アンバトゥヴィ鉱山
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Ambatovy | |
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所在地 | |
所在地 | Moramanga |
地方 | Atsinanana and Alaotra Mangoro |
国 | マダガスカル |
座標 | 南緯18度50分46秒 東経48度18分14秒 / 南緯18.846度 東経48.304度座標: 南緯18度50分46秒 東経48度18分14秒 / 南緯18.846度 東経48.304度 |
生産 | |
産出物 | ニッケル コバルト Ammonium sulfate |
歴史 | |
開山 | 2007 |
所有者 | |
企業 | 住友商事 (54.17%)[1] South Korean consortium |
ウェブサイト | ambatovy |
プロジェクト:地球科学/Portal:地球科学 | |
アンバトゥヴィ鉱山は、マダガスカル内陸部のアラウチャ・マングル地域圏にあるニッケル・コバルト鉱山。1995年にフェルプスドッジ社が採掘権を得て、2004-2005年に権利をカナダ企業の Dynatec Mining Limited 社に売却した[2]。同社がアンバトゥヴィ鉱山を建設し、欧州投資銀行を含む国際プロジェクトとした[3][4]。Dynatec Mining Limited 社はシェリット・インターナショナル社に買収され、その後、鉱山の運営の大部分が日本の住友商事により担われることになった[4]。
熱帯雨林の中に広さ 1,600 ヘクタールの露天掘り鉱があり、掘り出された鉱石は、ここからスラリー・カナルにより200キロメートル離れたトゥアマシナの精錬所へと運ばれる。精錬所は合計で広さ 750ヘクタールの、残土を埋めるための池沼群を備える。残土の一部は海にも流され、これに抗議する漁民もいる[5]。
2020年にはマダガスカルでも新型コロナウィルス感染症のパンデミックが発生し、鉱山は生産を停止したが、それまでは、毎年60,000トンの精錬済みニッケルと、5,600トンの精錬済みコバルトを生産し続けた[6][4]。
マダガスカルの歴史の中で、アンバトゥヴィ鉱山は最大の投資案件である[7]。鉱山は10,000人の雇用を生み出し、同国の税収の27パーセントを供出する[4]。その一方で鉱山は環境問題も引き起こしている[3]。
出典
[編集]- ^ Desai, Pratima (2021年8月27日). “Cobalt producer Ambatovy makes surprise pick of Stratton as marketing partner”. Reuters. 2022年7月16日閲覧。
- ^ “NICKEL EXPLORATION – Dynatec to acquire all of Ambatovy”. Canadian Mining Journal (2005年2月2日). 2021年9月9日閲覧。
- ^ a b Randrianarisoa, Riana Raymonde; Soustras, Laurence (23 November 2017). “The Ambatovy Nickel mine in Madagascar has caused numerous environmental problems” (英語). The Ecologist 8 June 2021閲覧。
- ^ a b c d Mandimbisoa, R. (25 February 2021). “Mines: Ambatovy reprend sa production en mars” (フランス語). Madagascar Tribune 8 June 2021閲覧。
- ^ Raymonde Randrianarisoa, Riana; Soustras, Laurence (2018年6月27日). “Uncertainty around Madagascar mine in wake of cyclone”. Mongabay Environmental News 8 June 2021閲覧。
- ^ Dykes, Jacob (13 August 2020). “No net loss: can development projects offset damage to biodiversity by boosting nature elsewhere” (英語). Geographical Magazine 8 June 2021閲覧。
- ^ Widman, Marit (2014-01-02). “Land Tenure Insecurity and Formalizing Land Rights in Madagascar: A Gender Perspective on the Certification Program”. Feminist Economics 20 (1): 130–154. doi:10.1080/13545701.2013.873136.