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アーチー・ブラッドリー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アーチー・ブラッドリー
Archie Bradley
マイアミ・マーリンズ #25
アリゾナ・ダイヤモンドバックス時代
(2019年6月11日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 オクラホマ州マスコギー郡マスコギー英語版
生年月日 (1992-08-10) 1992年8月10日(32歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
230 lb =約104.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2011年 MLBドラフト1巡目
初出場 2015年4月11日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

アーチー・N・ブラッドリーArchie N. Bradley, 1992年8月10日 - )は、アメリカ合衆国オクラホマ州マスコギー郡マスコギー英語版出身のプロ野球選手投手)。MLBマイアミ・マーリンズ所属。愛称はハリウッド[1]

経歴

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プロ入りとダイヤモンドバックス時代

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2011年MLBドラフト1巡目(全体7位)でアリゾナ・ダイヤモンドバックスから指名され[2]、プロ入り。契約後、傘下のパイオニアリーグのルーキー級ミズーラ・オスプレイ英語版でプロデビューし、2試合(先発1試合)登板した[2][3]

2012年はA級サウスベンド・シルバーホークス英語版でプレーし、27試合に先発登板して12勝6敗、防御率3.84、152奪三振を記録した[2][3]

2013年はまずA+級バイセイリア・ローハイドでプレーした。ここでは、5試合に先発登板して2勝0敗、防御率1.26、43奪三振を記録した[2][3]。その後、AA級モービル・ベイベアーズへ昇格した。ここでは、21試合に先発登板して12勝5敗、防御率1.97、119奪三振を記録した[2][3]。また、この年はオールスター・フューチャーズゲームに選出された。

2014年はまずAA級モービルでプレーした。ここでは、12試合に先発登板して2勝3敗、防御率4.12、46奪三振を記録した[2][3]。その後、ルーキー級アリゾナリーグ・ダイヤモンドバックスで1試合に先発登板した[2][3]後に、 AAA級リノ・エーシズに昇格した。ここでは、5試合に先発登板して1勝4敗、防御率5.18、23奪三振を記録した[2][3]

2015年は、開幕をメジャーで迎えた[4]。開幕5試合目の4月11日のロサンゼルス・ドジャース戦で、初登板・初先発してメジャーデビューを果たした[5]。この試合では、クレイトン・カーショウと投げ合いメジャー初勝利も記録した[5]。4試合目となった4月28日のコロラド・ロッキーズ戦ではカルロス・ゴンザレスの打球が頭に当たって負傷退場する不運が起きた[6]。5月16日の試合で復帰。6月1日の試合を最後にマイナーに降格した。

2016年は5月下旬からメジャーに定着したものの、8勝9敗、防御率5.02と安定感はなかった。

2017年リリーフに転向して63試合に登板、3勝3敗1セーブ、25ホールド・防御率1.73の好成績を挙げた。与四球率が大幅に改善され、後半は信頼感が増し、抑えフェルナンド・ロドニーに繋ぐセットアップマンの立場を確立した。10月4日のロッキーズとのワイルドカードゲームではパット・ネシェックからポストシーズンでの投手としては初となる三塁打を記録するなど、チームにとって6年ぶりとなるディビジョンシリーズ進出に貢献した[7]

2018年は76試合に登板して4勝5敗3セーブ、ナショナルリーグ最多の34ホールド、防御率3.64、75奪三振を記録した。

2019年は66試合(先発1試合)に登板して4勝5敗18セーブ、7ホールド、防御率3.52、87奪三振を記録した。

レッズ時代

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2020年8月31日にジョシュ・バンミタースチュアート・フェアチャイルドとのトレードで、シンシナティ・レッズへ移籍した[8]。オフの12月2日にノンテンダーFAとなった[9]

フィリーズ時代

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2021年1月18日にフィラデルフィア・フィリーズと600万ドルの単年契約を結んだ[10]。同年は53試合に登板した。オフの11月3日にFAとなった。

エンゼルス時代

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2022年3月18日にロサンゼルス・エンゼルスと375万ドルの単年契約を結んだ[11]。 オフの11月6日にFAとなった[12]

マーリンズ時代

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2023年4月12日にマイアミ・マーリンズとマイナー契約を結んだ[13]。6月13日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[14]

人物

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2016年秋からを伸ばし始めたが、これはダラス・カイケルが髭を伸ばしてサイ・ヤング賞を受賞したからという迷信的理由である[15]

