アークヒルズフロントタワー
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アークヒルズ フロントタワー ARK Hills Front Tower | |
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施設情報 | |
所在地 | 東京都港区赤坂二丁目23-1 |
状態 | 完成 |
着工 | 2009年(平成21年)2月[1] |
竣工 | 2011年(平成23年)1月31日[1] |
用途 | 事務所・店舗・共同住宅・駐車場[1] |
地上高 | |
最頂部 | 106m |
高さ | 98.39m[1] |
各種諸元 | |
階数 | 地上22階地下1階 塔屋1階[1] |
敷地面積 | 2,006.45 m² [1] |
建築面積 | 1,251.61 m² [1] |
延床面積 | 24,823.41 m² [1] |
構造形式 | 鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造)[1] |
エレベーター数 | 10基[1] |
戸数 | 41戸(賃貸戸数38戸)[2] |
駐車台数 | 71台[1] |
関連企業 | |
設計 | 森ビル一級建築事務所・プランテック総合計画事務所・山下設計・建築設備設計研究所・大成建設一級建築事務所[1] |
施工 | 大成建設[1] |
デベロッパー | 森ビル[1] |
管理運営 | 日鉄興和不動産・森ビル |
アークヒルズ フロントタワーは、東京都港区赤坂二丁目にある超高層ビルである。
概要
[編集]アークヒルズの面する六本木通りを挟んだ向かい側の赤坂二丁目に、2011年、竣工した複合ビルである[3][2]。アークヒルズの正面に立っていることから、この名称となった。
地上22階地下1階建て。1階に店舗、2階および13階から21階がオフィス、6階から12階を住宅、3階から5階部分は駐車場として制震装置を集約した[2]。森ビルが市街地住宅総合設計制度を使って開発にあたり、ビル内に住宅を設けることで、容積率の割増を受けた[4]。
2012年7月、旧 興和不動産(現:日鉄興和不動産)の出資するSPCがオフィス部分および駐車場部分の区分所有権の一部を取得した[5]。
特徴
[編集]近接する首都高速道路と同じ高さで、居住やオフィスとしては環境の悪い3-5階部分には通常は地下などに配置されることが多い駐車場を挟み込み、その上下にオフィスや住居などのテナント部分を配置するという珍しいフロア構成になっている。 これはアークヒルズフロントタワーは、都心のオフィス街に立地し、ビル内の住宅は眺望よりも利便性を売りにできると考え、広めのリビングスペースを確保して、住みながら働くといった使い方を想定しているため、通常の複合ビルとは逆に住宅層を下層階に、オフィス層を上層階に配置した[4]。また、駐車場のあるフロアに超高層ビルで初めて制震装置を集約したほか、竣工当時としては都内最大級のルーフガーデンも設けた[2]。
周辺施設
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n 『近代建築』2011年4月号 p.86
- ^ a b c d “不動産ニュース 東京・赤坂の複合ビル「アークヒルズフロントタワー」を竣工/森ビル”. 不動産流通研究所. (2011年2月4日) 2019年10月22日閲覧。
- ^ 『高さ約100mの複合ビル「アークヒルズ フロントタワー」竣工25周年を迎える「アークヒルズ」が進化』(プレスリリース)森ビル、2011年2月3日 。2019年10月22日閲覧。
- ^ a b 『タワーシティ 超高層のあるまち』p.55
- ^ 『アークヒルズフロントタワーの一部取得に関するお知らせ』(プレスリリース)興和不動産、2012年7月17日 。2019年10月22日閲覧。
参考文献
[編集]- 日経アーキテクチュア編 『タワーシティ 超高層のあるまち』日経BP社、2013年。ISBN 482227473X