イグナーツ・フェリクス・フォン・テーリング=イェッテンバッハ
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イグナーツ・フェリクス・フォン・テーリング=イェッテンバッハ伯爵(ドイツ語: Ignaz Felix Graf von Törring-Jettenbach、1682年11月28日 イェッテンバッハ - 1763年8月18日 ミュンヘン)は、神聖ローマ帝国の軍人。バイエルン選帝侯領の元帥を務めた。
生涯
[編集]1698年にイェズイテンギムナジウム(現ヴィルヘルムギムナジウム)を卒業した後[1]、ザルツブルク大学で法律を学んだ[2]。続いてバイエルン選帝侯マクシミリアン2世エマヌエルの下で大臣と将軍として働き、その死後はバイエルン外相、並びに選帝侯カール・アルブレヒト(後の神聖ローマ皇帝カール7世)の最高顧問と良き友人になった。1741年に勃発したオーストリア継承戦争ではバイエルン軍の最高指揮官を務め、ハプスブルク家のマリア・テレジアに対し戦った。帝国の軍人の中でヴィッテルスバッハ家(バイエルン選帝侯)に味方した数少ない1人である。
また、親フランス王国の外相として、バイエルンとフランスの合邦を目指したが失敗、1753年に解任された。
1747年から1758年まで、ヨハン・バプティスト・グネツラハイナーにテーリング=イェッテンバッハ宮殿を建てさせた。
記念
[編集]現代ではグラーフ・イグナーツ・プレミウム・ピルスナー(Graf Ignaz Premium Pilsner)というビールに名前と肖像画を使用されている[3]。
脚注
[編集]- ^ Max Leitschuh: Die Matrikeln der Oberklassen des Wilhelmsgymnasiums in München. Volume 2: 1680/81–1739/40. München 1971, 740701606, p. 92.
- ^ Virgil Redlich: Die Matrikel der Universität Salzburg 1639–1810. Volume 1, Salzburg 1933, 580669831.
- ^ “Graf Ignaz - Das Besondere” (ドイツ語). Hofbrauhaus Freising. 2018年9月1日閲覧。
参考文献
[編集]- Karl Theodor von Heigel (1894). "Törring, Ignaz Felix Graf v.". Allgemeine Deutsche Biographie (ドイツ語). Vol. 38. Leipzig: Duncker & Humblot. pp. 461–467.