アンビションDXホールディングス
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
略称 | アンビション |
本社所在地 |
日本 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前2-34-17 住友不動産原宿ビル18階 |
設立 | 2007年9月14日 |
業種 | 不動産業 |
法人番号 | 4011001072940 |
事業内容 | 賃貸仲介事業、プロパティマネジメント事業、インベスト事業、不動産DX事業、少額短期保険事業、海外システム事業、インキュベーション事業 |
代表者 | 清水剛(代表取締役) |
資本金 | 3億7978万0000円 |
従業員数 | 273名(グループ総社員数) |
主要子会社 | #連結子会社参照 |
外部リンク | https://am-bition.jp/ |
特記事項:宅建業免許番号 国土交通大臣(3)第8023号 |
株式会社アンビションDXホールディングス(英: AMBITION DX HOLDINGS Co.,Ltd.)は2007年に設立された不動産会社。
賃貸仲介事業、プロパティマネジメント事業、インベスト事業、不動産DX事業、少額短期保険事業、海外システム事業、インキュベーション事業を展開している。
東京23区内のデザイナーズマンションを中心に借り上げた居住用不動産を転貸するサブリースがメイン事業となっている。2016年からAIチャットなどの人工知能技術(AI)を活用した自動接客システムの導入[1]、2017年からは不動産におけるブロックチェーンの実証実験[2]など、「不動産×IT」をコンセプトに事業を行なっている。
概要
[編集]アンビションDXホールディングスの前身であるAMBITIONは2007年9月、現・代表取締役の清水剛氏が設立した。東京23区を中心として、借り上げたマンションを転貸するサブリース事業および賃貸仲介を行う店舗展開。2012年には不動産売買を行うインベスト事業を開始した。
AMBITIONは創業7年目の2014年9月16日、東証マザーズに株式上場 [3]。公開株式数は61万6,000株で、初値は公開価格960円を62%上回る1,555円だった[4]。
株式上場後は、サブリース事業を強化。さらには2015年、神奈川県で賃貸仲介店舗を展開する株式会社VALORをM&Aで100%子会社化[5]。店舗網の拡充を図った。
2017年には投資用デザイナーズマンションの開発、売買、賃貸借、管理、仲介を手掛けるヴェリタス・インベストメントをM&Aで100%子会社化。プロパティマネジメント事業の強化を進めた[6]。
その後、顧客満足度の向上を目的としたカード決済、賃貸保証業務、民泊募集の代行サイト[7]、不動産物件の売却を見据えて投資家を多数抱える団体との提携などによる集客力の強化を進めていく。
さらには労働集約型の産業である不動産業界の変革を目指す、として、AI(人工知能)を取り入れた自動接客システム「AI チャットルームピア」など、不動産事業へのIT導入を加速[8]。そうした背景から、2018年には不動産向けのシステム開発を手掛ける株式会社 PC-DOCTORSをM&Aで100%子会社化。不動産テック事業を開始した[9]。
2021年4月には「情報処理の促進に関する法律の一部を改正する法律」に基づく認定制度「DX認定制度」の認定事業者に選定された[10]。また、2021年10月、「DXによって不動産ビジネスを変革し、デジタルとリアルを融合した唯一の不動産デジタルプラットフォーマーになる」というビジョンを打ち出し、商号を現在の「アンビションDXホールディングス」に変更した[11]。
沿革
[編集]- 2007年 9月 - AMBITION(現:アンビションDXホールディングス)設立
- 2007年11月 - 本社を東京都目黒区に移転
- 2007年12月 - プロパティマネジメント事業開始。賃貸仲介事業開始
- 2010年 1月 - ジョイント・コーポレーションのグループ会社であるジョイント・ルームピア(現・アンビション・エージェンシー)をM&Aで100%子会社化
- 2012年 3月 - 本社を東京都渋谷区桜丘町に移転
- 2012年 5月 - インベスト事業開始
- 2014年東京証券取引所マザーズ市場に株式上場 9月 -
