イェンス・ハーラル・ブラトリ
イェンス・ハーラル・ブラトリ | |
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出生名 | Jens Harald Bratlie |
生誕 | 1948年11月22日(75歳) |
出身地 | ノルウェー・オスロ |
学歴 | ノルウェー国立音楽大学博士号取得 |
ジャンル | |
職業 | |
担当楽器 | ピアノ |
活動期間 | 1965年 - |
共同作業者 | オスロ三重奏団 |
イェンス・ハーラル・ブラトリ(Jens Harald Bratlie、1948年11月22日 - )は、ノルウェーのピアニスト。5歳から地元オスロでピアノを学び、1965年にノルウェー国内デビュー。その後パリに留学し、1969年に国際デビューを果たした。以降、ソリストとして世界各国のオーケストラと共演、室内楽奏者やノルウェー国立音楽大学教授としても活躍している。ノルウェー音楽を主なレパートリーとするほか、ロマン派や現代音楽も演奏する。
来歴
[編集]1948年11月22日に生まれたイェンス・ハーラル・ブラトリは、ノルウェーのオスロに育ち、5歳のときにエステル・スコグスルド[訳語疑問点](ノルウェー語版)からピアノを学び始めた。その後8歳から16歳にかけてハンス・ソルムより指導を受けた後、1965年にオスロの大学講堂においてデビューした[1]。
1966年から1968年にかけてはパリの国立高等音楽・舞踊学校に留学しヴラド・ペルルミュテールに師事。1969年には同学の主席に選ばれ、同年ストックホルムとコペンハーゲンにおけるソロ・リサイタルで国際デビューを果たしている[1]。このほか、短期間ロンドンにおいてイローナ・カボスに学んでおり、1970年代に入ってからはロベルト・リーフリンクの薫陶を受けた[1]。
デビュー以降、国内外でソロ・リサイタルを開いているほか、世界各国のオーケストラとも共演している。レパートリーは、エドヴァルド・グリーグやトリグヴェ・マドセンといったノルウェー音楽が中心であるが、フランツ・リスト、フレデリック・ショパン、フランツ・シューベルト、オリヴィエ・メシアンなども演奏する。また1974年以降、スティーグ・ニルソン[注 1]およびオーゲ・クヴァルバインとともにオスロ三重奏団を結成し、室内楽にも取り組んでいる[1][3]。グリーグの協奏曲をはじめとし、ピアノ独奏やノルウェーの現代音楽曲を含む録音も数多くおこなっている[3]。
教育者としては、ノルウェー国立音楽大学においてピアノの助教授(ノルウェー語: amanuensis、1973年 - )、准教授(ノルウェー語: førsteamanuensis、1981年 - )を務めた後、1994年に教授に就任している。主な生徒としては、ホーヴァル・ギムセやトゥール・エスペン・アスポースが挙げられる[1]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]参考資料
[編集]- Bjerkestrand, Nils E. (2020年11月24日). “Jens Harald Bratlie” (ノルウェー語). Store Norske Leksikon. 2021年5月1日閲覧。
- “Stig Nilsson” (ノルウェー語). Store norske leksikon (2020年12月30日). 2021年5月1日閲覧。
- “Jens Harald Bratlie” (英語). The International Edvard Grieg Competition. KODE. 2021年5月1日閲覧。