アーロン・クック
基本情報 | |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | ケンタッキー州フォートキャンベル |
生年月日 | 1979年2月8日(45歳) |
身長 体重 |
6' 3" =約190.5 cm 215 lb =約97.5 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 1997年 ドラフト2巡目 |
初出場 | 2002年8月10日 |
年俸 | $9,875,000(2011年)[1] |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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アーロン・レイン・クック(Aaron Lane Cook, 1979年2月8日 - )は、アメリカ合衆国のケンタッキー州出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。
経歴
[編集]ロッキーズ時代
[編集]1997年にドラフト2巡目でコロラド・ロッキーズから指名を受け、7月13日に契約。
2002年8月9日にメジャー初昇格を果たし、8月10日のシカゴ・カブス戦でメジャーデビュー。13点ビハインドの6回表から登板し、2回を投げ本塁打を含む2安打1失点だった。この年は先発での登板も含めて9試合に登板。防御率4.54、2勝1敗という成績を記録した。
2003年は開幕から先発ローテーションに入って投げていたが、成績が振るわなかった為、6月16日にAAA級コロラドスプリングス・スカイソックスへ降格となった。AAA級では2試合に登板し、1勝1敗、防御率2.25だった。7月4日にメジャー昇格となったが、その後も不安定な投球が続き、防御率は6.02という数値になってしまった。
2004年も開幕から先発ローテーション入り。防御率も4.00台をキープしていた。しかし、8月7日のシンシナティ・レッズ戦で、3回に目眩を起こし、降板。病院で検査を受けた結果、両方の肺に血栓がある事が分かり、手術を受ける事になった[2]。8月8日に15日間の故障者リスト入りし、残りのシーズンを欠場した。10月4日に故障者リストから外れた。
2005年3月30日に再び15日間の故障者リスト入りした。7月30日に復帰。13試合の先発登板で7勝2敗、防御率3.67という成績を記録。逆境を乗り越えて復活した選手に贈られるトニー・コニグリアロ賞を受賞した[3]。
2006年1月13日に球団と年俸調停を避け、総額455万ドル(2008年の球団オプション付き)の2年契約を結んだ[4]。今まで、不安定な投球や故障などでシーズン途中での離脱を余儀なくされていたクックだったが、2006年は年間通じて先発ローテーションを守り登板。規定投球回にも達し、防御率4.23を記録した。しかし、QSを18(リーグ10位タイ)[5]を記録したが、リリーフ陣が打たれ、得点の援護に恵まれず9勝(リーグ29位タイ)に終わった[6]。
2007年は8月16日に脇腹の斜筋を痛め、15日間の故障者リスト入りし、そのままレギュラーシーズンを終え[7]、8勝にとどまった。9月16日に60日間の故障者リストへ異動し、10月1日にリストから外れた。10月23日にプレーオフロースターに加わり、球団史上初となったワールドシリーズで3連敗で迎えた第4戦を志願して登板[8]。6回3失点に抑えQSを記録したが、負け投手となりボストン・レッドソックスがワールドチャンピオンとなった。オフの10月31日に2年契約を満了したクックに対し、球団は450万ドルのオプションを行使し、2009年から新たに3年総額3,000万ドル(4年目は球団オプション)で契約延長した[9]。
2008年は6月15日に初のシーズン10勝を達成し、7月1日のパドレス戦では79球でメジャー初完封を達成。また、試合時間はクアーズ・フィールドで行われた試合として最短記録の1時間58分だった[10]。オールスターにも選出され、3回を無失点に抑えた。9月以降は1勝もできなかったが、球団記録の17勝に次ぐ16勝を挙げた[10]。防御率は3.98を記録し、極端に打者有利の本拠地を持つロッキーズ所属の投手として初の「シーズン2桁勝利&防御率4点台未満」を達成した。
2009年も2年連続二桁勝利となる11勝を挙げたが、その後は成績が低下。8月22日に右肩を痛め、残りの試合を欠場した。
2010年8月5日に右足の親指の故障で15日間の故障者リスト入りした。9月3日に復帰したが、9月9日に右脚の骨折で残りの試合を欠場した。
2011年3月31日に指の負傷で15日間の故障者リスト入りし、4月14日に60日間の故障者リストへ異動。6月8日に復帰した。シーズン終了後の10月30日にFAとなった。
レッドソックス時代
[編集]2012年1月20日にボストン・レッドソックスとマイナー契約を結んだ。メジャー昇格を果たせば150万ドルの年俸が支払われる[11]。AAA級ポータケット・レッドソックスで開幕を迎え、5月3日にメジャーへ昇格。しかし、5月6日に左膝の故障で15日間の故障者リスト入りした。6月24日に復帰。この年は18試合に登板し、4勝11敗、防御率5.65だった。オフの10月29日にFAとなった。
ロッキーズ復帰
[編集]2013年1月16日にフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結んだが、3月26日に放出された。3月28日に古巣・ロッキーズとマイナー契約を結んだ。AAA級コロラドスプリングスで8試合に登板し、0勝5敗、防御率8.15と結果を残せず、7月19日に放出された。
選手としての特徴
[編集]この選手としての特徴に関する文献や情報源が必要です。 (2009年1月) |
シンキング・ファストボールが、クック最大の武器。ロッキーズの本拠地であるクアーズ・フィールドは、標高約1600mの地点にある為、グラウンドボールピッチャーが望ましいが、クックは完璧にこのタイプの投手である。また、フォーシームやカットボールも交える事がある。また、2005年から制球力が目覚しく向上した。
詳細情報
[編集]年度別投手成績
