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イソクエン酸デヒドロゲナーゼ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イソクエン酸デヒドロゲナーゼ (NAD+)
識別子
EC番号 1.1.1.41
CAS登録番号 9001-58-5
データベース
IntEnz IntEnz view
BRENDA BRENDA entry
ExPASy NiceZyme view
KEGG KEGG entry
MetaCyc metabolic pathway
PRIAM profile
PDB構造 RCSB PDB PDBj PDBe PDBsum
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イソクエン酸デヒドロゲナーゼ (NADP+)
識別子
EC番号 1.1.1.42
CAS登録番号 9028-48-2
データベース
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KEGG KEGG entry
MetaCyc metabolic pathway
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PDB構造 RCSB PDB PDBj PDBe PDBsum
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イソクエン酸デヒドロゲナーゼ
Found in Escherichia coli
識別子
略号 IDH1
Entrez英語版 3417
HUGO 5382
OMIM 147700
PDB 1cw7 (RCSB PDB PDBe PDBj)
RefSeq NM_005896
UniProt O75874
他のデータ
EC番号
(KEGG)
1.1.1.42
遺伝子座 Chr. 2 q32-qter
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イソクエン酸デヒドロゲナーゼ(isocitrate dehydrogenase, IDH)は、イソクエン酸2-オキソグルタル酸とを相互変換する酸化還元酵素である。イソクエン酸デヒドロゲナーゼにはイソクエン酸デヒドロゲナーゼ (NAD+)(EC 1.1.1.41)と、イソクエン酸デヒドロゲナーゼ (NADP+)(EC 1.1.1.42)の2種が存在するがクエン酸回路を構成するのは前者の方である。

クエン酸回路を構成するイソクエン酸デヒドロゲナーゼ (NAD+)は二段階でイソクエン酸から2-オキソグルタル酸に変換している。まず、イソクエン酸(二級アルコール)のオキサロコハク酸(ケトン)への酸化をしたのち、続いてこのオキサロコハク酸のβ-カルボキシル基脱炭酸することによりα-ケトグルタル酸へ変換される。

もう一方のイソクエン酸デヒドロゲナーゼ (NADP+)も同じ反応をするが、こちらの反応はクエン酸回路とは関係がなく、ミトコンドリアペルオキシソームと同様に細胞質基質で行われ[1]、補因子もNAD+ではなくNADP+が使われる。

エネルギー論

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どちらの酵素とも反応全体の自由エネルギーは-8.4 kJ/molである。IDHはVmax(最大反応速度)を低下させることなくイソクエン酸のKM(ミカエリス・メンテン定数 - 詳細はミカエリス・メンテン式を参照)を低下させる。

構造

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NAD-IDHは、3つのサブユニットからなり、アロステリック制御され、Mg2+またはMn2+イオンを必要とする。既知の構造を持つ最も近いホモログは大腸菌のNADP依存型IDHで、2つのサブユニットと13%の相同性と29%の類似性に基づいたアミノ酸配列を持つ。既知の全てのNADP-IDHsはホモダイマーである。

脚注

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  1. ^ Corpas FJ et al. (1999). “Peroxisomal NADP-Dependent Isocitrate Dehydrogenase. Characterization and Activity Regulation during Natural Senescence”. Plant Physiology 121 (3): 921–928.. doi:10.1104/pp.121.3.921. PMID 10557241. 

関連項目

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外部リンク

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