イジー・レヘチカ

イジー・レヘチカ Jiří Lehečka
2023年モンテカルロ・マスターズでのイジー・レヘチカ
基本情報
国籍	チェコ
出身地	同・中央ボヘミア州ムラダー・ボレスラフ
生年月日	(2001-11-08) 2001年11月8日（23歳）
身長	185cm
体重	80kg
利き手	右
バックハンド	両手打ち
ツアー経歴
デビュー年	2020年
ツアー通算	1勝
シングルス	1勝
ダブルス	0勝
生涯獲得賞金	4,197,842 アメリカ合衆国ドル
4大大会最高成績・シングルス
全豪	ベスト8（2023）
全仏	2回戦（2023）
全英	4回戦（2023）
全米	3回戦（2024）
4大大会最高成績・ダブルス
全豪	3回戦（2023）
全米	1回戦（2022）
国別対抗戦最高成績
デビス杯	ベスト8（2023）
キャリア自己最高ランキング
シングルス	23位（2024年1月15日）
ダブルス	144位（2024年1月15日）
2024年11月3日現在 ■テンプレート  ■プロジェクト テニス

イジー・レヘチカ（Jiří Lehečka, チェコ語発音: [ˈjɪr̝iː ˈlɛɦɛt͡ʃka]; 2001年11月8日 - ）は、チェコ出身の男子プロテニス選手。身長185cm、体重80kg。右利き、バックハンドは両手打ち。ATPツアーでシングルス1勝を挙げている。自己最高ランキングはシングルス23位、ダブルス144位。コーチはミハル・ナヴラーティル。

選手経歴

ジュニア時代

2019年に18歳でチェコ代表としてデビスカップに参加した。

2020年 プロ転向

2020年からプロ転向を果たす。

2021年 チャレンジャー初優勝

2021年6月のミラノ・チャレンジャーのダブルスでチャレンジャー初優勝。翌7月のタンペレ・チャレンジャーでニコラス・キッカーを破りシングルスでチャレンジャー初優勝。8月の全米オープンで初めてグランドスラムの予選に参加し、予選3回戦のイルケル戦まで勝ち進んだ。 2021年シーズンはチャレンジャーのシングルスで2大会優勝・2大会準優勝、ダブルスでは3大会優勝を果たす。年始でシングルス354位・ダブルス482位だった順位は、年末には141位・234位まで上昇した。

2022年 トップ100入り

1月の全豪オープンでは、予選のモー、パーセル、ポプコらを下し、グランドスラム本戦デビュー。1回戦で第26シードのディミトロフと対戦し、3-1で敗れた。2月のABNアムロ世界テニス・トーナメントで予選を勝ち抜き本戦入りすると、1回戦で当時12位のシャポバロフを2-0で下す。続く2回戦のファン・デ・ザンツフープも2-1で下す。10月のストックホルム・オープンでは1回戦で第6シードのグリゴール・ディミトロフを6-4, 1-6, 7-6(5)で下す。2回戦でエミル・ルースブオリに2-6, 2-6で敗退。

2023年 全豪ベスト8 トップ30入り

全豪オープンでは3回戦で第11シードのキャメロン・ノーリーを6-7(8), 6-3, 3-6, 6-1, 6-4のフルセットで、4回戦では第6シードのフェリックス・オジェ＝アリアシムを4-6, 6-3, 7-6(2), 7-6(3)の逆転で下して、グランドスラム初のベスト8進出を果たした。準々決勝では第3シードのステファノス・チチパスに3-6, 6-7(2), 4-6のストレートで敗れた。ウィンストン・セーラム・オープンでは準決勝でセバスチャン・コーダが棄権したことでツアー初の決勝進出となるも、決勝ではセバスティアン・バエスに4-6, 3-6のストレートで敗れ、準優勝を飾った。大会後には世界ランキング29位となり、トップ30入りを果たした。

2024年 ツアー初優勝 トップ25入り

アデレード国際では準決勝でセバスチャン・コーダを6-2, 6-1のストレートで下して決勝進出。決勝ではジャック・ドレイパーを4-6, 6-4, 6-3の逆転で破り、ツアー初優勝を果たして幸先の良いシーズンスタートを切り、大会後にはトップ25入りとなった。3月のBNPパリバ・オープンでは3回戦でアンドレイ・ルブレフを6-4, 6-4、4回戦ではステファノス・チチパスを6-2, 6-4のストレートで下して、マスターズ1000ベスト8進出を果たした。準々決勝ではヤニック・シナーに3-6, 3-6のストレートで敗退。5月のマドリード・オープンでは4回戦でクレーキングのラファエル・ナダルを7-5, 6-4のストレートで破り、ベスト8進出。準々決勝のダニール・メドベージェフ戦では相手の棄権により、マスターズ1000ベスト4進出を果たしたが、準決勝のフェリックス・オジェ＝アリアシム戦で自身が背中の棄権することとなり、初の決勝進出を逃した。10月のアントワープでは決勝進出するも、決勝でロベルト・バウティスタ・アグートに5-7, 1-6のストレートで敗れ、準優勝となった。

成績

略語の説明

W

F

SF

QF

#R

RR

Q#

LQ

A

Z#

PO

G

S

B

NMS

P

NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

シングルス

大会	2021	2022	通算成績
全豪オープン	A	1R	0-1
全仏オープン	A		0-0
ウィンブルドン	A		0-0
全米オープン	Q3		0-0
年別	0-0	0-1	0-1

