イケカツオ
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イケカツオ | |||||||||||||||||||||||||||
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保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Scomberoides lysan (Forsskål, 1775) | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Doublespotted queenfish |
イケカツオ(Scomberoides lysan、生鰹[2])はアジ科に分類される熱帯性の海水魚の一種である。インド太平洋に広く分布し、礁に生息する。
分布と生息地
[編集]東西には紅海・アフリカ東部からハワイ諸島、マルキーズ諸島、トゥアモトゥ諸島まで、南北には南日本からニューサウスウェールズ州とラパ島まで分布する。水深100メートル以浅の比較的透明度の高い水中に生息する。幼魚は汽水域を含む沿岸の浅海、成魚は礁周辺に生息し、主に単独または小さな群れで行動する[1]。
形態
[編集]最大で全長110センチメートル、体重11キログラムに達することが知られている。全体に銀色で、背びれと尾びれは暗い色であり、側線の上下に暗い斑点の列がある。体の中央部の側線より下にある鱗は鋭い槍状で、皮膚に埋没する。一部のアジ類でみられる稜鱗(ぜんご)は持たない[3]。背びれと臀びれの棘に毒を持つ[4]。
生態
[編集]稚魚は他の魚の鱗や表皮をはぎ取って食べ、成魚は魚や甲殻類を捕食する[5]。 満月の数日後に礁の斜面で産卵を行う[5]。
人間との関係
[編集]釣り魚として捕獲され、釣り餌としても使用されることがある[3]。
出典
[編集]- ^ a b Smith-Vaniz, W.F. & Williams, I. (2016). “Scomberoides lysan”. IUCN Red List of Threatened Species 2016: e.T20434766A115381420 .
- ^ 『美味しいマイナー魚介図鑑』、114頁
- ^ a b Bray, D.J. (2017年). “Scomberoides lysan”. Fishes of Australia. Museums Victoria. 20 November 2019閲覧。
- ^ Bruce W.Halstead; Dana D.Danielson; Wayne J.Baldwin; Paul C.Engen (1972). “Morphology of the venom apparatus of the leatherback fish Scomberoides sanctipetri (Cuvier)”. Toxicon 10 (3): 249–250. doi:10.1016/0041-0101(72)90010-4. PMID 5072090.
- ^ a b Froese, Rainer and Pauly, Daniel, eds. (2024). "Scomberoides lysan" in FishBase. February 2024 version.
参考文献
[編集]- 藤原昌髙『美味しいマイナー魚介図鑑』マイナビ、東京、2015年。ISBN 9784839949419。