[編集]年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2002 | COL | 9 | 5 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | 0 | 1 | .667 | 154 | 35.2 | 41 | 4 | 13 | 0 | 2 | 14 | 0 | 0 | 18 | 18 | 4.54 | 1.51 |
2003 | 43 | 16 | 1 | 0 | 0 | 4 | 6 | 0 | 1 | .400 | 579 | 124.0 | 160 | 8 | 57 | 7 | 8 | 43 | 10 | 0 | 89 | 83 | 6.02 | 1.75 | |
2004 | 16 | 16 | 1 | 0 | 0 | 6 | 4 | 0 | 0 | .600 | 433 | 96.2 | 112 | 7 | 39 | 5 | 7 | 40 | 6 | 1 | 47 | 46 | 4.28 | 1.56 | |
2005 | 13 | 13 | 2 | 0 | 0 | 7 | 2 | 0 | 0 | .778 | 357 | 83.1 | 101 | 8 | 16 | 2 | 2 | 24 | 3 | 0 | 38 | 34 | 3.67 | 1.40 | |
2006 | 32 | 32 | 0 | 0 | 0 | 9 | 15 | 0 | 0 | .375 | 915 | 212.2 | 242 | 17 | 55 | 11 | 7 | 92 | 2 | 0 | 107 | 100 | 4.23 | 1.40 | |
2007 | 25 | 25 | 2 | 0 | 1 | 8 | 7 | 0 | 0 | .533 | 698 | 166.0 | 178 | 15 | 44 | 6 | 6 | 61 | 0 | 0 | 87 | 76 | 4.12 | 1.34 | |
2008 | 32 | 32 | 2 | 1 | 1 | 16 | 9 | 0 | 0 | .640 | 886 | 211.1 | 236 | 13 | 48 | 2 | 4 | 96 | 6 | 0 | 102 | 93 | 3.96 | 1.34 | |
2009 | 27 | 27 | 1 | 1 | 0 | 11 | 6 | 0 | 0 | .647 | 675 | 158.0 | 175 | 19 | 47 | 2 | 2 | 78 | 2 | 0 | 76 | 73 | 4.16 | 1.41 | |
2010 | 23 | 23 | 2 | 0 | 0 | 6 | 8 | 0 | 0 | .429 | 572 | 127.2 | 147 | 11 | 52 | 4 | 4 | 62 | 3 | 1 | 77 | 72 | 5.08 | 1.56 | |
2011 | 18 | 17 | 0 | 0 | 0 | 3 | 10 | 0 | 0 | .231 | 441 | 97.0 | 127 | 9 | 37 | 5 | 5 | 48 | 3 | 0 | 67 | 65 | 6.03 | 1.69 | |
2012 | BOS | 18 | 18 | 1 | 1 | 1 | 4 | 11 | 0 | 0 | .267 | 411 | 94.0 | 117 | 15 | 21 | 1 | 1 | 20 | 2 | 0 | 68 | 59 | 5.65 | 1.47 |
MLB:11年 | 256 | 224 | 12 | 3 | 3 | 76 | 79 | 0 | 2 | .490 | 6121 | 1406.1 | 1636 | 126 | 429 | 45 | 48 | 578 | 37 | 2 | 776 | 719 | 4.60 | 1.47 |
- 各年度の太字はリーグ最高
脚注
[編集]- ^ “Aaron Cook Stats, News, Pictures, Bio, Videos” (英語). ESPN.com. 2012年12月17日閲覧。
- ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2005』廣済堂出版、2005年、421頁頁。ISBN 978-4-331-51093-3。
- ^ Associated Press (2005年12月7日). “Colorado's Aaron Cook wins 'Tony C.' Award” (英語). Sporting News. 2009年1月11日閲覧。
- ^ Associated Press (2006年1月13日). “Rockies, Cook agree to two-year, $4.55 million deal” (英語). ESPN.com. 2009年1月11日閲覧。
- ^ “MLB Baseball Pitching Statistics and League Leaders 2006” (英語). ESPN.com. 2009年1月11日閲覧。
- ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2007』廣済堂出版、2007年、448頁頁。ISBN 978-4-331-51213-5。
- ^ Harding, Thomas (2007年8月15日). “Notes: Cook hurt, so Dessens to start Rockies to call up veteran right-hander from Triple-A” (英語). MLB.com. 2009年1月11日閲覧。
- ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2008』廣済堂出版、2008年、411頁頁。ISBN 978-4-331-51300-2。
- ^ Associated Press (2007年12月11日). “Cook finalizes $30 million extension with Rockies” (英語). ESPN.com. 2009年1月11日閲覧。
- ^ a b 出野哲也 「MLB30球団レポート&全選手シーズン最終成績 コロラド・ロッキーズ/COL 徹底してゴロを打たせ、2時間未満の完封も」『月刊スラッガー』2008年12月号、日本スポーツ企画出版社、2008年、雑誌 15509-11、72頁。
- ^ Mennella, Dan(2012-01-20). Red Sox Sign Aaron Cook. MLBTradeRumors.com(英語). 2012年1月23日閲覧