コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

イスタンブール文化芸術財団

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
イスタンブール文化芸術財団
ネジャット・エジザジュバシュ・ビルディング
設立 1973
種類 非営利団体
法的地位 財団
本部 イスタンブール
会長 ネジャット・エジザジュバシュ英語版
ウェブサイト http://www.iksv.org/en
テンプレートを表示

イスタンブール文化芸術財団(イスタンブールぶんかげいじゅつざいたん、トルコ語: İstanbul Kültür Sanat Vakfı, İKSV)は、トルコで活動する非営利の財団である[1][2]イスタンブールを文化・芸術の国際都市とすることを目標として活動している[3]

2009年以降、財団はシシハーネのネジャット・エジザジュバシュ・ビルディング(2013年まではデニズ・パラスという名称だった)を拠点としている[4]。また、この建物には事務局の他にも、財団が運営する「サロン」という名前のパフォーマンスホールがある[5]

沿革

[編集]

芸術愛好家であったネジャット・エジザジュバシュ英語版と17名のビジネスマンが、1973年に設立した[1]

財団が主催した最初の国際的なイベントは、1973年のイスタンブール・フェスティバルであった[1][6]。このイベントは、トルコ共和国の建国50周年に合わせて開催された[1][6]

その後、財団は様々なイベントを運営するようになり、フェスティバルやビエンナーレもいくつか開催するようになった[7]。財団が携わったイベントは、イスタンブール・ジャズ・フェスティバル英語版イスタンブール国際映画祭英語版イスタンブール・ビエンナーレ英語版などがあげられる[1][2]

評価

[編集]

アーサー・ジョージは「文化的に多様なグループの包摂と参加を促進する上で、文化と芸術は重要な役割を果たすとイスタンブール文化芸術財団は信じている」と指摘し、MENA(中東および北アフリカ)地域ではしばしばタブーとされるLGBTや精神疾患について発信するアーティストをサロンに出演させた事例や、少数言語の使用を財団が支持した事例などを紹介している[7]

参考文献

[編集]
  1. ^ a b c d e History”. Istanbul Foundation for Culture and Arts. 29 November 2023時点のオリジナルよりアーカイブ。29 November 2023閲覧。
  2. ^ a b 第4回イスタンブール・デザインビエンナーレ「学校の学校」とは? | Webマガジン「AXIS」 | デザインのWebメディア”. Webマガジン「AXIS」. 29 November 2023時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月29日閲覧。
  3. ^ Istanbul Foundation for Culture and Arts”. Anna Lindh Euro-Mediterranean Foundation for the Dialogue Between Cultures. 29 November 2023時点のオリジナルよりアーカイブ。29 November 2023閲覧。
  4. ^ Nejat Eczacıbaşı Building”. Istanbul Foundation For Culture and Arts. 29 November 2023時点のオリジナルよりアーカイブ。29 November 2023閲覧。
  5. ^ A Revival in Istanbul」『The New York Times』18 February 2010。オリジナルの29 November 2023時点におけるアーカイブ。29 November 2023閲覧。
  6. ^ a b A Score of Notes on Music Festivals」『The New York Times』10 June 1973。オリジナルの29 November 2023時点におけるアーカイブ。29 November 2023閲覧。
  7. ^ a b Istanbul’s İKSV: An Intensity Beyond Cool”. All About Jazz (17 October 2018). 29 November 2023時点のオリジナルよりアーカイブ。29 November 2023閲覧。

外部リンク

[編集]