アーヴィング・ウォーレス
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アーヴィング・ウォーレス(Irving Wallace、1916年3月19日 - 1990年6月29日)は、アメリカ合衆国の小説家、脚本家。
シカゴのユダヤ系の家庭に生まれる。息子はデヴィッド・ワルチンスキー。10代から通俗読み物を書きはじめ、フランク・キャプラの映画に参加する。戦後、映画界から独立して、綿密な調査の上に、ベストセラーとなるようなノンフィクションや小説を書いて成功を収める。
『ザ・マン/大統領の椅子』(ジョゼフ・サージェント監督、1972年)はアメリカ初の黒人大統領の誕生を描き、日本では劇場公開はされなかったがテレビ放送された。
日本語訳作品
[編集]- 『夜の収穫 チャップマン報告』(赤松啓子訳、荒地出版社) 1960年
- 『小説ノーベル賞』(en:The Prize (novel))(大前正臣訳、弘文堂) 1963年
- 『ザ・マン 上 アメリカ黒人大統領の誕生』(en:The Man (Wallace novel))(佐和誠訳、早川書房、ハヤカワ・ノヴェルズ) 1968年
- 『ザ・マン 下 裁かれるアメリカ黒人大統領』(佐和誠訳、早川書房、ハヤカワ・ノヴェルズ) 1968年
- 『陰謀』(菊池光訳、早川書房、ハヤカワ・ノヴェルズ) 1969年、のち文庫
- 『七分間 ポルノグラフィー裁判』(en:The Seven Minutes)(村上博基訳、早川書房) 1971年、のち文庫
- 『Rドキュメント 陰謀サスペンス小説』(en:The R Document)(青木日出夫訳、ベストセラーズ、ワニの本) 1976年
- 『ブック・オブ・リスト 世界なんでもランキング』(en:The Book of Lists)(デヴィッド・ワルチンスキー共著、笠原佳雄編訳、パシフィカ) 1978年
- 『続 ブック・オブ・リスト -世界なんでもランキング』(デヴィッド・ワルチンスキー共著、パシフィカ) 1978年
- 『続続 ブック・オブ・リスト -世界なんでもランキング』(デヴィッド・ワルチンスキー共著、パシフィカ) 1978年
- 『ザ・ワルチンブック 世界の人物・事件百科』(en:The People's Almanac)(デヴィッド・ワルチンスキー共著、井上篤夫ほか訳、集英社) 1980年
- 『ワルチンの人間博物館』(en:The People's Almanac)(デヴィッド・ワルチンスキー共著、井上篤夫編著、ベストセラーズ、ワニ文庫)
- 『替え玉 女スパイ』(en:The Second Lady)(井上一夫訳、ベストセラーズ、ワニの本) 1981年
- 『「新聖書」発行作戦』(en:The Word (novel))(宇野利泰訳、新潮文庫) 1981年
- 改題『イエスの古文書』(扶桑社ミステリー) 2005年
- 『人間博物誌 ワルチンのドキュメント』(en:The People's Almanac)(デヴィッド・ワルチンスキー共著、井上篤夫訳、集英社) 1982年
- 『オールマイティ』(吉野美恵子訳、文春文庫) 1984年
- 『世界おもしろ雑科』(en:The Book of Lists) 1 - 2(デヴィッド・ワルチンスキー共著、大出健訳、角川文庫) 1985年
- 『奇蹟への八日間』(青木久恵訳、文春文庫) 1986年
- 『第七の機密』(en:The Seventh Secret)(中田耕治訳、二見文庫、ザ・ミステリ・コレクション) 1986年
- 『ファン・クラブ誘拐事件』(en:The Fan Club)(宇野利泰訳、新潮文庫) 1986年
- 『大統領の情事』(中山善之訳、光文社文庫) 1989年
- 『ドクターから愛をこめて』(en:The Celestial Bed)(村山汎訳、扶桑社ミステリー) 1989年
- 『快楽の館』(中井京子訳、光文社文庫) 1994年
- 『聖母マリア再臨の日』(青木久惠訳、扶桑社) 2005年
映画
[編集]- 『限りなき追跡』(1953年):脚本
- 『非常線』(1953年):脚本 / 原作
- 『砂漠部隊』(1953年):脚色
- 『地獄へ突込め』(1955年):脚本
- 『果てしなき決斗』(1956年):脚本
- 『B52爆撃隊』(1957年):脚本
- 『ビッグ・サーカス』(1959年):脚本
- 『チャップマン報告(レポート)』(1962年):原作
- 『逆転』 (1963年):原作
- 『恍惚の7分間・ポルノ白書』(1971年):原作
- 『ザ・マン / 大統領の椅子』(1972年)<未> :原作
関連項目
[編集]- 愛を裁けますか - 『七分間 ポルノグラフィー裁判』を原作とする日本のテレビドラマ。