アン・ヘイウッド
アン・ヘイウッド Anne Heywood | |
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1969年『0の決死圏』 | |
本名 | Violet Pretty |
生年月日 | 1932年12月11日(91歳) |
出生地 | イングランドバーミンガムハンズワース |
職業 | 女優 |
活動期間 | 1951年 - 1989年 |
配偶者 |
レイモンド・ストロス(1960年11月12日 - 1988年7月31日、死別、子供2人) ジョージ・ダンジグ・ドルーク(1991年 - ) |
主な作品 | |
『女狐』 |
アン・ヘイウッド(Anne Heywood、1932年12月11日[1] - )は、イギリスの女優。
来歴
[編集]ヴァイオレット・プリティとしてイングランドバーミンガムハンズワースに生まれる[1][2]。1950年に本名でミス・グレートブリテンに輝いている[3]。
一時期、タレントスカウトでテレビ・ラジオ司会者のキャロル・リーバイスのアシスタントとなり、全国の劇場を巡る彼の人材発掘ショーに帯同した。その後ロンドンの演劇学校LAMDA(London Academy of Music and Dramatic Art)に通った。1950年代初めから映画に出演するようになる。脇役からスタートしたが、徐々に主役級へとステップアップした[1]。
特筆すべき出演映画の1つがD・H・ローレンスの小説を映画化した『女狐』(1967年)である。サンディ・デニスと共演したこの作品は、レズビアンを主題としたために公開当時は物議を醸した[4]。1970年代には、イタリアで製作されたジャッロ映画に何作か出演した。
1980年代に入ると彼女の仕事は減少した。1988年、エドワード・ウッドワードが主演するアメリカ合衆国のテレビドラマ『ザ・シークレット・ハンター』にマノン・ブレバード・マーセル役でゲスト出演。翌年、同じマノン役で出演したテレビ映画『Memories of Manon』が最後の作品となる[2]。
ヘイウッドは映画プロデューサーのレイモンド・ストロスと結婚していた。ストロスは『抵抗する勇士』、『The Brain』、『The Very Edge』、『Ninety Degrees in the Shade』、『女狐』、『強奪超特急』、『I Want What I Want』、『さよならミス・ワイコフ』など、彼女の主演映画の大半を製作している。夫が1988年に亡くなるとヘイウッドは引退し、その後スクリーン上に現れることは無かった。1991年、元ニューヨーク州副司法長官のジョージ・ダンジグ・ドルークと再婚、2人はカリフォルニア州ビバリーヒルズに住んでいる[2]。
主な出演作
[編集]年 | タイトル | 役名 | 備考 |
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1951年 | Lady Godiva Rides Again | ドロシー・マーロウ | ヴァイオレット・プリティ名義 |
1953年 | Street Corner | スーザン | |
1956年 | Find the Lady | 受付係 | |
スピードを盗む男 | ガブリエラ | ||
1957年 | The Depraved | ローラ・ ウィルトン | |
Doctor at Large | エメラルド | ||
気球に乗って来た王子 | グリニス | ||
1958年 | 暴力のメロディー | キャサリン・マーフィー | |
1959年 | The Heart of a Man | ジュリー | |
大洪水 | エリザベス・マシューズ | ||
上と下 Upstairs and Downstairs |
ケイト | ||
1960年 | カルタゴ Cartagine in fiamme |
フルヴィア | |
抵抗する勇士 | ニーブ・ドネリー | ||
1961年 | Petticoat Pirates | 一等航海士 アン・スティーヴンス | |
1962年 | The Very Edge | トレーシー・ローレンス | |
Stork Talk | リサ・ヴァーノン | ||
The Brain | アンナ・ホルト | ||
1965年 | Ninety Degrees in the Shade | アリーナ | |
1967年 | 女狐 The Fox |
エレン・マーチ | ゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ドラマ部門) ノミネート[5] |
1969年 | ロザリオの悲しみ | ヴァージニア・デ・レイバ | |
強奪超特急 | シルヴィア・ジルー | ||
0の決死圏 The Chairman |
ケイ・ハンナ | ||
1972年 | The Killer Is on the Phone | エリナー・ローレン | |
I Want What I Want | ロイ/ウェンディ | ||
1973年 | 修道女ジュリアの告白/中世尼僧刑罰史 | マザー・ジュリア | |
トレイダー・ホーン Trader Horn |
ニコール・マーサー | ||
1974年 | 楡の木陰の愛 | 第25回ベルリン国際映画祭参加作品[6]、伊: "La prima volta sull'erba" | |
1979年 | Un'ombra nell'ombra | カルロッタ・ロードス | 英題: Ring of Darkness、DVDタイトル: Satan's Wife |
さよならミス・ワイコフ Good Luck, Miss Wyckoff |
イブリン・ワイコフ | ||
1984年 | SF謎の地底人発見 | フリーダ・シェリー |
脚注
[編集]- ^ a b c Hal Erickson. “Anne Heywood”. The New York Times. 2015年6月23日閲覧。
- ^ a b c Mike Lockley (2014年2月15日). “Appeal to honour Hollywood queen from Handsworth on Walk of Stars”. Birmingham Mail.co.uk. 2015年6月23日閲覧。
- ^ “History of Miss Great Britain. Previous Winners”. Miss Great Britain.co.uk. 2015年6月23日閲覧。
- ^ Sterritt, David. “The Fox”. Turner Classic Movies. 2015年6月23日閲覧。
- ^ “Browse Results: Anne Heywood”. HFPA. 2015年6月23日閲覧。
- ^ “25th Berlin International Film Festival 1975”. FilmAffinity.com. 2015年6月23日閲覧。