大会最高成績

大会	成績	年
ATPファイナルズ	A	出場なし
インディアンウェルズ	QF	2024
マイアミ	3R	2023
モンテカルロ	3R	2023
マドリード	SF	2024
ローマ	2R	2023
カナダ	2R	2023
シンシナティ	3R	2024
上海	3R	2024
パリ	1R	2023, 2024
オリンピック	A	出場なし
デビスカップ	QF	2023
Next Gen ATPファイナルズ	F	2022
ユナイテッド・カップ	RR	2023

ATPツアー決勝進出結果

シングルス: 0勝0敗

大会グレード別 グランドスラム (0勝0敗) ATPファイナルズ (0勝0敗) ATPツアー・マスターズ1000 (0勝0敗) ATPツアー・500シリーズ (0勝0敗) ATPツアー・250シリーズ (0勝0敗)

サーフェス別 ハード (0勝0敗) クレー (0勝0敗) グラス (0勝0敗)

結果	No.	決勝日	大会	サーフェス	対戦相手	スコア
準優勝?	1.

ATPチャレンジャーツアー・ITFワールドテニスツアー決勝

シングルス: 5勝6敗

大会グレード別 ATPチャレンジャーツアー (2勝2敗) ITFワールドテニスツアー (3勝4敗)

サーフェス別 ハード (1勝4敗) クレー (4勝2敗) グラス (0勝0敗)

結果	勝-敗	日時	トーナメント	サーフェス	対戦相手	スコア
準優勝	0–1	000000002018-11-01-00002018年11月	F11, ジーチャニ	ハード	トマーシュ・マハーチ	不戦敗
準優勝	0–2	000000002019-05-01-00002019年5月	M25+H, ヤブロネツ・ナド・ニソウ	クレー	パトリック・リクル	6–7(3–7), 3–6
優勝	1–2	000000002020-09-01-00002020年9月	M25, プラハ	クレー	セバスティアン・バエス	3–6, 6–3, 6–4
準優勝	1–3	000000002020-11-01-00002020年11月	M15 イラクリオ	ハード	アドリアン・アンドレーフ	3–6, 4–6
優勝	2–3	000000002021-02-01-00002021年2月	M15 シャルム・エル・シェイク	ハード	Paweł Ciaś	6–1, 6–3
準優勝	2–4	000000002021-04-01-00002021年4月	M25, ビール/ビエンヌ	ハード	ティム・ファン・ライトーフェン	2–6, 2–6
優勝	3–4	000000002021-05-01-00002021年5月	M25, ヤブロネツ・ナド・ニソウ	クレー	ヴィタリー・サチコ	6–2, 6–2
優勝	4–4	000000002021-07-01-00002021年7月	タンペレ	クレー	ニコラス・キッカー	5–7, 6–4, 6–3
準優勝	4–5	000000002021-07-01-00002021年7月	ポズナン	クレー	ベルナベ・サパタ・ミラリェス	3–6, 2–6
優勝	5–5	000000002021-09-01-00002021年9月	ブカレスト	クレー	フィリップ・ホランスキー	6–3, 6–2
準優勝	5–6	000000002021-11-01-00002021年11月	ポー	ハード (屋内)	ラドゥ・アルボット	2-6, 6-7(5-7)

ダブルス: 4勝2敗

大会グレード別 ATPチャレンジャーツアー (3勝1敗) ITFワールドテニスツアー (1敗1敗)

サーフェス別 ハード (1勝1敗) クレー (3勝1敗) グラス (0勝0敗)

結果	勝-敗	日時	大会	サーフェス	パートナー	対戦相手	スコア
準優勝	0–1	000000002018-11-01-00002018年11月	F11, ジーチャニ	ハード	Jiří Barnat	Jiří Jeníček Vojtěch Vlkovský	4–6, 5–7
準優勝	0–2	000000002019-06-01-00002019年6月	プロスチェヨフ	クレー	イジー・ベセリー	フィリップ・オスヴァルト フィリップ・ポラーシェク	4–6, 6–7(4–7)
優勝	1–2	000000002021-04-01-00002021年4月	M25, メーアブッシュ	クレー	ミハエル・ヴルベンスキー	ビクトル・ドゥラソビッチ マルクス・エーリクソン	6–3, 6–3
優勝	2–2	000000002021-06-01-00002021年6月	ミラノ	クレー	ヴィート・コプジヴァ	ダスティン・ブラウン トリスタン＝ザムエル・ヴァイスボン	6–4, 6–0
優勝	3–2	000000002021-07-01-00002021年7月	ポズナン	クレー	ズデニェク・コラーシュ	カロル・ジェヴィエツキ アレクサンダー・ブキッチ	6–4, 3–6, [10–5]
優勝	4–2	000000002021-11-01-00002021年11月	ベルガモ	ハード (屋内)	ズデニェク・コラーシュ	ロイド・グラスプール ハリ・ヘリオヴァーラ	6–4, 6–4

ジュニアグランドスラム決勝

ダブルス: 1勝0敗

結果	年	大会	サーフェス	パートナー	対戦相手	スコア
優勝	2019年	ウィンブルドン	グラス	ヨナーシュ・フォレイテク	リアム・ドラクスル Govind Nanda	7–5, 6–4

外部リンク

• イジー・レヘチカ - ATPツアーのプロフィール （英語）
• イジー・レヘチカ - 国際テニス連盟
• イジー・レヘチカ - デビスカップのプロフィール （英語）