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2015 ARI 8 8 0 0 0 2 3 0 0 .400 161 35.2 36 3 22 1 2 23 0 0 23 23 5.80 1.63
2016 26 26 0 0 0 8 9 0 0 .471 638 141.2 154 16 67 8 4 143 7 2 84 79 5.02 1.56
2017 63 0 0 0 0 3 3 1 25 .500 278 73.0 55 4 21 2 1 79 0 1 14 14 1.73 1.04
2018 76 0 0 0 0 4 5 3 34 .444 296 71.2 62 9 20 1 4 75 2 1 30 29 3.64 1.14
2019 66 1 0 0 0 4 5 18 7 .444 317 71.2 67 5 36 2 5 87 0 0 30 28 3.52 1.44
2020 10 0 0 0 0 1 0 6 0 1.000 45 10.2 13 0 3 0 1 12 0 0 5 5 4.22 1.50
CIN 6 0 0 0 0 1 0 0 2 1.000 28 7.2 4 1 0 0 0 6 0 0 1 1 1.17 0.52
'20計 16 0 0 0 0 2 0 6 2 1.000 73 18.1 17 1 3 0 1 18 0 0 6 6 2.95 1.09
2021 PHI 53 0 0 0 0 7 3 2 13 .700 224 51.0 51 5 22 1 3 40 1 0 24 21 3.71 1.43
2022 LAA 21 0 0 0 0 0 1 2 4 .000 78 18.2 17 1 7 1 0 15 1 0 13 10 4.82 1.29
2023 MIA 4 0 0 0 0 0 0 0 0 39 7.1 13 2 3 0 1 7 1 0 10 9 11.05 2.18
MLB:9年 333 35 0 0 0 30 29 32 85 .508 2116 489.0 472 46 201 16 21 487 12 4 234 219 4.03 1.38
  • 2023年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績

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投手(P)












2015 ARI 8 4 2 0 0 1.000
2016 26 9 9 1 1 .947
2017 63 3 9 1 1 .923
2018 76 3 7 0 1 1.000
2019 66 3 1 0 1 1.000
2020 10 1 1 0 0 1.000
CIN 6 0 1 0 0 1.000
'20計 16 1 2 0 0 1.000
2021 PHI 53 2 4 0 0 1.000
2022 LAA 21 0 0 0 0
2023 MIA 4 0 1 0 0 1.000
MLB 333 25 35 2 4 .968
  • 2023年度シーズン終了時

記録

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MiLB

背番号

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  • 25(2015年 - 2020年8月30日、2023年 - )
  • 23(2020年9月1日 - 2022年)

脚注

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  1. ^ D-backs Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年9月20日閲覧
  2. ^ a b c d e f g h Baseball Reference (Minors)
  3. ^ a b c d e f g Archie Bradley stats MiLB.com
  4. ^ Bradley makes Arizona's opening day roster Baledger.com (英語) (2015年4月3日) 2015年4月13日閲覧
  5. ^ a b Bradley becomes latest to beat Cy Young in debut MLB.com (英語) (2015年4月11日) 2015年4月13日閲覧
  6. ^ Steve Gilbert (2015年4月28日). “D-backs right-hander Archie Bradley was removed after being struck by a line drive”. MLB.com. 2018年4月7日閲覧。
  7. ^ Bradley will 'never forget' huge WC Game triple MLB.com (英語) (2017年10月5日) 2017年10月6日閲覧
  8. ^ Reds Acquire Archie Bradley” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年8月31日閲覧。
  9. ^ Reds Non-Tender Archie Bradley” (英語). MLB Trade Rumors. 2020年12月3日閲覧。
  10. ^ Phillies Sign Archie Bradley” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年1月18日閲覧。
  11. ^ Press release: Angels sign Archie Bradley”. MLB.com. 2022年3月19日閲覧。
  12. ^ 131 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). mlbplayers.com (November 6, 2022). November 14, 2022閲覧。
  13. ^ “Archie Bradley agrees to minor league deal with Marlins”. ESPN.com. (2023年4月14日). https://www.espn.com/mlb/story/_/id/36187142/archie-bradley-agrees-minor-league-deal-marlins 2023年6月20日閲覧。 
  14. ^ “Marlins’ Archie Bradley: Selected from Jacksonville” (英語). CBS Sports. (2023年6月13日). https://www.cbssports.com/fantasy/baseball/news/marlins-archie-bradley-selected-from-jacksonville/ 2023年6月20日閲覧。 
  15. ^ Slugger 2017年12月号増刊 2017MLB総決算:メジャーリーガー555人&全30球団通信簿 94頁

関連項目

[編集]

外部リンク

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