アヴィグドル・ダガン
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アヴィグドル・ダガン(Avigdor Dagan, 1912年6月30日 フラデツ・クラーロヴェー - 2006年5月28日 エルサレム [1])は、チェコ出身のイスラエルの作家。もとの名前はヴィクトル・フィシュル(Viktor Fischl)。
カレル大学法学部を卒業し、外交官になる。1936年、ナチスを避けイギリス(ロンドン)に出国。終戦後に帰国するが、1948年クーデターによりイスラエルに出国、現在の名前に改名。
1950年代半ば、駐日イスラエル公使館で臨時代理公使を務めたことがある[2]。
外交官と作家を兼ねたが、1977年以降は作家活動にのみ没頭。
詩人として出発し、のちに短編作家として知られるようになった。作品は1990年代にチェコにおいて(ほかの地域と比べ)最も多く出版された。
作品・文献案内
[編集]- 「鶏鳴」 1975年
- 「人形時計」 1982年
- 「宮廷の道化師たち」 1990年
- 『宮廷の道化師たち』(千野栄一・姫野悦子 訳 / 集英社 / ISBN 4-08-773350-5 / 2001年9月)
- 「エルサレムのカフカ」 1996年
- 「古いシルクハットから出た話」 1998年
- 『古いシルクハットから出た話」(阿部賢一他訳/成文社/ISBN 4-91-573063-8/2008年1月)
脚注
[編集]- ^ “Remembering Viktor Fischl, a writer and diplomat with the gift of seeing things from the other's point of view”. 2011年7月25日閲覧。
- ^ 鹿島守之助『日本外交史 別巻3』(鹿島研究所出版会、1974年)、p.653