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イタコルマイト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イタコルマイト。エストニア自然史博物館英語版の標本(産地不明)。

イタコルマイト(Itacolumite)は、自然にできる多孔質の砂岩で、薄く切った板は変形しやすい。別名、こんにゃく石[1]

名前の由来は、ブラジルミナスジェライス州南部にあるItacolumiという場所で発見されたことによる。

柔軟性の原因

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諸説あり、議論が行われてきた。石英粒の間に白雲母緑泥石滑石等が存在している事で粒の間の変形がしやすいと考えられていたが、複雑に風化して遊びのあるジグソーパズルのように粒が絡み合った結果であるとされる[2][3]

産地

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発見されたブラジルのミナスジェライス州のほか、ゴイアス州。アメリカのジョージア州ノースカロライナ州マダガスカル、インド、ロシア、フランスなどで産出する。いずれも先カンブリア時代の石英片岩の一部から見つかっている[3]

出典

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  1. ^ 鈴木 博之, 蟹江 康光, 蟹江 由紀, Rambeloson R.A., Ramasiarinoro V. (2008). マダガスカルからイタコルマイト(こんにゃく石)の発見とその意義. 日本地質学会第115年学術大会. 秋田. doi:10.14863/geosocabst.2008.0.133.0
  2. ^ コトバンク:イタコルマイト岩石学辞典の解説
  3. ^ a b 鈴木 博之, 横山 卓雄, 西原 正夫 (1992). 251 イタコルマイト(こんにゃく石)の組織と変形様式. 日本地質学会第99年学術大会. 熊本. doi:10.14863/geosocabst.1992.0_359