- 2015年 4月 - 事務代行業として、AMBITION VIETNAM CO.,LTDを設立
- 2015年神奈川県にて賃貸仲介店舗を展開する株式会社VALORをM&Aで100%子会社化 6月 -
- 2015年11月 - 本社を東京都渋谷区神宮前に移転
- 2016年11月 - ホープ少額短期準備会社(現:ホープ少額短期保険)を設立[12]
- 2017年10月 - 投資用デザイナーズマンションの開発、売買、賃貸借、管理及び仲介を業とする株式会社ヴェリタス・インベストメントをM&Aで100%子会社化
- 2019年 7月 - 学生向け賃貸物件仲介事業部門を独立させ、アンビション・レントを設立。法人向け賃貸物件仲介事業部門を独立させ、アンビション・パートナーを設立
- 2019年[13] 7月 - RPAを活用した入力業務代行サービスを運営する事業会社として、RPAテクノロジーズとの合弁会社のRe-Tech RaaS (リテックラース)を設立
- 2021年[14] 6月 - ブロックチェーン開発企業のアーリーワークスと資本提携
- 2021年10月 - 「株式会社アンビションDXホールディングス」に商号変更[15]
加盟団体
[編集]- 公益社団法人全国宅地建物取引業保証協会
- 公益社団法人東京都宅地建物取引業協会
- 公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会
- 公益財団法人日本賃貸住宅管理協会
- 一般社団法人DX不動産推進協会
連結子会社
[編集]- 株式会社VALOR
- AMBITION VIETNAM CO.,LTD
- 株式会社ホープ少額短期保険
- 株式会社ヴェリタス・インベストメント
- 株式会社アンビション・エージェンシー
- 株式会社VISION
- 株式会社アンビション・レント
- 株式会社アンビション・パートナー
- アンビション・ベンチャーズ
- 株式会社 Re-Tech RaaS
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 「アンビション、最先端人工知能技術を活用した自動接客システム「AIチャット ルームピア」をイタンジと共同開発」IoTNEWS 2016年4月22日付
- ^ 「AMBITIONが続伸、ブロックチェーン実験の新展開を材料視」会社四季報ONLINE 2017年2月21日付
- ^ フィスコ企業調査レポート
- ^ 「IPO=AMBITIONの初値は1555円、公開価格を62.0%上回る」MORNINGSTAR 2014年9月19日付
- ^ 「AMBITION〈3300〉、横浜の不動産賃貸管理VALORを子会社化」財経新聞2015年7月1日付
- ^ 「AMBITION---ヴェリタス・インベストメントの完全子会社化後、初の開発物件の販売開始を発表」ロイター 2017年12月4日付
- ^ 「株式会社AMBITIONと民泊事業において業務提携のお知らせ」アドベンチャー プレスリリース 2016年6月7日付
- ^ 「イタンジ株式会社は株式会社AMBITIONと共同開発した、人工知能を用いた自動接客システム「AIチャット ルームピア」のサービス提供を開始しました。」イタンジプレスリリース 2016年4月22日付
- ^ 「AMBITIONは不動産向けのシステム開発を手掛けるPC-DOCTORSの株式を取得し子会社化」財経新聞2018年12月25日付
- ^ 「DX認定制度」情報処理推進機構
- ^ 「アンビションが社名変更 DXやベンチャー投資に注力」日本経済新聞2020年8月13日付
- ^ 「AMBITION 子会社のホープ少額短期保険の開業を発表」財経新聞 2017年7月25日付
- ^ 「[https://venturetimes.jp/venture-news/manufacturing/45344.html RPAテクノロジーズ「BizRobo!」×AMBITION不動産業界向けRPA・AIサービスを提供する「株式会社Re-TechRaaS(リテックラース)」を設立」Venture Times 2019年7月19日付
- ^ 「AMBITION、アーリーワークスと資本参加を含む業務提携契約」MORNINGSTAR 2021年6月23日付
- ^ 「AMBITIONがアンビションDXホールディングスへ社名変更」全国賃貸住宅新聞 2021年10月4日付