アームドF
ジャンル | 縦スクロールシューティング |
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対応機種 |
アーケード (AC) 対応機種一覧
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開発元 | 日本物産 |
発売元 | 日本物産 |
ディレクター | たなかたかのり |
デザイナー | こばやしともあき |
プログラマー |
とみやまおさむ ふじわらさとし |
音楽 | 吉田健志 |
美術 |
筒井久弥 くぼたしんじ |
人数 | 1 - 2人(同時プレイ) |
メディア |
業務用基板 (992.00キロバイト) |
稼働時期 |
1988年8月 発売日一覧
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対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
デバイス |
8方向レバー 3ボタン |
CPU | MC68000 (@ 8 MHz) |
サウンド |
Z80 (@ 3.072 MHz) YM3812 (@ 4 MHz) DAC (@ 4 MHz)×2 |
ディスプレイ |
ラスタースキャン 縦モニター 240×320ピクセル 57.00Hz パレット2048色 |
『アームドF』(Armed F)とは、1988年に日本物産(ニチブツ)から稼働されたアーケード用縦スクロールシューティング。キャッチコピーは「リバースするフォーメーションが君のハートを熱くする!!」。
「フォーメーション アームドF」と誤表記される場合があるが、正式には「アームドF」[1]であり「フォーメーション」は付かない[2]。
1990年にPCエンジン用ソフトとして移植された他、アーケード版は2016年にPlayStation 4用ソフト、2019年にNintendo Switch用ソフトとしてアーケードアーカイブスにて配信された。
概要
[編集]1レバー+2ボタンで自機を操作。
アーマーが付くアイテムを入手すると自機の左右両側にアーマーが付く。アーマーは同じ種類のアイテムを続けて取ることにより3段階までパワーアップ可能。アーマーは無敵で、敵の弾を防いだり、敵にめり込ませて攻撃する事ができる。
フォーメーションボタンを押すとアーマーの攻撃方向を前方と後方と切り替えることができる。
Fマークがある状態でフォーメーションボタンを押すと、Fマークをひとつ消費して自機の斜め前方にアーマーを展開させる事ができ、同時に自機のショットがパワーアップする。このときフォーメーションボタンを押すと、アーマーを自機の斜め後方に展開させる。但しアーマーを後方攻撃に切り替えた状態でフォーメーションの効果が切れるとアーマーは後方攻撃のまま固定され、Fマークがある状態で前方へ戻すにはFマークをひとつ消費する必要がある。
- アーマーが付くアイテム
- レーザーアイテム - アーマーの正面から威力の高いレーザーを放つ。
- ボンバーアイテム - アーマーの左右横からショットを放つ。パワーアップすると広範囲をカバーするようになる。
- クラッシャーアイテム - アーマーの左右斜め前方から横長に広がるショットを放つ。
- ミサイルアイテム - アーマーの後方から敵をホーミングするミサイルを放つ。パワーアップすると弾数が増える。
- その他アイテム
- フォーメーションアイテム - Fマークがストックされる。Fマークが2つ以下の時に取るとFマークが3つに、3つの時に取るとFマークが4つになる。
- スピードアイテム - 自機のスピードがアップする。
- 得点アイテム - スコアが1000点増える。
移植版
[編集]No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 売上本数 | 備考 |
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1 | アームドF | 1990年3月23日 |
PCエンジン | ビッグ・クラブ | パック・イン・ビデオ | 2メガビットHuCARD[3] | PV2004 | - | |
2 | アームドF | INT 2016年5月27日[4][5] |
PlayStation 4 (PlayStation Network) |
- | ハムスター | ダウンロード (アーケードアーカイブス) |
- | - | アーケード版の移植 |
3 | アームドF | 2019年3月28日[6][7] |
Nintendo Switch (ニンテンドーeショップ) |
- | ハムスター | ダウンロード (アーケードアーカイブス) |
- | - | アーケード版の移植 |
- PCエンジン版
- パック・イン・ビデオから発売された。アーケード版と異なる部分が複数あり、背景の書き込みが簡略化されている他、敵が発射する弾のアルゴリズムがアーケード版とは異なっていたり、自機と敵・敵弾・障害物との当たり判定もアーケード版より大きい。また、アーケード版のFM音源(OPL)とは大きく異なるPCエンジンの音源の特性などから、音楽や効果音の雰囲気はアーケード版とはかなり異なる。
- PlayStation 4
- アーケードアーカイブスの1作品として配信。アーケード版の移植となる。
- Nintendo Switch
- アーケードアーカイブスの1作品として配信。アーケード版の移植となる。
スタッフ
[編集]- アーケード版
- ディレクター:たなかたかのり
- 企画:こばやしともあき
- メイン・プログラマー:とみやまおさむ、ふじわらさとし
- メイン・デザイナー:筒井久弥、くぼたしんじ
- デザイナー:たなかたかのり
- ミュージシャン:吉田健志
- ハード・デザイナー:しきいさお
- スペシャル・サンクス:きたばたひろし
- PCエンジン版
- プロデュース:飯田英子
- プログラム:かわぐちてるあき、たかみとおる
- デザイン:榊原芳治、こうちあきひろ
- マッピング:かなうちとしあき
評価
[編集]評価 | ||||||||||||||||
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- PCエンジン版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計で23点(満40点)[8]、『月刊PCエンジン』では70・80・75・75・65の平均73点(満100点)、『マル勝PCエンジン』では4・6・6・5の合計21点、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、18.79点(満30点)となっている[3]。
また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で416位(485本中、1993年時点)となっている[3]。
同雑誌1993年10月号特別付録の「PCエンジンオールカタログ'93」では、「このゲームの特徴はオプションのフォーメーションチェンジによる攻撃にある。これによって前だけでなく、後ろへの攻撃も可能だ。多彩な攻撃方法がウリの1つ。不気味な背景が独特の雰囲気をかもしだしている」と紹介されている[3]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | 操作性 | 熱中度 | お買得度 | オリジナリティ | 総合 |
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得点 | 3.41 | 2.95 | 2.91 | 3.43 | 3.00 | 3.09 | 18.79 |
脚注
[編集]- ^ シューティングゲームサイドvol.11 24ページ- マイクロマガジン社 2015年2月12日発行
- ^ 開発者による証言
- ^ a b c d e 「10月号特別付録 PCエンジンオールカタログ'93」『PC Engine FAN』第6巻第10号、徳間書店、1993年10月1日、68頁。
- ^ “『アーケードアーカイブス アームドF』5月27日より配信決定!” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA (2016年5月20日). 2022年7月14日閲覧。
- ^ “PS4「アーケードアーカイブス アームドF」配信決定 懐かしのアーケードゲームをPS4でプレイ” (日本語). GAME Watch. インプレス (2016年5月20日). 2022年7月14日閲覧。
- ^ “『アーケードアーカイブス アームドF』がNintendo Switch向けに3月28日より配信開始、インセクトステージやマシンステージなどのあらゆる世界を戦い抜け!” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA (2019年3月27日). 2022年7月14日閲覧。
- ^ 今藤祐馬 (2019年3月27日). “日本物産のフォーメーション型縦スクロールSTG「アームドF」がNintendo Switchアーケードアーカイブスにて配信決定” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2022年7月14日閲覧。
- ^ a b “アームドF まとめ [PCエンジン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2015年6月28日閲覧。
- ^ a b “Formation Armed F for TurboGrafx-16 (1990)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年4月29日閲覧。