イヌセンボンタケ
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イヌセンボンタケ | |||||||||||||||||||||||||||
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Coprinus disseminatus
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Coprinellus disseminatus J.E.Lange, 1938[1] | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
イヌセンボンタケ |
イヌセンボンタケ(犬千本茸[2]、学名: Coprinellus disseminatus)とはハラタケ目ナヨタケ科 Coprinellus属の極めて小型のキノコ。過去にはヒトヨタケ科ヒトヨタケ属とされていた。地方によってはまめぶし、ちびぶし、ぼんさいもたしなどの名称がある。
腐生菌[2]。春から夏にかけて、シイ・カシ林や雑木林、ブナ・ミズナラ林の倒木や切り株、朽ち木やその周辺におびただしく群生する[2]。時には何千何万本にもなる。
傘は径1センチメートル (cm) 程度、初めは白く、のちに灰色になる。傘には放射状の溝線がある[2]。柄は細く、白色。傘も柄も脆い[2]。ヒダは成熟すると黒くなる[2]。成熟期にあっても傘の液化は起こらないことが特徴になっている。
可食であるが、食用価値はない[3]。和名に「イヌ」と付くが犬が好んで食するわけではなく、利用価値がなく役立たないものに対する日本語の名付け方によるもの[2]。この種の場合、味が悪く食用とならないがたくさん生えることから、多くの文献で食不適として扱われている[2]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 牛島秀爾『道端から奥山まで採って食べて楽しむ菌活 きのこ図鑑』つり人社、2021年11月1日。ISBN 978-4-86447-382-8。