Send His Angels」はシングルカットされた際、リテイクされている。

収録曲

[編集]
Version 1 CD(UK盤)
  1. Single Version
  2. Slow Dancing
  3. Two Shots of Happy, One Shot of Sad
  4. Sunday Bloody Sunday (Live from Sarajevo)
Version 2 CD(USA盤)
  1. Single Version
  2. Mofo (Romin Remix)

PV

[編集]
  • 監督:フィル・ジョアノー
  • プロデューサー:ジェーン・リアドン
  • 編集:フィル・ジョアノー
  • ロケ地:Hi-Liter Diner, Highland Park(デトロイト)
  • 撮影日:1997年11月1日
  • リリース日:1997年11月19日

撮影は1997年11月1日の午後9時から翌朝の4時半にかけて行われた。ボノが宿泊していたRitz Carltonの外にU2ファンが何人かいたので、彼らのエキストラとして参加してもらった。このPVはヨーロッパで流され、北米ではこの曲を提供した『シティ・オブ・エンジェル』のシーンを挿入したヴァージョンが流された。[4]

ライブ

[編集]

Popmartツアーの1stレグで計22回演奏されたが、初日の1997年4月25日のラスベガス公演でのみ唯一フルバンドで、それ以外はアコギで演奏された。[5]

アウトアピアランス

[編集]

リミックス

[編集]
  • Grand Jury Mix (1997)

by Gerald Baillergeau, AKA Big Yam, Victor Merritt, AKA Vino

(「Mofo」『Artificial Horizon』収録)

  • Big Yam Mix (2002)

by  Gerald Baillergeau, Victor Merritt

(『The Best Of 1990-2000 収録』)

B面

[編集]

Slow Dancing

[編集]

「Stay (Faraway, So Close!)」のB面には、ボノとエッジによるアコギヴァージョンが収録されたが、こちらはウィリー・ネルソンを伴ってのフルバンド演奏。ミッキー・ラファエルがハーモニカを担当している。

Two Shots of Happy, One Shot of Sad

[編集]

1992年にボノとエッジがフランク・シナトラのために書いた曲。1995年11月19日に放送された、シナトラの80歳の誕生日を祝うトリビュート番組のためにボノとエッジによってロンドンでレコーディングされた。ストリングス・アレンジメントはクレイグ・アームストロングである。結局、フランク・シナトラがレコーディングする機会はなかったが、2004年に娘のナンシー・シナトラがレコーディングし、アダムとラリーが参加した。その際、ナンシーは1人称から3人称に変え、父親に言及している。[6]

→「Two Shots of Happy, One Shot of Sad

Sunday Bloody Sunday (Live from Sarajevo)

[編集]

1997年9月23日に行われたPopmartツアーサラエボ公園での演奏。喉を潰したボノの代わりにエッジがアコギで歌っている。この後、カラオケの代わりにエッジのアコギによる「Sunday Bloody Sunday」がセトリに入った。

脚注

[編集]
  1. ^ Bill Flanagan (1995/5/11). U2 at the End of the World. Bantam Press
  2. ^ BP Fallon | Books by BP”. web.archive.org (2009年10月30日). 2024年4月4日閲覧。
  3. ^ U2 (著), 前 むつみ (監訳), 久保田 祐子 (翻訳)『U2 BY U2』シンコーミュージックエンタテイメント、2006年11月1日。
  4. ^ u2songs | If God Will Send His Angels (Original Edit Video by Phil Joanou) - U2 (04:33) |”. www.u2songs.com. 2024年4月4日閲覧。
  5. ^ Axver, Matthias Muehlbradt, Andre. “U2 If God Will Send His Angels - U2 on tour”. U2gigs.com. 2024年4月4日閲覧。
  6. ^ u2songs | Sinatra, Nancy - "Nancy Sinatra" Album |”. www.u2songs.com. 2024年4月4日閲覧。