アン=ファトゥマタ・ンベロ
獲得メダル | ||
---|---|---|
フランス | ||
柔道 | ||
世界団体 | ||
銀 | 2018 バクー | 70kg超級 |
アン=ファトゥマタ・ンベロ(Anne Fatoumata M'Bairo、1993年2月13日 - )はフランスの柔道家。階級は78kg超級[1][2]。
経歴
[編集]2013年のユニバーシアード団体戦で3位になった[2]。2017年のフランス語圏競技大会78kg超級で優勝すると、ユニバーシアードでは3位になった[2]。2018年の世界団体では2位だった[1]。グランドスラム・アブダビでは決勝でベラルーシのマリナ・スルツカヤに敗れて2位となった[1]。2019年のグランドスラム・エカテリンブルグでも決勝でブラジルのマリア・アルテマンに敗れて2位だった[1]。
暴行騒ぎ
[編集]異性関係の縺れから63kg級の選手であるクラリス・アグベニューと対立することになったンベロは、2013年4月12日にINSEPにおいてロンドンオリンピック銅メダリストである52kg級のプリシラ・ネト、63kg級のランセイ・サン・サン・ムワ、70kg級のファニー=エステル・ポスビト及び78kg級のマドレーヌ・マロンガを引き連れたアグベニューに寝室に入り込まれると、アグベニューと激しい口論になった挙句、何度となく殴りつけられた。この暴行でンベロは肩を負傷して嘔吐も引き起こしたという[3]。5月16日にフランス柔道連盟の規律委員会は、暴行の主犯であるアグベニューに執行猶予付きの1年間に渡る大会の出場停止、従犯のネト他4名に執行猶予付きの3ヶ月に渡る大会の出場停止処分を科した[4]。しかしながら、フランス柔道連盟がアグベニューらに示した寛大な処置に納得のいかないンベロ側は、この一件をパリの裁判所へ訴えるに至った。2014年7月にパリの裁判所はアグベニューに対して、ンベロへ2780ユーロの支払いと、70時間の社会奉仕活動を言い渡した。ネト他4名は無罪となった[5]。
IJF世界ランキングは3175ポイント獲得で12位(18/4/22現在)[6]。
主な戦績
[編集]- 2013年 - ユニバーシアード 団体戦 3位
- 2016年 - ベルギー国際 優勝
- 2017年 - アフリカオープン・チュニス 優勝
- 2017年 - フランス語圏競技大会 優勝
- 2017年 - ユニバーシアード 3位
- 2017年 - グランプリ・ザグレブ 3位
- 2017年 - 世界選手権 (無差別) 7位
- 2017年 - グランドスラム・東京 5位
- 2018年 - グランプリ・トビリシ 3位
- 2018年 - 世界団体 2位
- 2018年 - グランドスラム・アブダビ 2位
- 2018年 - グランプリ・ロッテルダム 3位
- 2019年 - グランドスラム・エカテリンブルグ 2位
- 2019年 - ヨーロッパ競技大会団体戦 3位
- 2019年 - グランドスラム・アブダビ 2位
(出典[1])。
脚注
[編集]外部リンク
[編集]- アン=ファトゥマタ・ンベロ - JudoInside.com のプロフィール
- アン=ファトゥマタ・ンベロ - 国際柔道連盟